Quintessence*** (Tokyo) カンテサンス(白金台)★★★
現代フランス料理のカンテサンスへ。席にありつくために約二ヶ月の待ちが必要でした。開店した当時から行きたいお店でしたが、三つ星となった今、予約困難となっています。
店内は想像以上に限られた空間。照明が落ちているため、静かな雰囲気ですが、廊下部分がないに等しく、廊下側に座るとあまりくつろいで食事出来る感じではありません。
ただ椅子やソファーはきれいな革張りで、いいものを使っているようです。
お料理はその日のお任せなので黙っていれば、次々と皿が出されていきます。苦手な食材などについてはリクエストを聞いてくれます。
この日はお昼の食事で、出てきたのは、アミューズ、前菜二皿、お魚、お肉、デザート二皿の計七品。
量としては総体としてちょうどいい具合でした。
この日一番のお皿は前菜二皿目のフォワグラ料理でしょうか。酸味と甘味を合わせて独特な世界観のフォワグラ料理という感じで、盛りつけの美しさもまた特筆すべきもの。写真がないのが残念です(店内写真撮影禁止です)。
そしてもちろん、ランド産というフォワグラの質の高さは、本場でもなかなかお目にかかれないほどのものでした。脂分を抜くために特別な調理がされており、これまた瞠目すべきもの。
サービスは残念ながら三つ星のレベルとは言えず、これは店内の狭さが影響しているのでしょうか。
表面的にはみな丁寧に接してくれていましたが、スノッブな風(かぜ)をそこかしこに感じ、あまり良い気分がしないことがあったりで、微妙でした。気にしすぎかもしれませんが、狭い店内だと意識の高さ、低さ全てが簡単に客の方に伝染していきます。
最後、店を出る際にシェフがあいさつに出てきてくれましたが、あまり会話もできず、少し残念でした。店の外までお見送り頂けたのは光栄なことでしたが…。
皿の上の料理だけを味わうなら毎週でも通うべき店なのでしょうが、店の方々との接触を考えると少しためらう部分がないとは言えません。
いずれにしても、私からすればここはいわゆる「グランドメゾン」ではなく、「シックで上質なモダンビストロ」との位置づけであり、食通仲間で行くのが一番のお店という感じ。
現代フランス料理の最先端に触れたい向きにはマストなお店です。
ただ、接待やデートの切り札としては、私が行った範囲で言えばあくまで恵比寿のロブションをお勧めいたします。
(いただいたもの)
お任せのコース
アミューズ:栃木産とうもろこしのスープとポレンタ
前菜(1):塩とオリーブオイルが主役 山羊乳のヴァヴァロワ
前菜(2):シュークルートでマリネにしたフォワグラ
魚:螺鈿のように焼いたメジナ 枝豆とジロール 島ラッキョの泡
肉:酵素ポークの三時間ロースト フィザリスソース
デザート(1):ココナッツのクリーム ピスタチオオイルとエスプレッソ
デザート(2):メレンゲのアイスクリーム
+パン(バターも)
ワイン:四つの皿に合わせた計四杯のワインを出して頂くワインのコースでいただきました。こちらはリーズナブルでよいアイデアと思います。
店内は想像以上に限られた空間。照明が落ちているため、静かな雰囲気ですが、廊下部分がないに等しく、廊下側に座るとあまりくつろいで食事出来る感じではありません。
ただ椅子やソファーはきれいな革張りで、いいものを使っているようです。
お料理はその日のお任せなので黙っていれば、次々と皿が出されていきます。苦手な食材などについてはリクエストを聞いてくれます。
この日はお昼の食事で、出てきたのは、アミューズ、前菜二皿、お魚、お肉、デザート二皿の計七品。
量としては総体としてちょうどいい具合でした。
この日一番のお皿は前菜二皿目のフォワグラ料理でしょうか。酸味と甘味を合わせて独特な世界観のフォワグラ料理という感じで、盛りつけの美しさもまた特筆すべきもの。写真がないのが残念です(店内写真撮影禁止です)。
そしてもちろん、ランド産というフォワグラの質の高さは、本場でもなかなかお目にかかれないほどのものでした。脂分を抜くために特別な調理がされており、これまた瞠目すべきもの。
サービスは残念ながら三つ星のレベルとは言えず、これは店内の狭さが影響しているのでしょうか。
表面的にはみな丁寧に接してくれていましたが、スノッブな風(かぜ)をそこかしこに感じ、あまり良い気分がしないことがあったりで、微妙でした。気にしすぎかもしれませんが、狭い店内だと意識の高さ、低さ全てが簡単に客の方に伝染していきます。
最後、店を出る際にシェフがあいさつに出てきてくれましたが、あまり会話もできず、少し残念でした。店の外までお見送り頂けたのは光栄なことでしたが…。
皿の上の料理だけを味わうなら毎週でも通うべき店なのでしょうが、店の方々との接触を考えると少しためらう部分がないとは言えません。
いずれにしても、私からすればここはいわゆる「グランドメゾン」ではなく、「シックで上質なモダンビストロ」との位置づけであり、食通仲間で行くのが一番のお店という感じ。
現代フランス料理の最先端に触れたい向きにはマストなお店です。
ただ、接待やデートの切り札としては、私が行った範囲で言えばあくまで恵比寿のロブションをお勧めいたします。
(いただいたもの)
お任せのコース
アミューズ:栃木産とうもろこしのスープとポレンタ
前菜(1):塩とオリーブオイルが主役 山羊乳のヴァヴァロワ
前菜(2):シュークルートでマリネにしたフォワグラ
魚:螺鈿のように焼いたメジナ 枝豆とジロール 島ラッキョの泡
肉:酵素ポークの三時間ロースト フィザリスソース
デザート(1):ココナッツのクリーム ピスタチオオイルとエスプレッソ
デザート(2):メレンゲのアイスクリーム
+パン(バターも)
ワイン:四つの皿に合わせた計四杯のワインを出して頂くワインのコースでいただきました。こちらはリーズナブルでよいアイデアと思います。
レストラン・カンテサンス (フレンチ / 白金台、目黒)
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