Cuisine(s) Michel Troisgros** * (Tokyo) キュイジーヌ(s)ミシェル・トロワグロ(新宿)★★
年末の慌ただしい時間の中、こちらに友人とランチ訪問。みな社会でご活躍の方々、この一年間お疲れさまでした。
トロワグロは、今年の3月に一人ランチをして、感激し、以来ずっと気になっていました。
先日発売のミシュラン東京では二つ星になってしまい、ランチの値段が上がったのは残念ですが、今回も楽しい時間を過ごさせてもらいました。
お昼はコースが三種類。一番軽いものが、前菜、メイン一皿、デザートの構成。次はメインが二皿になるもの、最後は構成が二つめと同じですが、内容が夜と重なるコースです。
本当は一番上のコースが本格的に楽しめるのでしょうが、今ひとつ内容に魅力を感じませんでした。
本日は二つめのコースを選択。シャンパン用のスナックから、最後の小菓子まで全ていただいて丁度いい量でした。
ある方が以前にお話ししていたように、やはり一人とは違って、同伴の方がいると、会話に熱中して、食べたものの詳細がどうしても抜け落ちがちと感じました。
とはいっても、一緒に食事をして下さる方の存在に勝るものはないので、この日はその意味で本当に幸せでした。
以前あいさつして下さったメートルドテルの方と食後にまた少しお話をし、二つ星おめでとうございますと言ったところ、素直には喜べていただけなかったようでした。正直残念だったとのこと。やはり三つ星に期待があったことはよくわかりましたが、こればかりはいかんともしがたいもの。
一方、ここのオーナーのミシェル・トロワグロは今回の二つ星獲得についてメッセージを寄せていて、素直に喜んでいる文面にとても好感をもちました。自ら三つ星シェフとして君臨していて、三つ星が欲しくないわけはないでしょうが、それでも二つもらえたことを喜べる心、スタッフへの気遣いがとても人間的に思えたのでした。
これから三つ星をとる喜びがあるわけですから、また来年以降頑張ってさらによいお店になっていって欲しいと思います。
今回いただいたお料理の中では、仔羊の風味がとても良く、甘酸っぱい茄子の洋風漬物もまたいいアクセントでした。紫色のモダンな装いのラギオールナイフもまたこのお店にぴったりのアイテムと感じました。
食事中はずっと会話に熱中していて皿の上げ、下げについては意識をしていませんでしたが、きっと流れるようなサービスをしていただいたのでしょう。
ほんの細かいサービスのずれはあったものの、快適な食事の時間を約束してくれる、感じの良いサービスだと思います。そんなところにも家族経営で連綿と歴史を刻んできたトロワグロ家の良き伝統が息づいているのかと思いました。
実は自宅からはとても短い時間で行けることがわかり、また一人ででも折に触れて訪ねてみたいレストランだと感じています。
ご参加下さった友人達には、楽しい時間をありがとうございましたと言いたいです。良いお年をお迎え下さい。
そして、来年も美食の旅、ご一緒出来れば幸いです。
(いただいたもの)
シャンパンスナック:
・トランペット茸、シャントゥレル茸の一口スープ
・トウモロコシ粉を使った揚げ物
・パプリカを使ったスナック
アミューズ:
鮪のあぶり、西洋わさびのムース
(前回のお出汁と同様、日本のテーストのアミューズです。ここの定番でしょうか。しっかりとアミューズまで出してくれるお店は少ないので、その志がよいと思っています。)
前菜:
パネのヴルーテ、洋梨や焼き栗添え
(やや甘口で口に合わない感じがしました。器が違うと(例えば平皿ではなく丸くて深い現代風のお皿に入れるなどするといいかも)また印象が変わったかもしれません。盛りつけの絵もどちらかというとばたくさい感じで、残念でした。)
メイン(魚):
糸撚鯛のソテー、落花生と白胡麻のグリエ、アンディーブのアシデュレ

(お魚料理は前回同様、甘味や酸味の調和を追求していて、そのコンセプトがぶれていないのを確認出来ました。今回は金柑の甘味やしその独特の風味、酸っぱい味付けのアンディーブなどがアクセントでした。盛りつけ方もまた独特の世界があり、美しいです。)
メイン(肉):仔羊の鞍下肉の真空調理、赤パプリカ、ズッキーニ、茄子のマリネ添え

プレデセール:
ぬるめの一口シェイク
デセール:
りんごと生姜のパルフェ、セロリのフラッペ

小菓子:
マシュマロ、マドレーヌ、揚げドーナツ、チュイル、レモンタルト
お茶:
ハーブティー(レモングラス)
パン:
ベーコン、バジル、クルミの三種類から選択
ワイン:
シャンパーニュ、ブランドブラン(トロワグロセレクション)
トロワグロは、今年の3月に一人ランチをして、感激し、以来ずっと気になっていました。
先日発売のミシュラン東京では二つ星になってしまい、ランチの値段が上がったのは残念ですが、今回も楽しい時間を過ごさせてもらいました。
お昼はコースが三種類。一番軽いものが、前菜、メイン一皿、デザートの構成。次はメインが二皿になるもの、最後は構成が二つめと同じですが、内容が夜と重なるコースです。
本当は一番上のコースが本格的に楽しめるのでしょうが、今ひとつ内容に魅力を感じませんでした。
本日は二つめのコースを選択。シャンパン用のスナックから、最後の小菓子まで全ていただいて丁度いい量でした。
ある方が以前にお話ししていたように、やはり一人とは違って、同伴の方がいると、会話に熱中して、食べたものの詳細がどうしても抜け落ちがちと感じました。
とはいっても、一緒に食事をして下さる方の存在に勝るものはないので、この日はその意味で本当に幸せでした。
以前あいさつして下さったメートルドテルの方と食後にまた少しお話をし、二つ星おめでとうございますと言ったところ、素直には喜べていただけなかったようでした。正直残念だったとのこと。やはり三つ星に期待があったことはよくわかりましたが、こればかりはいかんともしがたいもの。
一方、ここのオーナーのミシェル・トロワグロは今回の二つ星獲得についてメッセージを寄せていて、素直に喜んでいる文面にとても好感をもちました。自ら三つ星シェフとして君臨していて、三つ星が欲しくないわけはないでしょうが、それでも二つもらえたことを喜べる心、スタッフへの気遣いがとても人間的に思えたのでした。
これから三つ星をとる喜びがあるわけですから、また来年以降頑張ってさらによいお店になっていって欲しいと思います。
今回いただいたお料理の中では、仔羊の風味がとても良く、甘酸っぱい茄子の洋風漬物もまたいいアクセントでした。紫色のモダンな装いのラギオールナイフもまたこのお店にぴったりのアイテムと感じました。
食事中はずっと会話に熱中していて皿の上げ、下げについては意識をしていませんでしたが、きっと流れるようなサービスをしていただいたのでしょう。
ほんの細かいサービスのずれはあったものの、快適な食事の時間を約束してくれる、感じの良いサービスだと思います。そんなところにも家族経営で連綿と歴史を刻んできたトロワグロ家の良き伝統が息づいているのかと思いました。
実は自宅からはとても短い時間で行けることがわかり、また一人ででも折に触れて訪ねてみたいレストランだと感じています。
ご参加下さった友人達には、楽しい時間をありがとうございましたと言いたいです。良いお年をお迎え下さい。
そして、来年も美食の旅、ご一緒出来れば幸いです。
(いただいたもの)
シャンパンスナック:
・トランペット茸、シャントゥレル茸の一口スープ
・トウモロコシ粉を使った揚げ物
・パプリカを使ったスナック
アミューズ:
鮪のあぶり、西洋わさびのムース
(前回のお出汁と同様、日本のテーストのアミューズです。ここの定番でしょうか。しっかりとアミューズまで出してくれるお店は少ないので、その志がよいと思っています。)
前菜:
パネのヴルーテ、洋梨や焼き栗添え
(やや甘口で口に合わない感じがしました。器が違うと(例えば平皿ではなく丸くて深い現代風のお皿に入れるなどするといいかも)また印象が変わったかもしれません。盛りつけの絵もどちらかというとばたくさい感じで、残念でした。)
メイン(魚):
糸撚鯛のソテー、落花生と白胡麻のグリエ、アンディーブのアシデュレ

(お魚料理は前回同様、甘味や酸味の調和を追求していて、そのコンセプトがぶれていないのを確認出来ました。今回は金柑の甘味やしその独特の風味、酸っぱい味付けのアンディーブなどがアクセントでした。盛りつけ方もまた独特の世界があり、美しいです。)
メイン(肉):仔羊の鞍下肉の真空調理、赤パプリカ、ズッキーニ、茄子のマリネ添え

プレデセール:
ぬるめの一口シェイク
デセール:
りんごと生姜のパルフェ、セロリのフラッペ

小菓子:
マシュマロ、マドレーヌ、揚げドーナツ、チュイル、レモンタルト
お茶:
ハーブティー(レモングラス)
パン:
ベーコン、バジル、クルミの三種類から選択
ワイン:
シャンパーニュ、ブランドブラン(トロワグロセレクション)
キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ (フレンチ / 都庁前、西新宿、西新宿五丁目)
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