Joël Robuchon*** (Tokyo) ジョエル・ロブション(恵比寿)★★★(1)
今回は久しぶりの美食巡礼の旅にロブションを選択。東京のロブションは初めての訪問。外観はまさにシャトーです。

東京での一人ランチはこれまであまりありませんでしたが、ミシュラン東京の出た今、星を求めての旅もできるわけで、折に触れて出かけてみようと思います。
1階がレセプションで、案内の女性に導かれて2階のサルへ。脇のお花のデコレーションが、自然な感じではありますが、見事です。
ちなみに、1階部分には、セカンド店にあたる「ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブション」(★)があります。
いつもグランドメゾンクラスの店のサルに入る時には緊張いたします。
店内は黒のテーブルウェアの印象が強かったのですが、実は壁面のシャンパンゴールドがけっこう効いていて、独特ながら全体的に調和のとれた空間に仕上がっている印象でした。壁をさらにガラスが覆っているのも不思議な感じで、さながら美術館にいるよう。
また室内は相当広いものだと思っていたのですが、かなりこぢんまりとしていて丁度よい大きさに感じました。
この日のお客さんの入りはぼちぼちで、たまたま少ない日に当たったようで、落ち着いて食事ができてよかったです。
サービスはもちろん店の格にあったものでしたが、若い方の皿を下げる間などが少し残念。
確かに食後サービス陣に話しかける日本人は少ないでしょうが、コミュニケーションの余地を残した微妙な間を客に与えるべきと思いました。かなり細かいことですが、経験をつんだサービスの方には自然なその間があります。
お料理についてですが、皿の上は彩りよい情景で、全体的に軽やかな仕上がり。その意味で現代風ですが、主に脇役として使われているソースなどもきっちりと作られていて、そのあたりはやはり正統派フレンチです。
コース全体をいただいて最後に振り返ると、今の季節(夏)の感覚を存分に感じさせる流れになっていたと気付きます。
「夏のさわやかさ」をコース全体から感じました。
もちろんお味は抜群で、料理一皿一皿の風味がしっかり立っています。デュカスの(うわべだけの)料理に魂が入った感じ、と言っては逆にロブションに失礼でしょうか。
パン類の豊富さも特筆すべきで、自家製の幾種類ものパンを希望すれば温めて供していただけます。
この日は、まず細長いパンから始まり、アンチョビのクロワッサン、ドライトマトのパン、バジルのパン、デニッシュ、牛乳を練り込んだブリオッシュをいただきました。全部質の高さがわかる美味しさでしたが、デニッシュ類の贅沢なバターの使いっぷりにため息がでます。
食前酒はおすすめというシャンパンをいただきます。ロブションの各店で使われているブルーノ・パイヤールという銘柄でした。これとともにアミューズをいただきます。
グリーンピースのムースと、ミントのゼリーが今日のアミューズ。

やや青っぽいかんじもありますが、これも計算尽くでしょうか。ミントの香りとともに、さわやかな香りが鼻腔を抜けていきます。
一皿目の前菜が、「佐渡島産本マグロ タルタル仕立てにし、フォンダンアボカドにのせ地鶏卵黄のエミュリュジョン 赤ピーマンのクーリと共に」。

目に鮮やかなお皿で、ある意味典型的な組み合わせの鮪とアボカドをテリーヌの形で表現(真ん中が鮪、下がアボカドのテリーヌ)しているところが現代風でしょう。手前のクーリは、赤ピーマンとバジルで、しっかり風味が出ています。鮪のテリーヌは、シーチキンの感じ。庶民的な表現で失礼。
スポイトがロブションで出てくるとは思いませんでしたが、これくらいだけなら許せます(笑)。中は卵黄とにんにくのソースとのこと。適宜かけながらいただきます。
奥に見えるのはローズマリーの薄型のビスケットのようなパン。一緒にいただきます。
(今回は全てのお料理の写真を撮ったので、写真を紹介するべく2回に分けて日記をアップいたします。
これ以降のお料理については、次の日記をご参照下さい。)

東京での一人ランチはこれまであまりありませんでしたが、ミシュラン東京の出た今、星を求めての旅もできるわけで、折に触れて出かけてみようと思います。
1階がレセプションで、案内の女性に導かれて2階のサルへ。脇のお花のデコレーションが、自然な感じではありますが、見事です。
ちなみに、1階部分には、セカンド店にあたる「ターブル・ドゥ・ジョエル・ロブション」(★)があります。
いつもグランドメゾンクラスの店のサルに入る時には緊張いたします。
店内は黒のテーブルウェアの印象が強かったのですが、実は壁面のシャンパンゴールドがけっこう効いていて、独特ながら全体的に調和のとれた空間に仕上がっている印象でした。壁をさらにガラスが覆っているのも不思議な感じで、さながら美術館にいるよう。
また室内は相当広いものだと思っていたのですが、かなりこぢんまりとしていて丁度よい大きさに感じました。
この日のお客さんの入りはぼちぼちで、たまたま少ない日に当たったようで、落ち着いて食事ができてよかったです。
サービスはもちろん店の格にあったものでしたが、若い方の皿を下げる間などが少し残念。
確かに食後サービス陣に話しかける日本人は少ないでしょうが、コミュニケーションの余地を残した微妙な間を客に与えるべきと思いました。かなり細かいことですが、経験をつんだサービスの方には自然なその間があります。
お料理についてですが、皿の上は彩りよい情景で、全体的に軽やかな仕上がり。その意味で現代風ですが、主に脇役として使われているソースなどもきっちりと作られていて、そのあたりはやはり正統派フレンチです。
コース全体をいただいて最後に振り返ると、今の季節(夏)の感覚を存分に感じさせる流れになっていたと気付きます。
「夏のさわやかさ」をコース全体から感じました。
もちろんお味は抜群で、料理一皿一皿の風味がしっかり立っています。デュカスの(うわべだけの)料理に魂が入った感じ、と言っては逆にロブションに失礼でしょうか。
パン類の豊富さも特筆すべきで、自家製の幾種類ものパンを希望すれば温めて供していただけます。
この日は、まず細長いパンから始まり、アンチョビのクロワッサン、ドライトマトのパン、バジルのパン、デニッシュ、牛乳を練り込んだブリオッシュをいただきました。全部質の高さがわかる美味しさでしたが、デニッシュ類の贅沢なバターの使いっぷりにため息がでます。
食前酒はおすすめというシャンパンをいただきます。ロブションの各店で使われているブルーノ・パイヤールという銘柄でした。これとともにアミューズをいただきます。
グリーンピースのムースと、ミントのゼリーが今日のアミューズ。

やや青っぽいかんじもありますが、これも計算尽くでしょうか。ミントの香りとともに、さわやかな香りが鼻腔を抜けていきます。
一皿目の前菜が、「佐渡島産本マグロ タルタル仕立てにし、フォンダンアボカドにのせ地鶏卵黄のエミュリュジョン 赤ピーマンのクーリと共に」。

目に鮮やかなお皿で、ある意味典型的な組み合わせの鮪とアボカドをテリーヌの形で表現(真ん中が鮪、下がアボカドのテリーヌ)しているところが現代風でしょう。手前のクーリは、赤ピーマンとバジルで、しっかり風味が出ています。鮪のテリーヌは、シーチキンの感じ。庶民的な表現で失礼。
スポイトがロブションで出てくるとは思いませんでしたが、これくらいだけなら許せます(笑)。中は卵黄とにんにくのソースとのこと。適宜かけながらいただきます。
奥に見えるのはローズマリーの薄型のビスケットのようなパン。一緒にいただきます。
(今回は全てのお料理の写真を撮ったので、写真を紹介するべく2回に分けて日記をアップいたします。
これ以降のお料理については、次の日記をご参照下さい。)
ガストロノミー ジョエル・ロブション (フレンチ / 恵比寿、目黒)
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