ラ・マティエール(神楽坂)



約二ヶ月の時を経てまたまたやってくることができました。神楽坂の名フレンチです。
予約した時は夏の盛りでしたが、時はすでに秋の気配。
折良く私自身の新しい門出を祝すよい食事の機会となりました。そんなわけで予算を気にせず色々と注文することに。
今回はお昼に訪問し、前回のよい印象もあっておまかせにしようと思っていたのですが、おまかせは夜のみのようです。
魚と肉のメインが出てくるDコースはやや重いと思い、前菜にスープがついてくるCコースを選択。
この日のスープはトウモロコシの冷製スープ。今日は冷え込んだので少しお腹にきつかったですが、スープ自体の味は抜群でした。
前菜はこちらの名物、サーモンマリネ黒胡麻の付け焼きをいただきます。
実はこの料理を食すのは初めてでしたが、皮目のところの脂肪分がとても美味しく胡麻とうまく絡んでいます。とてもよくできた前菜だと思います。
メインはこのお店では初めての仔羊を(写真下)。ここのお肉のプレゼン(盛りつけ)はいつも豪快ですが、この日も仔羊はかなり大きな塊で出され、味、量共に大満足でした。
それに付け合わせのきのこ類のポワレがまた美味しいのです。
お腹が満ちていましたが、せっかくなのでやはりチーズもいただきます。
この日もイタリアやイギリスなどから珍しいものが揃えられていていつもながらなかなか通な感じです(写真中)。
ヴェズレイのシェーブル(山羊のチーズ)(中央手前)、イギリスのややオレンジがかった青カビ(左奥)、ゲビュルツトラミネールのマールで洗ったチーズ(中央奥)の三種類をいただきましたが、どれも独特の味わいで堪能いたしました。
デザートはおまかせになりますが、ヨーグルトのソルベといちじくのコンポートで、とてもきれいなお皿でした(写真上)。
コンポートが思った以上にさっぱりしていて、ソルベと相まって涼しげなデザート。
次回の予約を入れるべく相談すると、土日はほぼ満席が続いていて2ヶ月以上先になるとのよし。今回ひとまず予約を諦め、キャンセル待ちに期待をかけることに。
さて、こちらでメインを張られていたフロアマネージャーの方がご都合でこの9月末をもってラ・マティエールをお辞めになる旨聞き、大変に残念に思いました。
こちらの10月からの新しい身分の名刺をお渡しして、最後に記念に一緒に写真に収まっていただきました。
年末までは東京の某店でお仕事されているようなので、一度ごあいさつがてら恵比寿のそのお店にうかがってみたいと思っています。
この日もまたとてもいい気持ちでお店を後にしてきました。
(いただいたもの)
食前酒:キールロワイヤル
(白ワイン:アルザス2006,マルセル・ダイス(ボトル))
前菜:サーモンマリネ黒ごま付け焼き、野菜と共に
スープ:トウモロコシの冷製スープ
(赤ワイン:コルビエール(グラス))
メイン(肉):仔羊のポワレ、ケッパー、ドライトマトのソースと
チーズ(別料金):ヴェズレイのシェーブル(山羊のチーズ)、イギリスのややオレンジがかった青カビ、ゲビュルツトラミネールのマールで洗ったチーズ
デザート:ヨーグルトのソルベといちじくのコンポート
お茶:紅茶