レストラン訪問記:乃木坂「フウ」(★)
乃木坂で古くから営業されているフランス料理店へ。

ランチの食事はプリフィクスでメインのお料理で肉か魚かを選べる以外はお任せになります。ランチでは3種類の値段の異なるコースが用意されていますので、そこでも一応希望の料理を選ぶことができるようにはなっています。
この日は一番軽いコースを短時間でいただいてきました。退店の時間もきちんと把握してもらっていて、総じてサービスには安定感がありました。
しかしながら、入店してすぐのところに、この日たまたまなのかディレクターと思われるおじさまがいて、愛想も丁寧さもなく、お店とのファーストコンタクトとしてはあまりいい印象を受けませんでした。入り口には最低限の愛想を振りまける人物を配置すべきでしょう。
とはいえサルではこの方の影響が及んでいないのか現場責任者の長身のサービスの方がいい具合に締めている感じでよかったです。
ただ、メニューの説明に人によってむらがあったり、不正確な点がまま見られたのが少し残念でした。面倒でしょうがその点は統一して欲しいですね。
お料理はスナックにとどまらないアミューズ三点に星付き店としての矜持を感じます。ほんの一口だけですが、どれも丁寧に作られています。

アミューズ:(左から)
栗カボチャのピューレ そばのみの泡 チョリソー入り
メロンスープ 生ハム入り 赤ピーマンのムース
ウサギ 白バルサミコのソースを塗って 松の実
中でも白バルサミコを塗ったウサギが香りが良く、メインの肉も美味しかったので、シェフは肉料理が得意なのかなと感じた次第でした。
前菜:鰆のミキュイ

想像とは異なる絵画的な一皿です。またメニューに書いていないホタテも入っているのでちょっと得した気持ちになります。ただ肝心の鰆の塩気が薄く、個人的な味覚には合わないところがありました。
メイン:岩中豚

名ではなく実をとった豚肉料理ですね。焼き加減良く、肉は程よいレア加減で美味しいですし、何より脂のところが豚肉の美味しさを感じるいい感じの調理でした。
付け合わせもポレンタクレムーやアスパラ、あんずなど多彩でそれぞれに意味があり、存在感があり楽しめる一皿になっていたように思います。
ただお皿が温めてあったものの少しぬるい感じだったのが残念でした。ちょっと厳しいかもしれませんが。
デザート
ムースとソルベが主体で真ん中のジュレは実質がないのでかなり軽いデザートという感じ。個人的にはもっとたっぷりのデザートがうれしいです。
それでも中央に長方形に敷かれたジュレからはきちんとフランボワーズの風味がしてその点レベルは高いと思いました。
ライチのソルベもいい香りですし、マスカルポーネのムースも濃厚で良かったです。
お茶と小菓子
フレッシュハーブティーが用意されている上、10種のハーブが入っているとのことで贅沢です。
小菓子は二つだけですが、いずれもしっかり手作りしてある感じで美味しくいただけました。
パン
温めて提供される上、柔らかく出来たてと思われる美味しいパンです。同じくしっかり味がするきれいに切り出されたバターとともにとても美味しくいただけました。同じ一つ星でも帝国ホテルとはレベルが違いますね。もちろんこちらの方が圧倒的に上です。
ワインについて
今回もアルコールはいただきませんでしたが、その日のボトルを見せてくれました。

グラス赤、白とも各三種くらいずつ用意され、その時々で変わっていくとのこと。必ずしもフランス産にこだわっているわけではないようです。
すでに述べたささいな不満点があったので料理、サービスともに満点とはいきませんが、十分に楽しい時間を過ごすことができ、全体としてはとても満足しました。
(いただいたもの)
ランチコース
アミューズブーシュ三種
前菜:サワラのミキュイ ホタテ カラスミ ケシの実 青リンゴ ラディッシュのヴィネグレット
鰆のミキュイ42度で
ラディ ケシの実 カラスミ
ホタテ 青リンゴのジュレ 紅芯大根
ラディのビネガー
ナスタチューム
メイン:岩手県産岩中豚のロティ アプリコットとエストラゴン アスパラガス マスタードヴィオレのソース
豚肉 マスタードビオレのソース
アスパラのブランシール
あんずのコンポート
カレー風味のポレンタ
豚足と頭の肉のソーセージ風
ブルゴーニュバター
アスパラ アボカド 枝豆 コーンのロワイヤル
デザート:フランボワーズとグロゼイユ ヴェルヴェンヌのムース ライチのソルベ 黒レモンの香り
マスカルポーネのムース
ライチのソルベ 冷凍した生クリームの粉
フランボワーズのジュレ 果実のせ
食後のお茶:10種ブレンドのフレッシュハーブティー
ミニャルディーズ(小菓子):
パートフリュイ バナナとパッションフルーツ
塩キャラメルのマカロン

ランチの食事はプリフィクスでメインのお料理で肉か魚かを選べる以外はお任せになります。ランチでは3種類の値段の異なるコースが用意されていますので、そこでも一応希望の料理を選ぶことができるようにはなっています。
この日は一番軽いコースを短時間でいただいてきました。退店の時間もきちんと把握してもらっていて、総じてサービスには安定感がありました。
しかしながら、入店してすぐのところに、この日たまたまなのかディレクターと思われるおじさまがいて、愛想も丁寧さもなく、お店とのファーストコンタクトとしてはあまりいい印象を受けませんでした。入り口には最低限の愛想を振りまける人物を配置すべきでしょう。
とはいえサルではこの方の影響が及んでいないのか現場責任者の長身のサービスの方がいい具合に締めている感じでよかったです。
ただ、メニューの説明に人によってむらがあったり、不正確な点がまま見られたのが少し残念でした。面倒でしょうがその点は統一して欲しいですね。
お料理はスナックにとどまらないアミューズ三点に星付き店としての矜持を感じます。ほんの一口だけですが、どれも丁寧に作られています。

アミューズ:(左から)
栗カボチャのピューレ そばのみの泡 チョリソー入り
メロンスープ 生ハム入り 赤ピーマンのムース
ウサギ 白バルサミコのソースを塗って 松の実
中でも白バルサミコを塗ったウサギが香りが良く、メインの肉も美味しかったので、シェフは肉料理が得意なのかなと感じた次第でした。
前菜:鰆のミキュイ

想像とは異なる絵画的な一皿です。またメニューに書いていないホタテも入っているのでちょっと得した気持ちになります。ただ肝心の鰆の塩気が薄く、個人的な味覚には合わないところがありました。
メイン:岩中豚

名ではなく実をとった豚肉料理ですね。焼き加減良く、肉は程よいレア加減で美味しいですし、何より脂のところが豚肉の美味しさを感じるいい感じの調理でした。
付け合わせもポレンタクレムーやアスパラ、あんずなど多彩でそれぞれに意味があり、存在感があり楽しめる一皿になっていたように思います。
ただお皿が温めてあったものの少しぬるい感じだったのが残念でした。ちょっと厳しいかもしれませんが。
デザート
ムースとソルベが主体で真ん中のジュレは実質がないのでかなり軽いデザートという感じ。個人的にはもっとたっぷりのデザートがうれしいです。
それでも中央に長方形に敷かれたジュレからはきちんとフランボワーズの風味がしてその点レベルは高いと思いました。
ライチのソルベもいい香りですし、マスカルポーネのムースも濃厚で良かったです。
お茶と小菓子
フレッシュハーブティーが用意されている上、10種のハーブが入っているとのことで贅沢です。
小菓子は二つだけですが、いずれもしっかり手作りしてある感じで美味しくいただけました。
パン
温めて提供される上、柔らかく出来たてと思われる美味しいパンです。同じくしっかり味がするきれいに切り出されたバターとともにとても美味しくいただけました。同じ一つ星でも帝国ホテルとはレベルが違いますね。もちろんこちらの方が圧倒的に上です。
ワインについて
今回もアルコールはいただきませんでしたが、その日のボトルを見せてくれました。

グラス赤、白とも各三種くらいずつ用意され、その時々で変わっていくとのこと。必ずしもフランス産にこだわっているわけではないようです。
すでに述べたささいな不満点があったので料理、サービスともに満点とはいきませんが、十分に楽しい時間を過ごすことができ、全体としてはとても満足しました。
(いただいたもの)
ランチコース
アミューズブーシュ三種
前菜:サワラのミキュイ ホタテ カラスミ ケシの実 青リンゴ ラディッシュのヴィネグレット
鰆のミキュイ42度で
ラディ ケシの実 カラスミ
ホタテ 青リンゴのジュレ 紅芯大根
ラディのビネガー
ナスタチューム
メイン:岩手県産岩中豚のロティ アプリコットとエストラゴン アスパラガス マスタードヴィオレのソース
豚肉 マスタードビオレのソース
アスパラのブランシール
あんずのコンポート
カレー風味のポレンタ
豚足と頭の肉のソーセージ風
ブルゴーニュバター
アスパラ アボカド 枝豆 コーンのロワイヤル
デザート:フランボワーズとグロゼイユ ヴェルヴェンヌのムース ライチのソルベ 黒レモンの香り
マスカルポーネのムース
ライチのソルベ 冷凍した生クリームの粉
フランボワーズのジュレ 果実のせ
食後のお茶:10種ブレンドのフレッシュハーブティー
ミニャルディーズ(小菓子):
パートフリュイ バナナとパッションフルーツ
塩キャラメルのマカロン
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