ミシュラン東京・横浜・湘南 2012 (2)流れ星
今年気になったことを書こうと思いましたが、流れ星の記事が思ったより長くなったので、ひとまずこちらだけ掲載することにいたします。そのようなわけで今年も結局三部構成になります。よろしくお願いいたします。
流れ星
ミシュランというと、★の昇格が耳目を集めるものですが、個人的には降格組の悲哀の方にむしろ目が向いてしまいます。ひねくれているでしょうか。お店一つ一つにドラマがあって、色々な事情があるのかなと、想像をしてしまうのです。
今年は、昨年新しく星が付いたあるいは昇格したお店で★を失ったお店がいくつもあって、これではミシュラン信頼されないよ、と心の中でつぶやいたものでした。例えば、「青空」(寿司)、「花梨」(中華料理)、「バードコート」(焼鳥)、「ヒロミチ」(フランス料理)などがそうしたお店達。
また個人的には好きだったひらまつグループアソブランドの三店すべてが一つずつ★を失って、これは惨憺たる結果。先日訪問した「アイコニック」などは、掲載がなくなってしまいました。良いお店と思った矢先だっただけに残念ですね。
他、気になった流れ星は、「モレキュラーバー」、「竹葉亭」(鰻)といったお店。「モレキュラーバー」はフュージョンというジャンルでした。今年同ジャンルに新しく星付きが登場。ジャンルで店数制限があるのかなと思ったりします。鰻では入れ替わるように、料亭風情の「竹葉亭」とは対照的な小さな「はし本」が星付きになりました。
★を失った店の中には、もともと掲載拒否とおぼしきお店があったようで、今年掲載がなくなったのはお店からの掲載拒否を今年から受け入れるようになったからかなとも思ったりしています。それにしても、掲載拒否を受け入れるか否かもミシュランの腹一つとのこと(テレビの報道より)でしたので、相変わらず高飛車だなあと思いますね。昨年登場して今年消えたお店の中では、「しみづ」(寿司)、「はしぐち」(寿司)、2008年版からずっと掲載あった「和幸」(日本料理)などはそうかもと思っています。
フレンチシェフならいざ知らず、自分の仕事に誇りがあれば、ミシュランの★にこだわりはなく、むしろ★のせいで訳のわからない客が押し寄せることの方に迷惑を感じるお店があってもおかしくないでしょう。
また、ミシュランのリサーチ力の低さもまた職人の神経を逆なでしているのかも。五年目にして初登場となれば、それまで自分の仕事を見てくれていたの?という疑念をもってもおかしくないでしょう。
そんなわけで、今回の★の上げ下げの混乱ぶりが、ミシュランの★の信用度を今ひとつのものに押しとどめている印象はぬぐえません。
本当のミシュラン東京版が完成するのにはまだまだ試行錯誤があって、時間がかかるような気がしますね。
色々書きましたが、それもミシュランに期待していればこその苦言。あと五年くらいでひとまずの完成版にをつくってもらえると嬉しいなあと思ったり。期待しています。
流れ星
ミシュランというと、★の昇格が耳目を集めるものですが、個人的には降格組の悲哀の方にむしろ目が向いてしまいます。ひねくれているでしょうか。お店一つ一つにドラマがあって、色々な事情があるのかなと、想像をしてしまうのです。
今年は、昨年新しく星が付いたあるいは昇格したお店で★を失ったお店がいくつもあって、これではミシュラン信頼されないよ、と心の中でつぶやいたものでした。例えば、「青空」(寿司)、「花梨」(中華料理)、「バードコート」(焼鳥)、「ヒロミチ」(フランス料理)などがそうしたお店達。
また個人的には好きだったひらまつグループアソブランドの三店すべてが一つずつ★を失って、これは惨憺たる結果。先日訪問した「アイコニック」などは、掲載がなくなってしまいました。良いお店と思った矢先だっただけに残念ですね。
他、気になった流れ星は、「モレキュラーバー」、「竹葉亭」(鰻)といったお店。「モレキュラーバー」はフュージョンというジャンルでした。今年同ジャンルに新しく星付きが登場。ジャンルで店数制限があるのかなと思ったりします。鰻では入れ替わるように、料亭風情の「竹葉亭」とは対照的な小さな「はし本」が星付きになりました。
★を失った店の中には、もともと掲載拒否とおぼしきお店があったようで、今年掲載がなくなったのはお店からの掲載拒否を今年から受け入れるようになったからかなとも思ったりしています。それにしても、掲載拒否を受け入れるか否かもミシュランの腹一つとのこと(テレビの報道より)でしたので、相変わらず高飛車だなあと思いますね。昨年登場して今年消えたお店の中では、「しみづ」(寿司)、「はしぐち」(寿司)、2008年版からずっと掲載あった「和幸」(日本料理)などはそうかもと思っています。
フレンチシェフならいざ知らず、自分の仕事に誇りがあれば、ミシュランの★にこだわりはなく、むしろ★のせいで訳のわからない客が押し寄せることの方に迷惑を感じるお店があってもおかしくないでしょう。
また、ミシュランのリサーチ力の低さもまた職人の神経を逆なでしているのかも。五年目にして初登場となれば、それまで自分の仕事を見てくれていたの?という疑念をもってもおかしくないでしょう。
そんなわけで、今回の★の上げ下げの混乱ぶりが、ミシュランの★の信用度を今ひとつのものに押しとどめている印象はぬぐえません。
本当のミシュラン東京版が完成するのにはまだまだ試行錯誤があって、時間がかかるような気がしますね。
色々書きましたが、それもミシュランに期待していればこその苦言。あと五年くらいでひとまずの完成版にをつくってもらえると嬉しいなあと思ったり。期待しています。
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