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レストラン訪問記:神戸市(三宮駅)「ぺるしえ」(掲載のみ)

三宮のカジュアルフレンチのお店で食事をしてきました。

シェフは、かつてアラン・サンドランス時代の、元三つ星店「ルカ・カルトン」でちょっとした研修をした経験があるようで、トイレにその証明書が飾ってありました。「ルカ・カルトン」に伺った際に頂いてきたメニューにあったロゴと同じものがその書面の上に記載されていて、当時を懐かしく思い出していました。

さて、こちらはカウンターのみのこぎれいな空間で、殺風景とも言えるのですが、カジュアルな雰囲気の中で気楽に食事が楽しめる場所とも言えます。


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テーブルセッティング

お料理は完全にビストロあるいは手料理といって良いくらい気取りがないものでした。ビストロと思って伺う分にはありでしょうが、味付けに少しだけ甘味が感じられたりしていて、私の舌には合わなかったようです。

それでも食材はそれなりに良いものを使っているようにも思いましたので、合う方もいらっしゃると思います。

今回は魚と肉がつく比較的重いコースでしたが、日替わりと思われるメニューの中から一番軽いものをまず食べてみて自分に合うか判断されるのが良いでしょう。


(いただいたもの)

ランチのフルコース5280


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つきだし:クレープ スモークサーモン 玉ねぎ ホワイトソース
(→素朴な風貌と味です。それでも温かいのは嬉しいです。サーモンが入っているので安定の美味しさがあります。ただ、生地は繊細さが全くなく、ビストロ料理と理解しました。持って食べる間に、中の汁がこぼれてしまうのは、工夫が足りないと感じてしまいました。)


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前菜:コンソメジュレ かぶらのムース 天草産雲丹
(→清々しいお味でした。かぶらのムースは甘くて良いです。雲丹が入っていますが、ややさっぱりしたお味でした。ジュレもあっさりです。天草のウニはそれでも濃厚でした。ただ、おそらくシェフのスペシャリテなのでしょうが、寒い季節なのに、冷たいお皿を出すのはどうなのかと思いました。食べ手のことを考えたらもう少し工夫が欲しいですね。)


パン 
(→温めないでの提供ですが、バターはありました。もちっとした食感のほんのり甘みのある全粒粉のパンで、悪くないです。あっさりのバターとよく合っていました。)


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前菜:サラダ 鰆、ハリイカの炭火焼き ズワイガニ(紅ズワイガニ?)のパプリカ詰め からすみ  他野菜各種
(→サラダなので全体としては冷たいお皿ですが、魚は炭火で焼いた後でやや温かいです。色々な食材がごった煮のように盛り込まれていて、ビストロ料理と思いつつも、正直あまりセンスを感じませんでした。ただお魚や蟹、からすみ、お野菜それぞれはいい味でした。)


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スープ:新玉ねぎとセコガニのスープ
(→熱々のスープがようやく登場です。温かいの待っていました。これを一発目に出して欲しかったです。新玉ねぎは良い香りですがだが、セコガニは感じられませんでした。)


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魚料理:馬面はぎの炭火焼き 菊芋のフォンダン サフランのソース むかご
(→下に一面に敷かれた菊芋はやはり香っていました。魚は、弾力があるのですが硬くなりすぎてはおらず、半透明に仕上がっていて、いいお味でした。)


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肉料理:和牛頰肉の赤ワイン煮込み
(→苦味が先行していました。素材も調理も良いはずですが、素直に美味しい!と思えないのが不思議でした。こちらの体調に問題があったのでしょうか。もしかしたら味付けがいまひとつだったかもしれません。要は口に合わないということでしょう。)


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デセール:プリン ミカンのソルベ 苺のマリネ コーヒーのチュイル
(→デセールは、ソルベが濃くて美味しく、プリンもなめらかで美味しいです。ただ、単体では美味しいデセールも、盛り方が小さい皿にごちゃっと盛っていて、あまり美味しそうに見えませんでした。そういうところがやはり残念な気がします。)


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食後のお茶:紅茶
小菓子 紅玉のミニタルト

(→ハーブティーの用意はありませんでした。タルトはリンゴが旬で良いのでしょうが、アップルパイを美味しいと思えない人間なので、特に美味しく感じられませんでした。これはこちらの問題ですね。)





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レストラン訪問記:西宮市(甲陽園駅)「子孫」(★★★)

2016年を最後に久しく出ていない兵庫版で三つ星評価の同店ですが、機会があって伺ってきました。お一人様での予約は受けていませんので、二人以上で予定を組む必要があります。

三つ星ともなると期待は高まるもので、寒くなったこの季節に、最初の方に、みぞれにして温かいお椀を出してくれたり、最後の甘味についても温かいお汁粉風のものを出してくれて、心配りが感じられ、そこはさすがと思いました。

ただ、最初の温かい汁物から始まって、総じて良い質のお料理を出していただけた一方で、三つ星に期待する感動や驚きは残念ながらありませんでした。

お昼の一番軽いミニ会席での利用ということだから仕方ないのかなと思ったりもしますが、ランチコースでも素晴らしい料理を出す三つ星はありますので、それを言い訳にはできないでしょう。

最初の白湯というか青紫蘇香煎が出てきて、ついで食前酒という流れでしたが、その後のお料理の数とのバランスからすると、二つもいらないのではと思ってしまいました。風流を解しない客、ということなのかもしれませんが、食前酒だけで良いでしょう。さらにいうと、食前酒は季節の香りを入れるとか、季節柄、燗して提供するとか、の工夫が欲しいところでした。

また、白子豆腐に続いて、お椀にセイコ蟹の真丈と、似たような料理方法のものが出てきて、それもつまらなく、料理人のセンスとしてどうなのだろうと思います。

味が良ければそれでもまだ救われますが、素材を加工するのであれば、素材がもつ良さ(味)以上のものを出さなければ、結局のところ料理人の自己満足に過ぎないと思います。今回の二つの寄せ物は、正直素材の味を引き立てているわけでもなく、単にその食材を使ったというレベルにとどまっていて、正直とびきり美味しいとまでは思えませんでしたし、感動などからはほど遠いかったです。

また八寸がいくつか出てきて、自分たちで取るスタイルでしたが、もう少し種類や量が欲しいところでした。中に、鯛の幽庵焼きがありましたが、今一つ美味しさが感じにくかったです。定番ではないくせ球で、どや、というつもりだったかもしれませんが、幽庵焼きに向く魚、向かない魚があるからこそ、鯛ではない例えば鰆など他の魚の幽庵焼きが有名なのだと思います。高級な魚だから良いだろうという安易な発想で作られた料理のように思えてしまって、こちらでもセンスに疑問を感じました。ただ、八寸の他のお料理はいずれも美味しかったです。


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個室から見えるお庭

それから、サービスも気になる点がありました。この日の食事は個室での食事でしたが、渡したコートを預かったり、掛けたりしてくれるのかと思いきや、外側を向けたままたたんで個室の畳の上に普通に放置していきました。これはどうなのかと正直サービスの在り方に疑問を感じざるを得ませんでした。

サービスで良かったのは、最後に店主と奥さんのお見送りがあったことでしょうか。また、お座敷では上げ下げが大変そうでしたが、仲居さん達は丁寧によくやってくださっていたようにも思いました。

お店の真価を知るならミニではないコースで行くべきなのだろうと学びましたが、京都の懐石のレベルなどを思う時、果たしてここに再訪する時間はあるのだろうかと、否定的に思わずにはいられませんでした。

また人に誘われるなどの何かの機会に尋ねた際には当ブログで是非報告させていただきたいと思います。


(いただいたもの)

お昼のミニ会席8800+サービス料20%(個室のため)


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青紫蘇香煎と卓上のしつらえ


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おしるし(食前酒:わたや(宮城県)特別純米)と先付け:鱈の白子豆腐


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お椀:せこ蟹真丈 なめ茸 吹雪仕立て


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お造り:スマガツオ アボカド 汲み上げ湯葉のとろろ掛け


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しらすとうずらの玉子の温泉玉子 こんにゃくそば


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菊菜と大徳寺麩 干しぶどう 胡麻和え


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鯖寿司と鯛の幽庵焼きに干し柿

八寸:(左上から時計回りに)しらすとうずらの玉子の温泉玉子 こんにゃくそば、菊菜と大徳寺麩 干しぶどう 胡麻和え、鯖寿司と鯛の幽庵焼きに干し柿


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煮物:ぶり大根
(→美しい、にごりのないぶり大根です。ぶり大根を聞いていて、上の皿を開けた瞬間に、頭の中に思い描いているものとの違いが大きく、驚きがありました。美しく、素っ気ない外観に見えますが、しかし味はしっかり洗練された上品ながらも、しっかりとぶり大根のお味で、間違いなく人生一のぶり大根でした。)


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お食事1:埋(うず)み豆腐 香の物
(→師走に禅寺の僧侶が食べるものとのことでした。忙しい中、さっと食べられるように、豆腐の上に御飯、お味噌汁を掛けて食べるようになっています。)


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お食事2:ちりめん山椒御飯 香の物 


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デザート1:フルーツ ワインシャーベットがけ
(→何もないより美味しいのですが、生とコンポートが混在していて、舌が混乱するという意味で、素直に美味しいと味わえない面がありました。何も考えずに食材をただ盛り合わせる、食材を加工する、そういう動きをしている時点で三つ星評価に相当するのかと疑問を感じてしまいます。)


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デザート2:お汁粉 
(→ひえや粟といった雑穀の入ったと思われる歯ごたえの良いお餅がとても美味しいです。また里芋が栗の役割を担うようにして入れられていて、こっくりとした身が体に沁み、とても良い存在感を放っていました。小豆は甘さ控え目に炊かれていて、こちらも抜群に美味しかったです。)


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食後のお茶:抹茶



飲み物

・生ビール880+サービス料20%
(→素晴らしく美しい泡でした。)

・日本酒:而今 純米吟醸 グラス1320+サービス料20%
(→やはり華やかさ、フルーティさが素敵なお酒です。先週に続いて而今が飲めるとはなんとも幸せでした。)


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フランスガストロノミー界最新情報:二つ星シェフ新店情報

パリのホテル「トゥーミュー」内ダイニングのシェフで、二つ星を取られていたシルヴェストル・ワヒド(Sylvestre Wahid)氏ですが、このたび、以前「ル・シュトラート(Le Strato)」で二つ星を取った縁ある地、フランスのスキーリゾート地クールシュヴェル(Courchevel)に戻り、御自身のお店を開店させています。

新店名称はシェフ御自身のお名前を冠した「シルヴェストル・ワヒド(Sylvestre Wahid)」で、ホテル「ロテル・レ・グランドザルプ(l’Hôtel Les Grandes Alpes)」内のプライベートダイニングとして開業し、夜の営業のみとなっています。

キッチンに開かれた作りのサルでは、8ないし20と限られた数の客のみを受け入れる、比較的小さなレストランになりますね。単一のコース料理を提供するのではなく、客が滞在中に、その時々の好みに合わせてシンプルな料理からガストロノミーまでを準備してくれるとのことです。

店内は卓上でスマホのワイヤレス充電ができるなど、最新の設備も導入されているようです。

またシェフとしては一年中山の中にこもっているというつもりはないようで、夏のシーズンには、プロヴァンスやパリなどで料理をするヴィジョンもあるとのことですので、今後の展開にも注目です。


「シルヴェストル・ワヒド(Sylvestre Wahid)」
l’Hôtel Les Grandes Alpes
Courchevel 1850
Tél: +33 4 79 00 00 00
e-mail: contact@grandesalpes.com


https://grandesalpes.com/fr/private-dining/





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レストラン訪問記:松山市「鮨いの」(★)

昨年末のことになりますが、伊予国一宮である大山祇神社に自転車で伺ったことがありました。その際に、松山に寄って、お寿司を食べる機会がありました。

尾道から神社までの自転車旅はなかなかの難路でしたが、途中絶景にも巡り会い、苦労して到着した分だけの有り難みを感じたりもできました。

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入口の様子

今回訪ねたこちらのお寿司屋さんは松山市内の飲食店が建ち並ぶ一角のビルに入っているため、とてもアクセスが便利で良いですね。

高級なお寿司で、相応の値段がしますが、出てくるものの質や量を考えると、食後はとてもお得な気持ちになると思います。お昼のコースはおつまみはほとんどなく、ひたすらお寿司を多めに食べられるコースになっていて、どんな方でも最後には基本的に満足するでしょう。

明るくて、ゆとりある明るくて清潔な空間で、大将がどっしり構えて、一人ずつに丁寧に一貫一貫握ってくれて、大将のおしゃべりも込みで、劇場に参加するように最後までお寿司を楽しめました。そして、何度も書きますが、食後の満足感がすごかったです。もうしばらくはお寿司はいいやと思えるくらい堪能しました。

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石鎚(愛媛) 純米大吟醸 愛 やぶた搾り

お酒(日本酒)も種類が豊富で、お勧めの愛媛の地酒から始まって、自分の好きなお酒(而今特別純米)を頼んで、寿司のお供としました。お勧めの地酒、石鎚の純米大吟醸「愛」は、県外では飲めないとのことで、繊細でとても良い香りがして、お勧めしていただけて、出会えて良かったと思いました。


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卓上のしつらえ



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おつまみ:銀杏の茶碗蒸し あこやがいのお出汁ジュレ
(→繊細なお出汁。温かい料理が寒くなりたてのこの頃に有り難かったです。銀杏も二色できれいでした。)


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①今治の鯛 一晩寝かせ昆布締め
(→繊細ながらも旨味が感じられ、地元の名産でもあり、挨拶代わりの初手としてはとても良いお寿司でした。)


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②宇和島茶色丸ハタ あぶり 10日寝かせ
(→肉厚です。炙りと山葵の香りが良く、効いていました。)


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③宇和島茶色丸ハタ(刺身で) すだちじお
(→ほのかな脂身が上品ですね。)


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④中島沖サヨリ しそ
(→美しいです。見た目通り、繊細な白身です。)


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⑤松山沖シンイカ 赤酢のシャリ
(→スミイカの子とのことです。初夏のいかだが、松山には今一年中いるとのことでした。
パリッとした歯応えが良かった。)


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⑥八幡浜の鯵
(→脂が乗っていて美味しいです。)


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⑦愛媛の鰆 一週間寝かせタタキに 福井の地辛子
(→柔らかくて繊細で、たたきの香りが良いです。脂も上品で美味しかった。)


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⑧今治渡蟹の丼 いくら80度調理のせ
(→あえて火を入れることで生より濃厚な、悪魔的な美味しさになっていました。)


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⑨カワハギの昆布締め しっかりめに
(→塩気が若干ありました。繊細な白身です。)


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⑩八戸産本マグロ トロ(180キロ)
(→口に入れると、優しく口と一体化する素晴らしい脂身でした。余韻も長くて素晴らしかったです。)


⑪島根産ノドグロ幽庵焼きの海苔巻き 
(→ここでも山葵がいいアクセントです。脂はさほど感じませんでした。)


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⑫天草産コハダ
(→処理が良いのでしょう、脂がのっていて美味しいです。)


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⑬ゆがきたて天草産車海老
(→大きくて充実していました。)


赤出汁(岡崎かくきゅうのもの) シジミだし



⑭炭直焼き鯖棒鮨 海苔巻き
(→柚子の香りが良く、また炭が香りますが、期待ほどの脂はなく、残念ですが、全てのお寿司の中でこちらが一番期待外れでした。)


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⑮対馬産煮穴子
(→ふっくらして充実していました。)


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⑯干瓢巻き


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⑰玉子焼き 白海老と大和芋入り
(→スフレを目指しているとのことでした。3時間かけて作るとのことで、柔らかく、スフレになっていました。あるいはスフレ超えているとすら言えるかもしれません。)

水菓子:西条のたいてん柿
(→水分が多めでスイカのようでした。味はやや薄めですが、甘さがありました。)


これから、地方のお寿司屋さんも機会があれば伺っていきたいと思わされ、その点でも良い経験になりました。

このお店の後にまだたくさんのお店には行けていませんが、出てくるお寿司の質、量を考えると、「鮨いの」さんのランチコースはすごく内容の濃い、食べ応えのあるお寿司だと後から気づきました。

地元の魚介を自信をもって最初からふんだんにお勧めして提供してくれるそのお志がとても好きで、さらに、一つ一つのお寿司がとても充実して美味しく、大将の会話も楽しいので最後の満足感がとても高かったです。

さらに、最後に気の利いたお土産も頂きました。お寿司好きをアピールするマスクで、なかなかしゃれています。まだ使う勇気はありませんが、最後にまた楽しい気持ちになりました。

松山には他にも何軒か有名なお店があり、新規開拓したいのですが、こちらも忘れずに再訪していきたいと思います。


(いただいたもの)

ランチコース8800

おつまみ:銀杏の茶碗蒸し あこやがいのお出汁ジュレ

お寿司(握り・丼・細巻き):
①今治の鯛 一晩寝かせ昆布締め
②宇和島茶色丸ハタ あぶり 10日寝かせ
③宇和島茶色丸ハタ(刺身) すだちじお
④中島沖サヨリ しそ
⑤松山沖シンイカ 赤酢のシャリ
⑥八幡浜の鯵
⑦愛媛の鰆 一週間寝かせタタキに 福井の地辛子
⑧今治渡蟹の丼 いくら80度調理のせ
⑨カワハギの昆布締めしっかりめに
⑩八戸のトロ180キロ
⑪島根産ノドグロ幽庵焼きの海苔巻き 
⑫天草産コハダ
⑬ゆがきたて天草産車海老
⑭炭じか焼き鯖棒鮨 海苔巻き
⑮対馬産煮穴子
⑯干瓢巻き
⑰玉子焼き 白海老と大和芋入り

赤出汁(岡崎かくきゅうのもの) シジミだし

水菓子:西条のたいてん柿


飲み物:
・日本酒グラス(半合):石鎚 純米大吟醸 愛 やぶた搾り660
・日本酒グラス(半合):而今 特別純米 無濾過生880




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レストラン訪問記:京都市(烏丸御池駅)「NAKATSUKA」(★)

秋の紅葉の季節に、昨年発刊の最新版ミシュランにて一つ星に昇格されたフランス料理店に伺いました。京都ではどうしても懐石に足が向きがちなので、今回は気持ちを強く持って、こちらに行ってきました。


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お店の外観

今風の簡素な店内で、入って左手が道路に面していて、テーブルが2卓、右手にカウンターが奥に向かって伸びて、さらにその奥におそらく6名がけくらいのテーブルがあるようでした。

この日はカウンターの一人客ということで、できればテーブルが良かったですが、左手のテーブルには二人組の先客がいましたし、奥には4名のモンスター達がいたので、まあカウンターが無難でした。この日はそんな日と受け入れました。

モンスターと書きましたが、奥にいたお客さんの声の大きさよ。ここは居酒屋かと思うくらいの音量で、どうでも良い子供の話などを延々としていました。ここは大人が落ち着いて食事を楽しみに来る場所ではないのか。日本での星付き店は、残念ながらこういう下品な客が小銭を持って集まる場所にもなってしまっていて、大変残念です。お店としても客なのでむげにもできないでしょうが、他の静かな客にとっては大迷惑であることを銘記していただきたいと思います。

また、音の苦情ついでにいうと、調理に使うタイマーがややうるさく感じられました。こちらは少し気にしすぎかもしれませんが。

お料理は全般繊細な作りで良かったのですが、丁寧な調理をしているためでしょうか、皿の提供が遅めでした。そのため、食事の途中で悪い感じに満腹になってしまうと感じていました。席が半分も埋まっていない状況でこの提供の遅さは絶望的といえるかもしれません。

また、香りがコンセプトというわりには、それぞれの料理は丁寧な調理で美味しいものの、さほどはっとするような香りの体験はできなかったように思います。

ジャンルは違いますが、御近所の和食店「京料理 藤本」さんの方が、半額以下のコースで、はっとする食材の香りを感じさせられたこともあり、率直に料理としては上だと思ってしまいます。

飲み物については、食前酒としてアペリティフメゾン(特製カクテル)が用意されていたのはポイントが高かったです。

この日は巨峰を使ったカクテルで、シャンパンカクテルとして提供していただきました。また、リーズナブルな価格設定でペアリングも提案されていて、平均的というか、ポピュラーなお酒ではありましたが、良心的で良いと思います。

サービスについては、パンは聞かずにお代わり出して欲しかったです。それ以外の点では特に不愉快な点などはありませんでした。

最後、帰り際にシェフから焼き菓子二種が入ったお土産を頂けたのはうれしかったです。気が利いていますね。シェフは繊細そうな方で、上に不満を少々書きましたが、良いお仕事をされていると思います。


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テーブルセッティング

香りのコンセプトについてはメニュー表が用意されていて、こういう行き届いた心配りは嬉しくなります。「はじめのん」に続く箇所についてですが、左が香り、右が合わせる食材とのことです。

この日のランチコースの内容を、頂いたメニュー表から抜粋します。

はじめのん(アミューズ)
秋刀魚・赤海老・栗

ディル×かます
カチョカバロ×しらす
牡蠣×鰆
備長炭×南の島豚

スパイス×洋梨

〆のん
香るTea お茶菓子


食事は、食前酒から始まります。先ほど書いた、アペリティフメゾン(巨峰のオリジナルシロップ使用シャンパンカクテル)を頂きます。甘みがやや強めですが、良いお味でした。

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秋刀魚・赤海老・栗から秋刀魚・赤海老

アミューズ1:エビのスナック(右奥)と秋刀魚のタルト(左手前)
(→海老のスナックがビックリするくらい軽いのですが、すごく美味しいです。
また、薫香が素晴らしい秋刀魚と合っていました。紫蘇の花の香りもいいコンビです。下は牛蒡を入れて燻したものでした。)


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秋刀魚・赤海老・栗から栗

アミューズ2:フランス産栗のムース コーヒーのオイル ローストしたココナッツ
(→ほんのり甘くて優しい味です。甘味は、自然の栗の甘味にやや加糖しているとのことでした。)


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ディル×かます

前菜1:ディルとカマス
(→ディルの香りは感じにくいですが、富山産かますは質が良く、炙られていて良い脂を感じました。クスクスも香り、食感とも良くて楽しいです。見た目もきれいで、とても美味しい冷前菜でした。)

ペアリング白ワイン:ロワール(ソービニョンブラン) 
(→かなりポピュラーなお酒ですが、料理との相性は良くわかりませんでした。)


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カチョカバロ×しらす

前菜2:カチョカバロとしらす
(→アルザス地方のピザともいえる、タルトフランベ仕立てゆえか、合わせるワインは個人的に好きなアルザスワインでした。細かなチーズの香りが良く、しらすと出汁の相乗効果で、美味しくて秒速で食べ終えました。トリュフの香りを感じたので聞くと、サワークリームにトリュフオイル入っているとのことでした。温前菜ということで、皿を温めての提供で、良い印象でした。

ペアリング白ワイン:アルザス(リースリング) 2016
(→ミネラル強めのワインですが、キリッと辛口でしまっていてよい。不思議とタルトフランベとも合っていました。)


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牡蠣×鰆

魚料理:牡蠣と鰆
(→鰆は脂が乗っていました。半生半透明で抜群の火入れです。牡蠣のソースがまた良く香って美味かったです。こちらもきちんとお皿を温めて提供されていました。)

ペアリング白ワイン:オート・コート・ドゥ・ボーヌ 2019
(→バターのような豊かな香りです。滑らかで絡みつくワインでした。鼻に抜ける気高く、豊かな香りが心地良かったです。)

パン
(→外観は普通のバケットですが美味しいです。温めて提供してくれていました。バター、オリーブオイルはありませんでした。)


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備長炭×南の島豚

肉料理:南の島豚
(→ペリゴール産のトリュフはやや香るといった程度でした。量の問題でしょうか。豚の脂は美味しいのですが、コースのお値段からすると豚がメインなのは残念でした。また、お皿は温めてあったのですが、提供された時点ですでに冷めていて、肉も冷めてしまっていたのは残念でした。炭火焼きとのことでしたが、炭の香りは正直感じませんでした。)

ペアリング赤:リュリー 2017
(→軽めのピノノワールの赤とのことです。フランスでもランチのリーズナブルなグラスワインのラインナップに挙がるような手に入れやすいブルゴーニュの赤ですね。スパイシーで黒胡椒を感じます。お肉との相性は良くて、楽しめました。)


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スパイス×洋梨

デセール:洋梨のデセール
(→皿を温めて提供していたのが驚きでした。冷温の差を感じさせる趣向でしょう。スパイスがまさに決め手のデセールでした。アイスクリームもチャイティーで、香りが豊かです。烏龍茶ベースのフレイバーティーにしたのは、結果論ですが、我ながら良い選択だと思いました。)


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選べる茶葉

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選べる茶葉(説明)

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食後のお茶と小菓子

食後のお茶:烏龍茶ベースのお茶

小菓子:クッキー、プリン、栗とコーヒーのムースホワイトチョコ包み、シュー
(→上の記載の順で頂きました。どれも丁寧に作られていてとても美味しいです。ホワイトチョコ包みがより手が込んでいて感心しました。)

それなりに良いお値段を取る割にカウンターが主体というのが一人客には少し気になるところですし、また料理提供の速度が今のままでは厳しいというところもあり、個人的にはやや厳しめの評価になりますが、良いお店だとは思いますので、また季節を変えて伺いたいと思います。


(いただいたもの)

ランチコース7700

はじめのん(アミューズ)
秋刀魚・赤海老・栗

ディル×かます
カチョカバロ×しらす
牡蠣×鰆
備長炭×南の島豚

スパイス×洋梨

〆のん
香るTea お茶菓子(クッキー、プリン、栗とコーヒーのムースホワイトチョコ包み、シュー)


飲み物:
・巨峰のシャンパンカクテルメゾン1300
・グラスワインのペアリング(4杯)3300
(白)ロワール(ソーヴィニヨンブラン) 
(白)アルザス(リースリング) 2016
(白)オート・コート・ドゥ・ボーヌ 2019
(赤)リュリー 2017





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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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