レストラン訪問記:表参道「ル・プレヴェール」
今回のお店は表参道のビルに入っていますが、パリにある比較的新しめのビストロが日本に出したお店になります。
実はかなり前のことですが、パリの本店にディナーでうかがって正直あまりいい印象をもっていませんでした。この時は料理から強めに香る八角の臭いがあまり好きになれませんでした。
最先端とはすなわち周りとは違う「新しい」(とその時代の多くの人が思う)スタイルであったり、味覚であったり、食材の取り合わせであったりの提案のことかと思いますが、彼らからすればこれが自分たちなりに考える最先端の料理、自分たちの個性ということなのでしょう。
しかしフランスの食文化で生まれ育って生きてこずかえって日本で生まれ育った自分からすれば、彼らの最先端はアジアンスパイスの陳腐な発見にしか受け取れず、実際の風味以上にその軽薄な自己主張の感じが好きになれなかったのだと思います。
そんなこともあって正直こちらに行く気はあまりありませんでしたが、今回機会があってランチということもあって気楽な気持ちでふらりと寄ってみました。

結果としてはサービスなどはビストロレベルで素っ気ないのですが、最低限押さえるところは押さえていて、温かいパンを出してくるところなど、帝国ホテルより上と感じる点もありましたし、料理も全体として満足できる内容でした。
お昼はお値打ちなワンプレートのハラミステーキのランチが売りのようですが、前菜、メイン、デザートのランチコースもあって、追加料金が必要な料理もあり、内容は多彩でしたね。
見て頂ければおわかりのようにデフォルトの料理(追加料金なしの料理)の選択だけでも十分楽しめるようにはなっています。今回はお試しだったので全部追加料金なしの料理で攻めてみました。

メインのお魚(すずき)は付け合わせの野菜(マッシュポテト、揚げ茄子)を含めてなかなかのボリュームで、味もふっくら、しっとりした仕上がりで美味しかったです。そして例の八角の香りがこの皿からしてきましたが、今回は不思議といやな感じはせず、むしろ食欲をそそられる感じでした。
スープ、前菜は量が少なめですが、メインが充実しているので最後には満足できるかと思います。
また上記ランチ以外にもタルトフランベ、ビーフストロガノフや黒毛和牛のステーキなどもあって選択肢が多彩なのでその点もいいですね。ランチのみの破格値のグラスワインサービスもあるので、昼から飲める方にとってはさらに楽しいでしょう。
(いただいたもの)
ランチコース(スープ、前菜、メイン、デザート+パン、コーヒー付)
季節のスープ(おきまり):
○ブロッコリの冷製スープ

前菜:
○ブルターニュ地方田舎パテ
・ ホワイトアスパラと温泉玉子の焙煎スパイス風味(追加料金あり)
・ オマール海老と春野菜のサラダ仕立て マンゴーソース(追加料金あり)

メイン料理:
・ 豚肉のブーラッシュ ハンガリー風
○ 本日鮮魚のポワレ レモングラスソース
・ 牛ハラミステーキ マッシュポテトの燻製添え(追加料金あり)
・ オマール海老とムール貝のブイヤベース仕立て(追加料金あり)
デザート:
・ ベルギー産生チョコスティック仕立て 黒糖アイス
○ アーモンドのブリュレ メロンのソルベ
・ イチゴのマリネ パセリのアイス
・ プレヴェール特製盛り合わせ(追加料金あり)

実はかなり前のことですが、パリの本店にディナーでうかがって正直あまりいい印象をもっていませんでした。この時は料理から強めに香る八角の臭いがあまり好きになれませんでした。
最先端とはすなわち周りとは違う「新しい」(とその時代の多くの人が思う)スタイルであったり、味覚であったり、食材の取り合わせであったりの提案のことかと思いますが、彼らからすればこれが自分たちなりに考える最先端の料理、自分たちの個性ということなのでしょう。
しかしフランスの食文化で生まれ育って生きてこずかえって日本で生まれ育った自分からすれば、彼らの最先端はアジアンスパイスの陳腐な発見にしか受け取れず、実際の風味以上にその軽薄な自己主張の感じが好きになれなかったのだと思います。
そんなこともあって正直こちらに行く気はあまりありませんでしたが、今回機会があってランチということもあって気楽な気持ちでふらりと寄ってみました。

結果としてはサービスなどはビストロレベルで素っ気ないのですが、最低限押さえるところは押さえていて、温かいパンを出してくるところなど、帝国ホテルより上と感じる点もありましたし、料理も全体として満足できる内容でした。
お昼はお値打ちなワンプレートのハラミステーキのランチが売りのようですが、前菜、メイン、デザートのランチコースもあって、追加料金が必要な料理もあり、内容は多彩でしたね。
見て頂ければおわかりのようにデフォルトの料理(追加料金なしの料理)の選択だけでも十分楽しめるようにはなっています。今回はお試しだったので全部追加料金なしの料理で攻めてみました。

メインのお魚(すずき)は付け合わせの野菜(マッシュポテト、揚げ茄子)を含めてなかなかのボリュームで、味もふっくら、しっとりした仕上がりで美味しかったです。そして例の八角の香りがこの皿からしてきましたが、今回は不思議といやな感じはせず、むしろ食欲をそそられる感じでした。
スープ、前菜は量が少なめですが、メインが充実しているので最後には満足できるかと思います。
また上記ランチ以外にもタルトフランベ、ビーフストロガノフや黒毛和牛のステーキなどもあって選択肢が多彩なのでその点もいいですね。ランチのみの破格値のグラスワインサービスもあるので、昼から飲める方にとってはさらに楽しいでしょう。
(いただいたもの)
ランチコース(スープ、前菜、メイン、デザート+パン、コーヒー付)
季節のスープ(おきまり):
○ブロッコリの冷製スープ

前菜:
○ブルターニュ地方田舎パテ
・ ホワイトアスパラと温泉玉子の焙煎スパイス風味(追加料金あり)
・ オマール海老と春野菜のサラダ仕立て マンゴーソース(追加料金あり)

メイン料理:
・ 豚肉のブーラッシュ ハンガリー風
○ 本日鮮魚のポワレ レモングラスソース
・ 牛ハラミステーキ マッシュポテトの燻製添え(追加料金あり)
・ オマール海老とムール貝のブイヤベース仕立て(追加料金あり)
デザート:
・ ベルギー産生チョコスティック仕立て 黒糖アイス
○ アーモンドのブリュレ メロンのソルベ
・ イチゴのマリネ パセリのアイス
・ プレヴェール特製盛り合わせ(追加料金あり)

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