レストラン訪問記:浜松町「レ・ピフ・エ・ドディーヌ」(ビブグルマン)
浜松町駅北口から歩いてすぐの場所にあるビストロへ。ご近所に系列店が二店あるようですね。
12時前に到着しましたが、すでに先客が3名ほど並んでいました。12時過ぎには列がなかったので、超人気店というほどではないようですが店内はずっと満席が続いていました。
サービスは基本的にはちょっぴり色気ある中年男子で体育会系という感じの方が仕切っていますが、自分がいけているとの自覚があるようで、独りよがりなサービスがたまにみられてその点残念でした。若い男の子ならまあわからなくもないですが、お客さんにできるだけストレスを感じさせない意識がやはり必要でしょう。好男子との自覚はその意識としばしば両立しないと思います。
店頭にその日のメニューが置かれていて、サービスマンがあらかじめ注文をとっていくという方式をとっています。この日はこんなメニューでした。

ステックアシェとあったので、このご時世、この季節にまさかとは思いつつタルタルステーキをランチで提供しているのかと思い、この方に尋ねたところ、タルタルステーキを知らないようで驚きました。
この方にとってサービスの仕事は片手間のバイトなのかなとの思いになりました。
そのやりとりの中で(自分の知らないことを尋ねられて)ストレスを感じたのかちょっと語尾の強い言葉を返されたので、サービスマンならそこはもっといんぎんにして欲しいなとの率直な感想をもったのです。
質問の仕方を変えて聞き直し、ようやくタルタルステーキではなく、いわゆるハンバーグステーキのようなものが出るとわかりました。
他にはカジキなどありましたがランチではよく出される豚肉にしてみました。

出されたお料理を見てびっくり。知らなければほとんどの人がそのボリューム、迫力に驚くことでしょう。
きれいに焼き色がついていて中は半生でいわゆるロゼの焼き加減ですが、しっかりと火が通っていて絶妙な火加減です。低温調理で下処理しているのでしょうか、それともこれがシェフの焼きの技なのでしょうか。
コマ切れ肉をざっくり炒める料理を漠然と想像していた自分は大きく予想を裏切られました。付け合わせもたっぷりですし、ソースもちゃんとつくっています。
この日のデフォルトの前菜、冷製コーンスープは皿も美しいとは言えず(サービスの指紋が縁にしっかりついてました!)、またスープ自体もなめらかさが足りずざらついていて、量も少なめでメインへの期待も今ひとつ高くなかった中での高パフォーマンスだったので逆に印象に残りました。
独りよがりなサービスだろうが、他の二種の料理も制覇したいとの思いが強く残りました。値段を抑えて提供しているのでなおさらですね。
ただ残念なのはサービスだけではなく、デザート、カフェとも平日ランチでは提供しないお店の姿勢。
安くランチを提供するための苦肉の策というのはわかるのですが、食後のコーヒーくらいまではせめて出していただきたいとの思いがあります。そうしないとフランス料理屋としての文化的な要素がまったく抜け落ちて、平日ランチ時は定食屋に成り下がってしまっているように感じたからです。
それでも一応フォローすると卓上には冷たい紅茶がピッチャーで置かれていて、客ののどの渇きはこれで癒されるのでその点はお店も気を遣っているのかなとも思いました。
そのようなわけで複雑な思いですが再訪ありです。ただその前にご近所の系列店にも訪問したいと思います。
(いただいたもの)
平日ランチ
前菜:とうもろこしの冷製クリームスープ
メイン:豚ロースのグリエ 粒マスタードソース サラダとマッシュポテト
冷えたパン
冷たい紅茶(ピッチャー)
12時前に到着しましたが、すでに先客が3名ほど並んでいました。12時過ぎには列がなかったので、超人気店というほどではないようですが店内はずっと満席が続いていました。
サービスは基本的にはちょっぴり色気ある中年男子で体育会系という感じの方が仕切っていますが、自分がいけているとの自覚があるようで、独りよがりなサービスがたまにみられてその点残念でした。若い男の子ならまあわからなくもないですが、お客さんにできるだけストレスを感じさせない意識がやはり必要でしょう。好男子との自覚はその意識としばしば両立しないと思います。
店頭にその日のメニューが置かれていて、サービスマンがあらかじめ注文をとっていくという方式をとっています。この日はこんなメニューでした。

ステックアシェとあったので、このご時世、この季節にまさかとは思いつつタルタルステーキをランチで提供しているのかと思い、この方に尋ねたところ、タルタルステーキを知らないようで驚きました。
この方にとってサービスの仕事は片手間のバイトなのかなとの思いになりました。
そのやりとりの中で(自分の知らないことを尋ねられて)ストレスを感じたのかちょっと語尾の強い言葉を返されたので、サービスマンならそこはもっといんぎんにして欲しいなとの率直な感想をもったのです。
質問の仕方を変えて聞き直し、ようやくタルタルステーキではなく、いわゆるハンバーグステーキのようなものが出るとわかりました。
他にはカジキなどありましたがランチではよく出される豚肉にしてみました。

出されたお料理を見てびっくり。知らなければほとんどの人がそのボリューム、迫力に驚くことでしょう。
きれいに焼き色がついていて中は半生でいわゆるロゼの焼き加減ですが、しっかりと火が通っていて絶妙な火加減です。低温調理で下処理しているのでしょうか、それともこれがシェフの焼きの技なのでしょうか。
コマ切れ肉をざっくり炒める料理を漠然と想像していた自分は大きく予想を裏切られました。付け合わせもたっぷりですし、ソースもちゃんとつくっています。
この日のデフォルトの前菜、冷製コーンスープは皿も美しいとは言えず(サービスの指紋が縁にしっかりついてました!)、またスープ自体もなめらかさが足りずざらついていて、量も少なめでメインへの期待も今ひとつ高くなかった中での高パフォーマンスだったので逆に印象に残りました。
独りよがりなサービスだろうが、他の二種の料理も制覇したいとの思いが強く残りました。値段を抑えて提供しているのでなおさらですね。
ただ残念なのはサービスだけではなく、デザート、カフェとも平日ランチでは提供しないお店の姿勢。
安くランチを提供するための苦肉の策というのはわかるのですが、食後のコーヒーくらいまではせめて出していただきたいとの思いがあります。そうしないとフランス料理屋としての文化的な要素がまったく抜け落ちて、平日ランチ時は定食屋に成り下がってしまっているように感じたからです。
それでも一応フォローすると卓上には冷たい紅茶がピッチャーで置かれていて、客ののどの渇きはこれで癒されるのでその点はお店も気を遣っているのかなとも思いました。
そのようなわけで複雑な思いですが再訪ありです。ただその前にご近所の系列店にも訪問したいと思います。
(いただいたもの)
平日ランチ
前菜:とうもろこしの冷製クリームスープ
メイン:豚ロースのグリエ 粒マスタードソース サラダとマッシュポテト
冷えたパン
冷たい紅茶(ピッチャー)
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