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元二つ星シェフ着任情報:パリ16区「ラベイーユ」(★★=当時)元シェフ、フィリップ・ラベ氏

もはや旧聞に属するのかも知れませんが、当ブログではまだ書いていませんでしたので改めてご報告です。

パリのシャングリ・ラホテル「ラベイーユ」(★★=在任当時ミシュランフランス2014による評価)にてシェフを務められていたフィリップ・ラベ氏の、元三つ星店「ラーンスブール」への就任が正式に伝えられています。

「ラーンスブール」自体には宿泊施設はありませんが、公式ホテルとして「オテル・カー」がありこちらは変わらず前シェフのジャン−ジョルジュ・クライン氏が経営されているようです。

クリスチャン・ルスケール氏辞任から始まった玉突き人事は、ルスケール氏が「ル・サンク」(★★)に収まり、エリック・ブリファー氏が同店を出るという結末になりました。

もう一つ別の玉突きとしては上述フィリップ・ラベ氏が「ラベイーユ」(★★=ミシュランフランス2014当時)を辞めたことに端を発し、その後釜にクリストフ・モレ氏が入り、さらにモレ氏がいなくなった後の「ラセール」(★★=ミシュランフランス2014当時)にデュカス氏門弟若手27歳のアドリアン・トゥルイウー氏が入ることで落ち着きました。

そして当初店を出て玉突きのきっかけとなったラベ氏は元三つ星店という一応ご自身のこれまでのキャリアに見合った場所に落ち着くことができました。

一方で、玉突きのあおりをくらった形のブリファー氏、まだどちらに決まったとも聞こえてこず、改装後の「オテル・リッツ」のメインダイニングシェフの座は既に埋まってしまいました(二つ星シェフニコラ・サル氏が入る予定)し、行き場に困っているのかもしれません。かつて「ル・サンク」で三つ星にまでなった元シェフのフィリップ・ルジャンドル氏のように地方巡りをすることになるのでしょうか…。

二つ星シェフと三つ星シェフとで大きく扱いが違うという厳しい現実が今回の2つの玉突きからすけて見えています。


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Author:VV George VV

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長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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