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レストラン訪問記:京都・堂之前町「真白」(未掲載)

本日2024年4月9日が、例年秋の発売日が変更になったミシュラン京都・大阪最新版の速報発表日ということで、通常は2年前の記事を順次掲載しているところですが、今回だけつい先日伺った京都のお店の訪問記を掲載いたします。

訪問は2024年3月になります。こちらのお店は2023年10月頃に新店としてテレビで紹介されていてたまたま知り、少し先の予約として3月に予約していました。

既にミシュランのWEBサイト版ではお店がセクテッドレストランとして掲載されていますし、芦屋の「コシモプリュス」、京都・祇園「呂色」をされていたシェフのお店で、いずれも一つ星になっていますので、実績から言えば今回も星が付いて最新版に掲載される期待が高いお店の1つと言えるでしょう。

ジャンルレス料理を標榜されているようですが、御経歴から勝手にモダンフレンチの分類に入れさせていただいています。

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エントランスから少し奥に入ったところ

六角堂斜向かいの小さなビルの2階にあって、入口に店名表示はなく、は少し分かりにくいです。入ってしばらく行くと上の写真の場所に行き当たり、そこを左に曲がると長いカウンターが続くレストランとなっていました。店内はジャズが流れています。

食前酒としてシャンパンをお願いしたところ、2種類のシャンパン(ブランドノワール、ブランドブラン)があり、ソムリエの小林さんがそれぞれを半量ずつ提供する形のハーフアンドハーフを勧めてくれました。味の違いを楽しむ趣向もあるので、せっかくなのでお話に乗ってそれでお願いしました。小林さんは20年来芦屋時代からシェフと共に歩まれてきたとのことでした。

ランチのお値段は13,000円でここに10%ずつのサービス料、消費税がつきますので、飲み物無しで15,000円を超えます。

個人的には、しっかりと季節を感じさせる良質の食材(特に京都ならではといえる食材)が使われ、シェフの個性が感じられるお料理がとても良い流れで提供される素敵な美食体験ができましたので、また伺いたいなと思っています。

シェフとは最後に少しだけお話できましたが、とても物腰柔らかな方で、写真で見かけた印象とは大分違っていました。

料理の横の○から★は個人的な評価です。★はとても素敵なお料理で驚きや感動があった品に付けています。△もありえますが、こちらでは該当の料理はありませんでした。


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この日の献立(ランチコース)15,730円(税サ込)

食前酒 グラスシャンパン(ブランドノワール、ブランドブラン半量ずつ) 3,025円(税サ込)


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与謝野米“季”
(=★モロコ 与謝野米のリゾット あおさ イワナの玉子)
→リゾットはコクがあり美味しいです。写真で見ると骨が少し無愛想な印象でしょうが、実は骨が香ばしくて存在感がありました。京都における春を楽しむ趣向ですね。ここでモロコに出会うとは、という驚きがありました。リゾットは個人的に好きなので、とても楽しく、美味しく頂けました。料理の心は完全に和食ですが、リゾットなので洋風です。美味しければ何でも良いと思えました。


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紫雲
(=★アオリイカ カリフラワー レモンジュース(ピンク色の部分))
→アオリイカは和食、寿司とは異なり寝かしていませんが甘いです。細やかな包丁捌きにより甘味を実現させています。その技のおかげで食感がねっとりするようです。シェフの技を一番感じられる一品でした。
レモンの爽やかさとなめらかな甘い味がマッチしてもいて、素晴らしい美味しさです。


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(メニュー表にない)一品
(=○アカモク パッションフルーツ 北海道産ウニ うるい)
→酸がフルーツなので優しいし、香りあるし甘みもあるので、一見すると和食のもずく酢のようですが、酸が強くはなく、その点で和食とは一線を画していていいお味です。
ウニとパッションフルーツとで甘みの競演があってそれが素敵でした。うるいは控えめで少し分かりにくかったです。


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(=◎岐阜産の鰻 モリーユ茸 ナッツと生姜のソース モリーユ茸の泡)
→鰻もソースも香ばしくて美味しいです。沢山あるわけではないですが満足感が高い一皿でした。鰻は養殖だろうが、美味しいので文句はないです。


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(=◎豆(スナップえんどう、そら豆、プティポワ) ブッラッータチーズ 豆の冷製クリーム)
→香りが良く、春を感じられて幸せです。アクセントになるスパイスのような香りがしました。皿はしっかり冷たくして提供されます。


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春巻
(=◎豚足入り春巻 根セロリ シェリービネガー オリーブオイル)
→ここにも「春」がありました。ここでは「春」が巻かれています。かなり熱々です。とろとろして、ねっとりで美味しいですね。充実感が半端ないです。ソースはシェリービネガーがやや勝っている感じで甘味ある酸が強めな印象でした。脂分が強めなのでそれくらいで丁度バランスが取れるのかもしれません。)


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パン
(=○焼き立てライ麦パン)
→焼き上がる直前、いい香りが店内に満ちていました。味はやや甘めです。地味だが美味しいです。美味しくてメイン来る前に1つ完食していました。


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(=○鰆 三重産答志島産鰆 赤大根ソース あさり出汁 カラマンシーわさびなオイル)
→ソースの色、味わいとも素敵で美味しいです。魚も良いもので美味でした。


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黒毛和牛
(=◎黒毛和牛(ラム芯) 白葱のソース 山椒の葉 ごぼう、せりの揚げ物 チーズのチュイル)
→食べ応えがある一方で、さしもあり、肉の香りが楽しめました。質が高いと思います。せりの揚げ物が香り良く美味しいです。山椒は香りする時もありいいアクセントでした。

メインの提供の後、デセールに移る前におしぼりの差し替えがありました。


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ベリー
(=◎カシス フランボワーズ 苺のグラニテ 苺(鳥取産とっておき)とライムの香り)
→お口直しの一品でしょうか。細やかなグラニテです。香りが良くて別格な感じがしました。


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ショコラ
(=◎フォンダンショコラ トリュフソース バニラアイス)
→果物からチョコレートいう鉄板の流れで最後はフォンダンショコラでした。よく出来ていて、チョコが濃厚で充実していてとっても美味しいです。まだ記事にしていませんが、大阪のイタリアン「ポンテベッキオ」でも美味しいチョコレートのデセール(スフレ)を頂いたこと思い出しました。どちらも甲乙つけ難いですが、いくつかの中から選択できましたし、値段も民主的だったので、その点は「ポンテベッキオ」の方がいいかもしれません。バニラアイスも濃厚で良かったです。


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ハーブ
(=★ハーブティー(ミント各種(スペア、アップル、パイナップル)、レモングラス、レモンバーム) 京都の蜂蜜)
→デフォルトでフレッシュハーブティーが出てくるのが素晴らしいです。シェフと好みが合うのかもしれません。これだけでもまた行きたいと思ってしまいました。コーヒーも紅茶も提供しない潔さ。これらは香りが強すぎるというお店なりのこだわりがあるようでした。)


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(メニュー表にはない)小菓子類
(=○シュー苺、○プリン マデラ酒の香り、◎焼き立てフィナンシェ)
→どれも美味しいですが、フィナンシエは焼きたてで、焼きたてはやはり尊いと思います。




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レストラン訪問記:京都・嵐山「ムニ・ラ・テラス」(★)

アラン・デュカス氏の京都の新規店舗ということで、桜×嵐山という観光的には最高のシチュエーションでこちらに伺ってきました。2022年のミシュラン京都・大阪+和歌山で、地階にあるメインダイニング「ムニ・アラン・デュカス」と共に新規一つ星店として初掲載されています。

ブログ記事消化が追いついておらず、こちらの訪問は昨年の4月になります。記事内容等その当時の社会的意識の下で記していますので、その点どうか御了解ください。

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テーブルセッティング


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カウンターからの眺め

写真を御覧頂ければ分かりますが、カジュアルラインのこちらのお店は渡月橋を臨む絶好のロケーションで、嵐山と大堰川、渡月橋のパノラマを目の前に見ながら本場仕込みのフランス料理が堪能できます。

シェフはフランス人の方で、食材の使い方や料理などにそうしたシェフの個性が表れていたように思います。日本人シェフが日本でやるお店、仔羊の各種部位を使ったお料理はまず出てこないでしょう。リゾットして出てきたモリーユ茸などもこの季節を象徴する食材で、こういうところもフランス人シェフの面目躍如という感じがしました。


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この日のコース内容はこんな感じでした。この日お願いしておいたのが真ん中の7700円のコースということで、メニュー表に記載がないお皿がいくつか出てきて楽しかったです。

最後支配人の方とおしゃべりする機会がありましたが、とてもきちっとされていて、こちらが迷惑をかけた場面があったのですが、色々と御配慮していただいて、この方のサービスのおかげもあって、また伺いたいと思わせていただきました。

ただ、お店の構造の問題なのか、この日店にいた4人組くらいの水商売系の女性グループが大声でしゃべり倒していてうるさいのなんの、外れの日に当たってしまったようで、そこは大変残念でした。店員さんに注意してもらいましたが、注意も眼中にないようで、最初から最後まで同じテンションでひたすら大声でしゃべり続けていました。彼女たちにとっては世界には自分達しか存在していないのでしょう。ある意味恐ろしい人達でした。

また、悪いことは続くようで、食事の最後の方に入店してきた外国人女性の一人客が私の座っていたカウンターのすぐ右隣でノーマスクで携帯電話で大声でしゃべり始め、丁度メインを食べている頃で、食事にもあまり集中できずそれもまた大変残念な思い出でした。

それでもこのロケーションには抜群の魅力があり、お料理もガストロノミーではなく、どちらかというと洗練されたビストロあるいはブラッスリの料理ではあるものの、季節の美味しいものが食べられるのは間違いなく、嵐山に行く機会があればおのずと候補になるお店だとは思います。



(頂いたもの)

ランチコース7700円


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グラスシャンパン:シャルル・ドゥ・カザノーヴ テットドゥキュベ(一番搾り)
冷たさやや足りないですが、ほんのり甘味あり、濃厚さもありバランス取れた良いお味美味しかったです。


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昆布茶 微炭酸
酸味、甘味があり淡いフレーバーウォーターのようでした。温度はぬるめでした。



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パン:バゲット、米粉のパン オートミール 雑穀米入り
いずれも冷めたままの提供です。ねっとりとした食感は流行りでしょうか。米粉パンの方は外に塩気を感じました。バターは濃厚な風味で塩気も十分で美味しいです。


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アミューズ:鯛 柑橘 ひよこ豆のクリーム
鯛は美味しく柑橘の香りが立っています。素朴な一品でした。
クリームは普通でした。中にまるのままの豆が入っていました。辛子が、かけられていたせいか、後でのどが焼ける感じがありました。


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牛肉のタルタル キャビア オーロラソース
肉の食べ応えがあって、かつなめらかで口にやさしく、美味しい一品でした。素朴なブラッスリー料理を洗練させた感じでしょうか。感謝でした。


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前菜:フランス産ホワイトアスパラガス ヘーゼルナッツとベーコン
火入れはアルデンテでした。アスパラガスの優しい香りが良かったです。オランデーズソースをその場で仕上げる趣向で、玉子が濃厚でソースが美味しかったです。


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押し麦のリゾット グリーンピース フレッシュモリーユ茸
リゾットは押し麦で歯応えがあります。グリーンピースはアルデンテの火入れでした。グラタンのようでこくがあり美味しいです。モリーユ茸はあまり香りません。グリーンピースを楽しむ一皿だったように思います。旬の食材を堪能しました。


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メイン:フランスピレネー産仔羊のロティ 茄子とディアーブル・ソース
柔らかく、仔羊の各部位が楽しめる料理でとても良かったです。しかし既に述べたようにノーマスク外国人女性の携帯通話により食事に集中できず、あまり楽しみきれなかったのが残念でした。


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デセール:いちご 弓削牧場のフォンテーヌブロー(ジャージー牛のヨーグルトのデセール) 練乳のアイス
皿が冷たく提供されていました。軽いですが、好きなものだけなのでうれしかったです。甘さは控えめです。神戸・弓削牧場のチーズを使ったデセールは軽くて良いです。苺は、奈良の古都華のコンフィチュールでした。


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食後のお茶:ドライミントティー
小菓子:シュートンカ豆のクリーム オレンジソース






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レストラン訪問記:銀座五丁目「ラルジャン」(★)

訪問は昨年3月中旬になります。

フランスの二つ星シェフティエリー・マルクス氏の東京支店が早々に撤退した後、そのカフェスペースがあった場所に入ったのがこちらのお店になります。かつて「スブリム」でシェフをされた加藤 順一シェフがオープンから厨房を指揮されていて、ミシュランの一つ星がついています。

入店案内は当然の到着順で、そつなくテーブルまで導いていただきました。

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テーブル席左手に見えるテラス席

飲み物ですが、最初の水の注文の際、「銀座の美味しいお水」をお願いしましたが理解していただき、ありつけました。

ところが有料のお茶のオーダーを間違えて烏龍茶でない緑茶を持ってきたミスがありました。しっかりと確認して欲しかったです。しかし本当は緑茶が飲みたかったので結果オーライではありました。

ここのノンアルコール飲料は少し高い印象でした。一方で、グラスワインの値付けは適正な印象でした。

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卓上のしつらえですが、御覧のとおりテーブルクロスがないためカフェのようです。特別な場所で食事している気分にはなりにくいでしょう。また、カンパチが出た後、スープの手前でおしぼりが撤去されてしまい残念でした。

シェフとも最後にお話する機会がありました。メートルの方ともお話しましたが、SNSでの情報発信にはかなり前向きな感じで、前のめりな印象でした。ネガティブではない会話が弾む分にはお客さんとしても悪い気はしないです。

お料理は、加藤シェフが以前指揮されていた「スブリム」のお魚料理がとても良かったので期待度も高かった分、感動はあまりありませんでした。お店としては平均的に一定レベルの高級料理を提供する志のようで、個人的には、しつらえも、料理構成も手作り感があって、例えばシェフの地元静岡の食材を積極的に推して、使ったりして工夫していた「スブリム」のスタイルが好きでした。

前者はフランスのグランドメゾン寄り、後者は北欧寄りということでしょうか。いずれもシェフのこれまでの料理遍歴で通られてきた場所ですが、銀座の超一等地のフランス料理店で、(経営陣の方針として)星を当初から目標とされているようなお店となると、前者のスタイルを当然求められ、それも致し方ないことだとは理解できます。

その日頂くものは、きれいな書体でその日のコースを書いた小さな正方形のメニュー表が卓上にあり、それによって知ることができます。とても気が利いていますね。お店にとっては負担でしょうが、客からするとあるとないとでは大違いで、食事の楽しみがぐっと増すというものです。

食後は、こちらで食事を楽しんだ余録があって、ここには京都「ムニ・ラ・テラス」から望める嵐山の自然の景色はありませんが、銀座の四丁目交差点を眼下に望む都会の絶景を楽しみながらの食後のお茶の時間を満喫することができます。この景色はまさに唯一無二のもので、ここでしか楽しめないものでしょう。このためだけにでも来る価値があるかも知れません。

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テラス席

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テラス席から望む銀座四丁目交差点と和光ビル


お料理の値段はお店の立地や料理の質に比例して相応なものですが、楽しむ要素が多くありますので、一度は行く価値があるお店だとは思いました。

この日のお会計ですが、昨年3月中旬の訪問時のランチコースが9350円、ノンアルコールカクテル(人魚姫)が2200円、コールドブリューの緑茶が1320円でした。これらにサービス料10%が別途ついて、合計で14150円でした。

現在のコース料金を見ると、土、日限定ランチコースが税込みサービス料別で15000円になっていますので、価格はうなぎ登りですね。トレンドとしては間違っていないのでしょうが、あまりに値上がり率が高いと、自ずと足が遠のくというものでしょう。そうこうするうちに客層も変わっていってしまいそうで、なんとなくさみしい感じもしました。

個人的には訪問時よりさらに値段が上がっていて(倍近く)敷居も高くなっており、カフェのような卓上のしつらえや、上質とはいえありきたりといえばありきたりな料理の内容を考えると再訪はないかなと思っています。


(頂いたもの)

ランチコース9350円(税込みサービス料別。以下同じ。)
*銀座の美味しいお水以外は追加料金あり。

おしぼり 
(レモングラスの香りがしたでしょうか。)


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食前ノンアルコールドリンク(カクテル):人魚姫(桜とハーブ) 2200円
(こちらのシグネチャーカクテルとのことでした。桜の香りはほんのりでした。予想外にソーダカクテルでした。)


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スナック:京都 七谷鶏
(見た目より濃厚な味でした。なめらかで美味です。シェフが自ら運んでくれました。意識の高さを感じました。)


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前菜:鹿児島 カンパチ
(カンパチの味が濃いです。ハーブがツマのような香りになっていました。ヨーグルトの発酵が醤油に通じるのかと気付きました。りんごのおかげで爽やかでさっぱりして良いですね。ちゃんと魚が切ってあるのも良かったです。)


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スープ:静岡 発酵マッシュルーム
(麻布十番の「スブリム」でも頂いたものでした。ただ銀座版はより洗練されていました。生のマッシュルームは旨味が椎茸の三倍とのことです。生はきれいですし、新鮮でたしかに美味しかったです。焼いたものやポーチドエッグも下に入っていました。スープが濃厚で美味しくて良かったです。)


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パンとバター
(小さめで温めてありました。水分があり、少しねっとりしています。パンというよりは甘くないおやつという感じでした。バターは、焦がしホイップバター(ヨーグルト入り)と自家製バターの2種類でした。)


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魚料理:和歌山 平目
(皿熱々に温めて提供されました。身質が繊細です。こくがあるチーズの皮が被されていて美味しいですし、いかにもフランス料理というお料理ですが、和歌山「オテルドヨシノ」の舌ビラメで既視感がありました。シェフの経歴を拝見すると「オテルドヨシノ」にもいらしたようで、この感覚もあながち突拍子もないものではないようでした。ただ、味については食材が違いを踏まえても「オテルドヨシノ」の方が美味しかったかもしれません。調理は「ラルジャン」の方がより繊細ですね。ただ、付け合わせは少ないですし、ありきたりでもあり、あまり良さを感じませんでした。欲を言えばソース用のスプーンが欲しかったです。)

コールドブリューの緑茶 1320円


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肉料理:岩手 ホロホロ鶏
(肉に旨味があり、皮の脂も嬉しいです。トリュフはペリゴール産とのことでした。よく香っていて嬉しいです。カシスソースも入っていました。キノコの付け合わせもまた良いですね。)


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デセール:静岡 ヨモギ
(静岡産よもぎのアイスと日向夏のクリームです。下から混ぜて頂く趣向です。よもぎですが、日向夏と相まって高貴な香りがしていました。冷たくて好きなデセールでした。カリッとした食感も良いアクセントです。旬の苺を使わなくても成功しているデセールで、素晴らしいですね。)


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食後のお茶(フレッシュミントティー)とミニャルディーズ(デンマークの焼き菓子、キャラメルのタルト、はちみつのケーキ、ポポーのマカロン、キウイのビスケット)

食後のお茶:フレッシュハーブティー
(最後のお茶は斜向かいの和光の時計塔と銀座四丁目交差点を眺めながらテラスで頂きました。テラスの席は食べ終えた順に好きな場所が選べます。この日はテラス一番乗りで、一番良い席を頂けました。お茶はまあまあよく出ていて、しっかり香りがして美味しかったです。フランスを思い出しました。)


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デンマークの焼き菓子


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キャラメルのタルト


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(左上から時計回りに)はちみつのケーキ、ポポーのマカロン、キウイのビスケット




 





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レストラン訪問記:大阪・西区靱本町「ディファランス」(★)

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昨年3月の訪問でした。外観から分かるように、店内は鰻の寝床状で狭いのですが、照明を落としていて落ち着いており、雰囲気は良いです。

サービスはどうでしょう。出迎えは不合格でした。こちらが名前を告げてるのにそれを無視してあくまで自分のルーチンをやり遂げようとする若いサービスマン。まだサービスのレベルに達していないとしか言えないです。

また、ソムリエあるいはメートルどちらなのでしょうか、客が一度聞き返したくらいで、ストレスを感じたような反応するのはいただけませんね。初めて店に来る人の方が多いくらいでしょうから、勝手が分からない分聞き返すことも多くなります。そんなことは日常茶飯事で、人を相手にする仕事なのですから慣れなければいけないでしょう。

サービスに苦言を呈しましたが、今時5900円(訪問当時)で前菜が5皿並び魚、肉とメインが両方出てきて、素晴らしいパフォーマンスでした。季節食材をふんだんに出してくれていて、それもまたプラス評価です。

料理については、ハーブ使いに個性があり、好き嫌いが分かれるかもしれません。ただこれがシェフの個性ということなら、無個性よりははるかに良いことだとは思います。

ただ、サービスの話に戻ると、サービスマンの手(腕)がテーブルに置かれた料理の上にかかる場面が二度もありました。おそらく意識がないのでしょう。またプロのサービスを学んだことがない。これを読んで何にだめ出ししているのか理解できない人もいるかもしれませんが、そういう人はサービスの仕事辞めた方がいいと思います。厨房から物理的に料理をテーブルに運ぶだけがサービスの仕事ではないです。


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飲み物ですが、この日は個人的な事情でお酒を頂けない日でしたが、御覧のとおり、ノンアルコールドリンクの選択肢が多くて楽しめました。お酒が提供できない間にシェフが苦心したのでしょうが、大した用意がないお店よりははるかに良いと思いました。


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ノンアルコールドリンク:パイナップルとレモングラス

甘いですが美味しいです。刺さっている棒がレモングラスになります。食前にぴったりでした。果肉がたっぷりで充実していて、そこにはサービス精神を感じました。氷を全て溶かしてもまだ甘さが残っていて二度楽しめました。


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ノンアルコールドリンク:キウイとミント

こちらは甘さ控えめでした。ミントが入っているのが嬉しかったです。爽やかな飲み物で食中にぴったりでした。実は甘い部分があり、下の方に沈殿していました。


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前菜1:山菜 昆布出汁よもぎ茶

クレープは塩味が強めでした。揚げてあるためこくがあり美味しいです。食べにくかったですが、なんとか巻いて一口でいきました。出汁 は味が濃いめで香り良く、苦い感じでした。


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前菜2:フォアグラクリームのミルフィーユ 苺のマリネ

花山椒の新芽が新鮮でした。初めて食べたかもしれません。コーヒーの香るソースは甘くて良いです。赤ワインやハーブなどとマリネした苺とフォアグラのクリームがいいマッチングでした。ミルフィーユは食べにくいので、クリームをそれだけ少し味わってから一口で食べました。おそらくこれが正解の食べ方だったと思いました。


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前菜3:鱒

鱒は真空調理で半生でした。普通に美味しいです。少し色々な味がしすぎにも感じましたが、しまらっきょやフェンネルなどハーブが味のアクセントになっていて楽しめました。フェンネルのアイスがあり、冷温のコントラストもまた良かったです。


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ここからパンが提供されました。バターもあり素晴らしいですね。
パンはバゲットで温めて提供されました。バターは無塩でしたが香りが良くて美味しいです。岩塩も添えられていたので不服はありませんでした。


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前菜4:蛍烏賊

旬の食材が嬉しいです。ただ少しピリ辛で刺激が強めです。金柑の皮があるため甘味や独特の苦味が強調されていて、菜の花のピリ辛と相まって添えられていた筍をあまり楽しめませんでした。鴨の生ハムについては最後まで良く分かりませんでした。


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前菜5:アスパラガス

国産白アスパラガスです。良い加減に焼いてあってシャキシャキ感がありました。新じゃがいも、ミートソースでアスパラガスを食べたのは初めてかもしれません。ラギオールナイフを出してくれるあたりに、センス感じます。


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メイン魚料理:真鯛

皿を熱々にして提供してくれていて、それは素晴らしいです。
鳥出汁ベースの赤ワインソースでした。ここでもラギオールナイフでした。最近はナイフすら出さない(スプーンで魚を切れという店多いです)怠惰なお店が増えているので、これは奇跡的と言えるかもしれません。

火入れが上手く半生に近いですし、皮はパリッとしていて良かったのですが、最後は少しぱさついた感じになっていて残念でした。また塩気が少し足りないため美味しく感じにくかったということもありました。

他の料理とのバランスは悪かったかもしれません。最近美味しい魚に会うこと多かったので、普通と感じてしまいました。豆の火入れはアルデンテか少し柔らかいくらいで絶妙です。春をここでも感じられ楽しめました。


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メイン肉料理:鶏

但馬鶏でした。エスニックな香りの一皿で変化球という感じでした。鳥は柔らかい火入れで素敵です。皮目はやはりパリッとしていました。才巻海老も半生です。肉に海老を添えるのは賛否あるかもしれませんが面白く感じました。鳥が美味しいので変化球の味付けでもありだと思えました。


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デセール:清見オレンジ

胡椒のピュレがけっこうのどを刺激していました。全体を口に入れて、口内でチーズケーキが完成する趣旨と理解しました。ただ、色々な風味がありすぎて少し混乱する印象もありました。もう少しストレートに出して欲しかったのですが、これもまた上を見るシェフの志のなせる業なのかなとも思いました。


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食後のお茶:ジャスミン、レモングラスベースのドライハーブティー
正直あまり特徴を感じませんでした。

小菓子三種
ケーキは皿にへばりついて食べにくかったです。

この日の会計ですが、コースが5900円、2杯飲んだノンアルコールドリンクがそれぞれ950円でしたので、合計で7800円でした。各皿のポーションは控えめとはいえなかなかのパフォーマンスで満足できました。



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レストラン訪問記:神戸・北野町「メゾンドグラシアンニ」(★)

昨年2月末の訪問記になります。一度伺うと平日ランチ限定のかなりお得なプロモーションコースを提供してくれるようになります。敷居が低い常連扱いといったところでしょうか。

それに乗ってしばらくの間定期的に通っていましたが、最近は縁遠くなってしまいました。そのうち案内も届かなくなりで、今現在はすっかり足が遠のいてしまっています。

基本的にしっかりとしたサービスで軽めとはいえきちんとした料理と美味しいパン、食後の小菓子やチョコレートを堪能できる素晴らしいパフォーマンスのコースです。

値上げが安定の基本路線の傾向にあるこの世の中では、既になくなっていても文句は言えないくらいお値打ちなコースでした。まだこのコースの提供をやっているのでしょうか。

お店は神戸の異人館街の洋館を利用した一軒家レストランで神戸らしい雰囲気もあり、席の間もそれなりに間隔が空いていて落ち着きますので、縁遠くなったとは言え、今でも良いお店だとは思っています。

この日はメインのお肉が牛肉(おそらく国産牛)ということでいつもよりもさらにパフォーマンスが良かったように思いました。

こちらにはミシュランの星が一つついていますが、これは前のシェフがもたらしたものですし、兵庫版の最終発刊年が2016年とかなり前になってしまいましたので、ミシュランもそろそろ新しい版を出すべきだと思うのですがいかがでしょう。

しかし、最近のミシュランは具体的な値段や昼、夜営業の別などの記載がなくなってしまっていて、ガイドブックとしては存在意義が既に消えていますね。自らの使命を放棄しているとしか見えません。詳しい情報はWEB見てねという姿勢でしょうか。安くはないお金を取っていながら恥ずかしくないのかと活を入れたくなります。


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テーブルセッティング

さてこの日の食事についてですが、こちらはおそらくどのコースを選んでもまず小さなスナック類から料理が始まります。


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各種前菜:淡路・針イカとロマネスコ、神埼郡・牛尾農場のマチコネギとシャラン鴨、菊芋のヴルーテ

この日のスナックは、左から右へ順にイカ、シャラン鴨の生ハム、菊芋のヴルーテでした。

イカは塩気がややあり、結構量がありました。シャラン鴨の生ハムは自家製とのことで、こちらも塩気があります。入っていると言われたネギは感じにくかったですが、甘めのサブレと合っていて美味しかったです。菊芋の小さいヴルーテは、なめらかかつ濃厚で菊芋の香りもしっかりして良かったです。


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パンはいつも温めて提供してくれます。はじめはバゲット、ついで雑穀のパンを頂きましたが、いつもながらもちもちでとても美味しいです。

いつもバターが2種類ついてきますが、ロワールの無塩バターと玉葱のバターでした。玉葱のバターは安定の美味しさです。無塩バターも悪くないです。


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本日のお魚料理:金目鯛 菜の花ボイル シャンパンソース

先月もメインの魚が鱈だったのでということで本来のメニュー「鱈のシャンパンソース」から変更してくれました。素晴らしい気配りです。

皿は温めて提供され熱々です。運ばれた段階で、離れていても甲殻類の香りがしてきました。ソースはやや温めです。

変えてもらっているので言いにくいですが、魚は可もなく不可もなくという感じでした。美味しいですが極めて普通でした。ただ、キャベツ、白菜などお野菜たっぷりめでうれしかったです。


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メイン肉:太田牛のロティと丹波・なゆた農場の大根 

皿は温めて提供されました。肉の旨味が素晴らしいです。脂があり、赤身も上品な味です。また、厚切りがうれしいです。

付け合わせの小松菜のベニエが食べにくくて少し残念でした。刺すとばらけるし、持とうとしても薄くてなかなか持てないのです。大根餅は面白いですね。ポテトは好きなので紫色のじゃがいもが嬉しかったです。


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デセール:淡路・平岡農園のタルトシトロン
印象が薄くて感想を記録していませんでした。個性が薄い盛合せのようなデセールはやはりあまり評価できません。


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食後のチョコ:シナモンとフランボワーズ

食後、小菓子として各種フレーバーのチョコをお好みで頂けます。毎回チョコのラインナップが少しずつ変化しますが、この日は左から右へ、シナモン、バニラ、フランボワーズ、カシス、ピスタチオ、ラムレーズンのフレーバーがありました。お好みのチョコを好きなだけお願いできて、全種類頂くこともできます

今回は少し控えめに2種類だけ選択しました、シナモンはシナモンがまあまあ香っていました。フランボワーズは見た目以上にフランボワーズで、酸味も一緒で良いお味でした。


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食後のお茶:ミントティー
お茶菓子盛り合わせ(小菓子・左から右へ):文旦のギモーブ、ラフランスのマカロン、シャンパンジュレ、抹茶のフィナンシエ、ホワイトチョコとメイプルのさくさく菓子


文旦のギモーブは文旦の香り良くしています。ほのかな酸味もまた美味しいですね。ラフランスのマカロンですが、ラフランスはあまり感じられませんでした。シャンパンジュレは苺が嬉しいです。苺のおかげで良い香りがしていて、一口だが繊細でとても良いお味に感じられました。抹茶フィナンシェは普通に美味しいです。ただ個性は少なめかもしれません。ホワイトチョコとメイプルのさくさく菓子は定番のようで、メイプルが香り、いつもながら美味しかったです。

この日のお会計は、お得なプロモーションコースのみの注文でしたので3800円でした。





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ジャンル : グルメ

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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
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長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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