レストラン訪問記:高田馬場「ラミティエ」(ビブグルマン)

みなさまはハチビキというお魚、ご存じでしょうか。初回訪問だった前回、魚ではなくお肉をいただいたので今回は魚にしてみましたが、この日のお魚がハチビキでした。
恥ずかしながら初耳のお魚でしたが、サービスの方がスズキ系の魚と説明していたので白身を想像していましたが、魚体を見て頂くとおわかりのように赤みがかっていて、身も少し色が濁ったような色でした。この魚は知る人ぞ知る珍しいお魚のようです。

味はスズキのような淡泊な白身ではなく、好き嫌いが分かれるであろう少し癖のある、魚独特の香りがしていました。美味しくいただきましたが、少し違和感があったのがお魚が一部半生であったこと。
フランス料理のお魚でカルパッチョなど明らかに生で提供する料理以外でここまで火を入れていないのは初めてで、もしかしたら新鮮な魚ということであえてこのような調理をしたのかとも思いましたが、個人的なフランス料理のコードにひっかかり違和感を感じることになってしまいました。
それでも相変わらずボリューム満点で、きちんとソースを作っている上、つけ合わせもしっかり食べられる量が盛りつけてあって好感がもてます。
次回お魚をいただくときはしっかり火を入れることをお願いしてみようと思いました。

前菜はまだまだ暑い気候が続くので冷たいポタージュスープにしました。前回も冷たいポタージュスープでしたが、ここのスープはしっかり冷えていて安定の美味しさです。
デザートは派手さはないもののフロマージュブランというよりは下に敷かれたプラリネを楽しませる一品で前回同様誠実なつくりのデザートを堪能しました。
この日も予約で満員でした。サービスの方の安定した対応は変わらず、今回も落ち着いて食事を楽しむことができました。
(いただいたもの)
ランチコース
前菜:かぼちゃの冷たいスープ
メイン:ハチビキのポワレ 白ワインソース(追加料金あり)
デザート(飲み物とセットで追加料金あり):フロマージュブラン プラリネ ルバーブのソース
飲み物:ホットコーヒー
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