レストラン訪問記:新橋「俺のやきとり」
新橋・銀座エリアに相当数の店舗を出店し勢いのある「俺の」グループですが、このたび初めて系列店を利用してきました。新橋の立ち食いイタリアンから始まった同グループ店ですが、今やフレンチ、スパニッシュ、割烹、そば、おでん、焼肉、中華とジャンルを広げ、スタイルは異なりますが星がつくお店(銀座「おかもと」(★★))まで擁するに至っていますね。
グループ店の最大の魅力は破壊されたといっていいほどの低価格でメニューを提供している点にあり、それを支えるのが回転率のよさという触れ込みでした。最近は行列をさばく新しい仕組みを利用したり、あるいは立ち飲みではなく完全着席スタイルの店舗もできるなどグループ内でかなり多様化が進み、ジャンルが増えたこともありさらに多士済々色々なバックグラウンドの優秀な料理人の方々がグループのもとに集まっている印象です。
この日は焼鳥が食べたかったのですが予約なく現地へ行ってみると角を曲がったとなりに「俺の焼肉」がありそちらにも正直惹かれました。
さて「俺のやきとり」ですが、地下にある店舗内は暗めの照明で席の間隔は狭く常に満席状態なのですごいにぎわいです。落ち着かない椅子であったり狭いテーブルも安くメニュー提供するための仕組みで致し方ないことでしょう。「俺の」では立ち飲みのイメージが強いですが、ここでは100席中70席が着席用でした。
サービスは若い方が中心で最低限のことは守れていますが、余裕がないところもあり常に忙しいから仕方ないのでしょうが、もう少し客とコミュニケーションがとれるといいかなと思ったりもしました。とはいえサービスでいやな気持ちになったことはありませんでした。
料理長はかつて「濱田家」さんがミシュランで三つ星をとった時に料理長をされていた佐藤信一さんという方とのことです。その分意識が行き届いているのか例えば生ビールの泡のきめ細やかなこと、びっくりしました。エビス、プレミアムモルツでは美味しい泡を作ってくれる店は今時珍しくないですが、ここは一番搾りなので意識の高さを感じました。生ビールの値段は安くないしむしろ普通のお店と同じ水準ですが、この泡を作る手間にかかっているコストを考えたら安いと思えます。

(一番下から時計回りに、しらすサラダ、ぼんじり(塩)、皮(塩)、ねぎ間(塩)、つくね(タレ))
焼き鳥はおそらく別の場所(工場のようなところ?)で串打ちされたとおぼしき大量生産品ですが、鳥の質が悪いということはなく美味しく頂けました。普通の種類は大体2本〜3本で売られていて複数名で行くとお得かなという印象です。野菜やその他の変わり串も充実していて、「俺の」シリーズで有名なロッシーニ(牛フィレとフォワグラを使った料理)を串にしたものや牛フィレすじ串やイベリコ豚塩焼串などもあり飽きずに楽しめます。
他に値段のことで注意すべき点は、ミュージックチャージとして一定のお金がとられることと、最低ワンドリンクの注文が必要なこと、滞在時間は入店から1時間50分となっていてけっこう厳しめに追い出しを受けることでしょうか。
あまり混まないはずの日でしたが、8時頃に外に出ると10名弱の人が並んでいました。週末に近い平日ははずすのがおすすめでしょう。週末は午後3時から店をやっていますので早めに飲み始めるのもいいかもしれません。その時間なら予約なしでも普通に入れるでしょう。
メニューは焼き鳥以外にも和食系のお造り盛り合わせ、黒毛和牛炙りアワビとウニ、A5和牛煮込み、巻き寿司、冷菜各種、食事(ラーメン含む)6種ほどあってその日によって変わっていくようなので飽きずに楽しめると思います。
お酒はマムのグラスシャンパンが驚異の安さですが、それ以外は普通の値付けでしょうか。そういえば、スパークリングワインをいただきましたが、なみなみ注いでくれてこちらもお得な感じがしました。
日本酒は日替わりの面白そうな日本酒を茶碗(量は6勺程度?)で6種類ほど出していて日本酒が好きな方も楽しめると思います。
時間制限はありますが、禁煙の安心安全な空間でジャズを楽しみつつ、そこそこリーズナブルに一定の品質以上の酒、肴を色々と楽しめる点がこちらのおすすめポイントでしょう。わい雑な雰囲気や狭い空間が苦手という方には逆におすすめできませんね。
少しずつ社会勉強も兼ねてまた別のお店にも行ってみたいと思います。値段だけではない「俺の」グループの魅力を今回垣間見ることが出来た気がしてとても楽しい時間でした。
(いただいたもの)
串物(括弧内はデフォルトの本数/左の○は特に美味しかった串)
・ねぎ間(3本)
・ぼんじり(3本)
・ 皮(3本)
○レバー(3本)
・ つくね(2本)
・ 白レバー(1本)→質がよいのでしょうが、普通のレバーの方が好きでした。
・ 淡路の新玉ねぎ(2本)
・ インカのめざめ(2本)
・ モッツァレラチーズ(3本)
○イベリコ豚塩焼(2本)→脂のうまさが最高ですね。店のおすすめということも納得でした。
その他おつまみ
・しらすサラダ→店のおすすめですが、ボリュームに注意。4人くらいで丁度良い感じです。あまりの量のため食べきれなかったお隣さんからのおすそわけ品でした。
・ 焼きそら豆(小4本)
・ 炭火焼きタケノコ(小3本)
アルコール
・ 生ビール中ジョッキ(一番搾り)×2
・ 日本酒:大倉(奈良) オオセト 山廃特別純米無濾過生原酒
・ 日本酒:花垣(福井) 越の雫 無濾過生原酒
・ スパークリングワイン(白)
グループ店の最大の魅力は破壊されたといっていいほどの低価格でメニューを提供している点にあり、それを支えるのが回転率のよさという触れ込みでした。最近は行列をさばく新しい仕組みを利用したり、あるいは立ち飲みではなく完全着席スタイルの店舗もできるなどグループ内でかなり多様化が進み、ジャンルが増えたこともありさらに多士済々色々なバックグラウンドの優秀な料理人の方々がグループのもとに集まっている印象です。
この日は焼鳥が食べたかったのですが予約なく現地へ行ってみると角を曲がったとなりに「俺の焼肉」がありそちらにも正直惹かれました。
さて「俺のやきとり」ですが、地下にある店舗内は暗めの照明で席の間隔は狭く常に満席状態なのですごいにぎわいです。落ち着かない椅子であったり狭いテーブルも安くメニュー提供するための仕組みで致し方ないことでしょう。「俺の」では立ち飲みのイメージが強いですが、ここでは100席中70席が着席用でした。
サービスは若い方が中心で最低限のことは守れていますが、余裕がないところもあり常に忙しいから仕方ないのでしょうが、もう少し客とコミュニケーションがとれるといいかなと思ったりもしました。とはいえサービスでいやな気持ちになったことはありませんでした。
料理長はかつて「濱田家」さんがミシュランで三つ星をとった時に料理長をされていた佐藤信一さんという方とのことです。その分意識が行き届いているのか例えば生ビールの泡のきめ細やかなこと、びっくりしました。エビス、プレミアムモルツでは美味しい泡を作ってくれる店は今時珍しくないですが、ここは一番搾りなので意識の高さを感じました。生ビールの値段は安くないしむしろ普通のお店と同じ水準ですが、この泡を作る手間にかかっているコストを考えたら安いと思えます。

(一番下から時計回りに、しらすサラダ、ぼんじり(塩)、皮(塩)、ねぎ間(塩)、つくね(タレ))
焼き鳥はおそらく別の場所(工場のようなところ?)で串打ちされたとおぼしき大量生産品ですが、鳥の質が悪いということはなく美味しく頂けました。普通の種類は大体2本〜3本で売られていて複数名で行くとお得かなという印象です。野菜やその他の変わり串も充実していて、「俺の」シリーズで有名なロッシーニ(牛フィレとフォワグラを使った料理)を串にしたものや牛フィレすじ串やイベリコ豚塩焼串などもあり飽きずに楽しめます。
他に値段のことで注意すべき点は、ミュージックチャージとして一定のお金がとられることと、最低ワンドリンクの注文が必要なこと、滞在時間は入店から1時間50分となっていてけっこう厳しめに追い出しを受けることでしょうか。
あまり混まないはずの日でしたが、8時頃に外に出ると10名弱の人が並んでいました。週末に近い平日ははずすのがおすすめでしょう。週末は午後3時から店をやっていますので早めに飲み始めるのもいいかもしれません。その時間なら予約なしでも普通に入れるでしょう。
メニューは焼き鳥以外にも和食系のお造り盛り合わせ、黒毛和牛炙りアワビとウニ、A5和牛煮込み、巻き寿司、冷菜各種、食事(ラーメン含む)6種ほどあってその日によって変わっていくようなので飽きずに楽しめると思います。
お酒はマムのグラスシャンパンが驚異の安さですが、それ以外は普通の値付けでしょうか。そういえば、スパークリングワインをいただきましたが、なみなみ注いでくれてこちらもお得な感じがしました。
日本酒は日替わりの面白そうな日本酒を茶碗(量は6勺程度?)で6種類ほど出していて日本酒が好きな方も楽しめると思います。
時間制限はありますが、禁煙の安心安全な空間でジャズを楽しみつつ、そこそこリーズナブルに一定の品質以上の酒、肴を色々と楽しめる点がこちらのおすすめポイントでしょう。わい雑な雰囲気や狭い空間が苦手という方には逆におすすめできませんね。
少しずつ社会勉強も兼ねてまた別のお店にも行ってみたいと思います。値段だけではない「俺の」グループの魅力を今回垣間見ることが出来た気がしてとても楽しい時間でした。
(いただいたもの)
串物(括弧内はデフォルトの本数/左の○は特に美味しかった串)
・ねぎ間(3本)
・ぼんじり(3本)
・ 皮(3本)
○レバー(3本)
・ つくね(2本)
・ 白レバー(1本)→質がよいのでしょうが、普通のレバーの方が好きでした。
・ 淡路の新玉ねぎ(2本)
・ インカのめざめ(2本)
・ モッツァレラチーズ(3本)
○イベリコ豚塩焼(2本)→脂のうまさが最高ですね。店のおすすめということも納得でした。
その他おつまみ
・しらすサラダ→店のおすすめですが、ボリュームに注意。4人くらいで丁度良い感じです。あまりの量のため食べきれなかったお隣さんからのおすそわけ品でした。
・ 焼きそら豆(小4本)
・ 炭火焼きタケノコ(小3本)
アルコール
・ 生ビール中ジョッキ(一番搾り)×2
・ 日本酒:大倉(奈良) オオセト 山廃特別純米無濾過生原酒
・ 日本酒:花垣(福井) 越の雫 無濾過生原酒
・ スパークリングワイン(白)
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