パマル(目白台)



目白通りあたりは、高台にあって落ち着いた町並み、椿山荘、カトリック教会、日本女子大など大きくそれなりに歴史のある建物群が悠然と並んでおり、独特の静けさがあります。
ひたすら続く並木道もよい。そして何より人通りが少ないです。
そんな地域にカジュアルフレンチ密集地帯があり、こちらに本日ようやく初訪問の運びとなりました。かなり昔から存在していた老舗なのですが、今回ようやく行けた感じです。
本日はお昼の訪問でしたが、ここは前菜、メイン、デザートを数種類ずつの中から選ぶプリフィクススタイルのみ。平日はデザート抜きでの注文も可能。そうすると少しリーズナブルに上がります。
前菜はサラダ(写真下)、メインはなかなか珍しい蝦夷鹿のフレッシュレバーのポワレ(写真中)をいただきました。
サラダなど驚きのボリュームで嬉しい限り。味ももちろん合格点。
フレッシュレバーもこれ新鮮じゃなかったら病気になるよ、と思っていましたが、女性店員さんの「思ったほど癖がないですよ。」との言葉を信じて注文し、大正解。
量もしっかりあり、また焼き目も絶妙で、バルサミコか何かを甘く煮詰めたソースとも良い相性でした。食べ応え充分で、とてもお得な気分に。
ジビエ嫌いでなければ、この季節ものお勧めです。
デザートはシンプルにヨーグルトのソルベ(写真上)。ここで作っているらしい濃厚な味わい。こういう本物を食べると、既製品を出している志のないフレンチレストランは猛省して欲しいと思います。
お茶はハーブティー(濃いめ)をいただきました。濃いめというのは指定ではなく、濃いめに出てきましたというだけのこと(笑)。中身はきっとティーバッグのハーブティー。
店内は狭く、けっこう古ぼけた感じがパリのカルティエラタンの裏通りにありそうな古いレストランの雰囲気かもしています。老舗の味が充分出ていますね。
界隈の落ち着いた並木と相まって、たいそうな名店となっていると言っても大げさではないでしょう。
夜も一度楽しんでみたいですが、またお昼間にうかがって定点観測していきたいお店と思います。
かなりへんぴな場所なのですが(最寄駅はおそらく、有楽町線・護国寺駅で、副都心線・雑司ヶ谷駅からも歩けそう)、お近くに寄られた際には是非どうぞ。
客層は地元のマダムが中心でした。あらかじめわかっている時には予約をお勧めいたします。
(いただいたもの)
前菜:スモークサーモンと小海老のサラダ(写真下)
メイン:蝦夷鹿のフレッシュレバーのポワレ(写真中)
デザート:ヨーグルトのソルベ(写真上)
お茶:ハーブティー
パン:バゲット(バター付!)
飲み物:卓上の水道水で…
* その後こちらのお店は2008年に閉店いたしました。
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