Aimée Vibert** (Tokyo) エメ・ヴィベール(麹町・二番町)★★
年末の慌ただしさの中をかいくぐって今年最後の星の旅へ。
ミシュランの星がついてから気になっていた文字通りのグランドメゾンです。
まずはこちらの飾り皿をご紹介。

営業開始は約五年前とのこと。一から作り上げたというお館は日本ではまずあり得ないような存在感ですが、思っていたよりは小さめです。一軒家という点ではある意味恵比寿のロブションに似た感じもいたします。
店での待ち合わせでしたが、早く着いてしまったので、二階のウエイティングスペースにまず案内されました。
こちらから見るお庭がとてもきれい。小さいですが、周りとは異質の空間で味があります。
会食者が揃い、一階のサルへ。劇場のように大きく開けた巨大なサルで、主役は奥に見える庭と、蔦の絡まった大きなガラス窓でしょう。そこからたっぷりの光が入り込み、何とも上質な空間ができあがっています。
三つある窓際のテーブルは五人以上のグループで占められていて、みな何かの記念で食事をしているという雰囲気でした。
お料理はこのクラスからすると大変良心的で、選択肢も色々とあってとても頑張っている気がします。
中からきれいにとれた一枚をご紹介。前菜のタラバ蟹のレタス包みです。冷菜をイメージしていましたが、こんなおしゃれな一皿でした(!)。

上に載っているのは、ポロ葱を揚げた物とのことです。味付けはやや濃いめでした。
濃いめの味付けは苦手な方もいるかも知れませんが、お料理は基本的にどのお皿も丁寧な調理で満足できました。
サービスは残念ながら浅い印象を受けてしまいました。表面上、形の上ではサービスとして体をなしている感じでしたが、サービスの方の意識が低いのかなぜそういうサービスをするのかを理解しないで、あるいは実感しないでやっているところがまま見受けられ、それは大変残念でした。
もちろん全員ではなく、どちらかというと若い方、女性の方のそういう点が気になったのでした。
ただ、お若いソムリエの方でとても丁寧にグラスワインの説明をしてくださった方がいて、この方は好印象でした。
光の差し込む大きなサルは居心地がよいですが、反面、何もなく開けているので、下手をすると単調な面白みのない空間と感じてしまう時もありました。
夜ですとまた光の感じも変わって違う印象を受けるのかも知れません。
ワインリストはまさにフランスの星つきクラスの揃えと言えるので、大勢でそれなりのワインを開けるような機会にはとても楽しい食事ができるのかなと思います。
今回は普通の食事会でしたが、何かの記念の折りにまた訪れてみたいと思います。
この日は年末のよい骨休めになりました。みなさま是非よいお年をお迎え下さい。
(いただいたもの)
お昼のコース(ワイン類はコースと別途料金がかかります):
食前酒:グラスシャンパーニュ
・アミューズ:生牡蠣のジュレ添え

(グラス白ワイン:L’Esprit de Chevalier 1993)
・ 前菜(五種類から選択):タラバガニのレタス包み、甲殻類のソース
(グラス白ワイン:Crozes Hermitages 2007)
・ スープ(二種類から選択):セープ茸のヴルーテ カプチーノ風

・メイン(魚二種類、肉五種類から選択):三元豚バラ肉のブレゼ ロティ トリフ風味のソース

(グラス赤ワイン:Côte Rotie 1996)
・プレデセール:ピスタチオなどの三層のクリーム

・デザート(四種類から選択):カシス バニラ アプリコのバシュランとフリュイルージュのソース

・ 食後のお茶(ミントティー)と小菓子

パン(三種類)
水(日本の深層水)→ コースと別料金で
ミシュランの星がついてから気になっていた文字通りのグランドメゾンです。
まずはこちらの飾り皿をご紹介。

営業開始は約五年前とのこと。一から作り上げたというお館は日本ではまずあり得ないような存在感ですが、思っていたよりは小さめです。一軒家という点ではある意味恵比寿のロブションに似た感じもいたします。
店での待ち合わせでしたが、早く着いてしまったので、二階のウエイティングスペースにまず案内されました。
こちらから見るお庭がとてもきれい。小さいですが、周りとは異質の空間で味があります。
会食者が揃い、一階のサルへ。劇場のように大きく開けた巨大なサルで、主役は奥に見える庭と、蔦の絡まった大きなガラス窓でしょう。そこからたっぷりの光が入り込み、何とも上質な空間ができあがっています。
三つある窓際のテーブルは五人以上のグループで占められていて、みな何かの記念で食事をしているという雰囲気でした。
お料理はこのクラスからすると大変良心的で、選択肢も色々とあってとても頑張っている気がします。
中からきれいにとれた一枚をご紹介。前菜のタラバ蟹のレタス包みです。冷菜をイメージしていましたが、こんなおしゃれな一皿でした(!)。

上に載っているのは、ポロ葱を揚げた物とのことです。味付けはやや濃いめでした。
濃いめの味付けは苦手な方もいるかも知れませんが、お料理は基本的にどのお皿も丁寧な調理で満足できました。
サービスは残念ながら浅い印象を受けてしまいました。表面上、形の上ではサービスとして体をなしている感じでしたが、サービスの方の意識が低いのかなぜそういうサービスをするのかを理解しないで、あるいは実感しないでやっているところがまま見受けられ、それは大変残念でした。
もちろん全員ではなく、どちらかというと若い方、女性の方のそういう点が気になったのでした。
ただ、お若いソムリエの方でとても丁寧にグラスワインの説明をしてくださった方がいて、この方は好印象でした。
光の差し込む大きなサルは居心地がよいですが、反面、何もなく開けているので、下手をすると単調な面白みのない空間と感じてしまう時もありました。
夜ですとまた光の感じも変わって違う印象を受けるのかも知れません。
ワインリストはまさにフランスの星つきクラスの揃えと言えるので、大勢でそれなりのワインを開けるような機会にはとても楽しい食事ができるのかなと思います。
今回は普通の食事会でしたが、何かの記念の折りにまた訪れてみたいと思います。
この日は年末のよい骨休めになりました。みなさま是非よいお年をお迎え下さい。
(いただいたもの)
お昼のコース(ワイン類はコースと別途料金がかかります):
食前酒:グラスシャンパーニュ
・アミューズ:生牡蠣のジュレ添え

(グラス白ワイン:L’Esprit de Chevalier 1993)
・ 前菜(五種類から選択):タラバガニのレタス包み、甲殻類のソース
(グラス白ワイン:Crozes Hermitages 2007)
・ スープ(二種類から選択):セープ茸のヴルーテ カプチーノ風

・メイン(魚二種類、肉五種類から選択):三元豚バラ肉のブレゼ ロティ トリフ風味のソース

(グラス赤ワイン:Côte Rotie 1996)
・プレデセール:ピスタチオなどの三層のクリーム

・デザート(四種類から選択):カシス バニラ アプリコのバシュランとフリュイルージュのソース

・ 食後のお茶(ミントティー)と小菓子

パン(三種類)
水(日本の深層水)→ コースと別料金で
エメ・ヴィベール (フレンチ / 麹町、半蔵門、市ヶ谷)
★☆☆☆☆ 0.0