レストラン訪問記:渋谷「デコ」(ビブグルマン)
ミシュラン掲載直後にリーズナブルなランチを食べにうかがったことがあり、この日は初めて夜に利用してみました。
ランチは地下の空間でいただくスタイルでしたが料理内容が充実していて満足しましたし、シェフも気さくにジビエを見せてくれたりして気になるお店でした。
予約の際の電話の応対もとてもよかったので期待していましたが、今ひとつ心に触れるものがなく再訪は厳しいかなと思わずにはいられませんでした。
コース料理を予約すると2階で食事することになりますが、合間の1階部分はバーになっていてそこで働く女性店員の意識が低く、予約客を案内するという意識がまったくないのが残念でした。1階と2階の連携は皆無なので行かれる方は一階は無視してすぐに左手奥の階段を上りましょう。1階で名前を告げても意味がありません。
2階のサービスの方はやや距離をとったそれでもプロフェッショナルなお仕事をしている印象ではありました。
ただ出てくるお料理があまりに元気がないというか、生気を感じない皿ばかりで基本的には全部あらかじめ仕込んでおいて皿に並べればよいような料理ばかりでかつ各量がとても小さくて残念でした。温菜の後に冷菜がくる流れやシャンパンスナックレベルの小さなつまみをアミューズとしてメニューに載せているのも水増ししている感じで好感がもてません。
お料理の味もとりたてて感激するようなものはありませんでした。印象が良くないところから入っているので、普通に美味しくてもそうは記憶に残らないのが残念です。
テーブルは一応クロスがかかっていますが正直倉庫にテーブルを並べただけのような空間で雑然としているので今ひとつ落ち着く感じもありませんでした。
それでいてグラスワインの値付けは料理の値段やお店の格に見合わないやや高め設定で、昨今の物価高からするとこんなもの、と言われればそうかもしれませんが、もっとがんばっているお店はごまんとあるはずで残念な感じがやはりぬぐえませんでした。
もう少しサービスやシェフとコミュニケーションがとれればよいのでしょうが、あまりそういう雰囲気もなく、最後形だけシェフが見送ってくれましたがシェフと会ったのはこれがほぼ最初なので会話がはずむわけもなく、一切お話もしないまま店をあとにしました。
お店なりのメニュー設定、価格設定、接客スタンス等々あるかと思うのでわがままを言う気はありませんが、個人的にはまた行きたい、友人や家族にも紹介したいとはとても思えませんでした。
結局は自分の好みに合うかどうかがすべてですので一つの意見として参考にしていただければと思います。
(いただいたもの)
ムニュ・セゾン
2種類の本日のアミューズ:ワカサギのエスカベッシュと自家製ブダンのムース(一人一つ!)


山形菊芋の温かいポタージュと白子のムニエル

天城軍鶏と胡桃、ピスタチオのテリーヌ

萩産うすばはぎの軽い燻製と聖護院蕪、庄内柿のマリネ
国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込み“ベリーA”

本日のデザート:洋梨のコンポートとチョコレートアイス
ランチは地下の空間でいただくスタイルでしたが料理内容が充実していて満足しましたし、シェフも気さくにジビエを見せてくれたりして気になるお店でした。
予約の際の電話の応対もとてもよかったので期待していましたが、今ひとつ心に触れるものがなく再訪は厳しいかなと思わずにはいられませんでした。
コース料理を予約すると2階で食事することになりますが、合間の1階部分はバーになっていてそこで働く女性店員の意識が低く、予約客を案内するという意識がまったくないのが残念でした。1階と2階の連携は皆無なので行かれる方は一階は無視してすぐに左手奥の階段を上りましょう。1階で名前を告げても意味がありません。
2階のサービスの方はやや距離をとったそれでもプロフェッショナルなお仕事をしている印象ではありました。
ただ出てくるお料理があまりに元気がないというか、生気を感じない皿ばかりで基本的には全部あらかじめ仕込んでおいて皿に並べればよいような料理ばかりでかつ各量がとても小さくて残念でした。温菜の後に冷菜がくる流れやシャンパンスナックレベルの小さなつまみをアミューズとしてメニューに載せているのも水増ししている感じで好感がもてません。
お料理の味もとりたてて感激するようなものはありませんでした。印象が良くないところから入っているので、普通に美味しくてもそうは記憶に残らないのが残念です。
テーブルは一応クロスがかかっていますが正直倉庫にテーブルを並べただけのような空間で雑然としているので今ひとつ落ち着く感じもありませんでした。
それでいてグラスワインの値付けは料理の値段やお店の格に見合わないやや高め設定で、昨今の物価高からするとこんなもの、と言われればそうかもしれませんが、もっとがんばっているお店はごまんとあるはずで残念な感じがやはりぬぐえませんでした。
もう少しサービスやシェフとコミュニケーションがとれればよいのでしょうが、あまりそういう雰囲気もなく、最後形だけシェフが見送ってくれましたがシェフと会ったのはこれがほぼ最初なので会話がはずむわけもなく、一切お話もしないまま店をあとにしました。
お店なりのメニュー設定、価格設定、接客スタンス等々あるかと思うのでわがままを言う気はありませんが、個人的にはまた行きたい、友人や家族にも紹介したいとはとても思えませんでした。
結局は自分の好みに合うかどうかがすべてですので一つの意見として参考にしていただければと思います。
(いただいたもの)
ムニュ・セゾン
2種類の本日のアミューズ:ワカサギのエスカベッシュと自家製ブダンのムース(一人一つ!)


山形菊芋の温かいポタージュと白子のムニエル

天城軍鶏と胡桃、ピスタチオのテリーヌ

萩産うすばはぎの軽い燻製と聖護院蕪、庄内柿のマリネ
国産牛ほほ肉の赤ワイン煮込み“ベリーA”

本日のデザート:洋梨のコンポートとチョコレートアイス
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