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レストラン訪問記:熱田神宮(愛知県)内「宮きしめん」

熱田神宮は伊勢神宮につぐ社とのことですが、境内はもちろんのことその周囲を歩くだけでも霊気が満ちているのを感じられるような場所で、いわゆるパワースポットといっていいのでしょう。歴史がある場所ですから、色々な力が宿っていそうです。

境内にはさまざまなご利益の小さな神社がいくつもあって、寄進された有名な灯篭や信長塀などが点在していて歴史に興味がある人にとっては興味深い場所であることは間違いないと思います。有名な草薙の剣もこちらにあるということです。

さてそんな神聖な場所の中にあるのがきしめん屋さんの「宮きしめん」です。隣には甘味やお茶を楽しめる茶屋もありますが時間の都合上そちらにはお邪魔できませんでした。

店名の由来は熱田神宮近くを通る東海道の宮宿からきているとかいないとか、卓上の舌代に書いてあったように思います。東海道はその後陸路で名古屋市内方面へは行かず、三重県の方に船で行くことになります。

こちらはお店というには簡素なつくりで、壁がなくすだれのようなものでお店の区画をつくっています。屋根はありますがこちらも雨除け程度の簡易なものだと思います。

こちらでいただけるのはきしめんが基本ですが、セットで味噌かつ丼も食べられますし、豚の角煮ようなサイドメニューもいくつか用意されています。朝早い時間から夕方まで通して営業しているのでとても便利ですね。

この日は白エビが入ったというかきあげを載せたきしめんをいただきました。白エビの存在には気づきにくかったですが、さくさくのかきあげが薄い色のお出汁とあいまっていい味を出していました。

IMG_4615s4615.jpg

肝心のきしめんについてほとんど食べた記憶がなく、もしかしたら大人になってからは初めてだったかもしれません。

幅広の麺のため伸びやすくてすぐに歯でかみきれるイメージでしたが、さにあらず、麺は実はふっくらしていて弾力も適度にあり、なかなか食べごたえがある食べ物でした。いい勉強になりました。

かきあげの入ったきしめんは白という色の薄いお出汁を使ったものでしたが、ものによっては赤という関東風の濃い色のお出汁を使ったもののようでした。使い分けの基準はよくわかりませんでした。

この日は週末ということもあってか熱田神宮自体になかなか多くの人出があり、きしめん屋さんもお昼時をはずした時間にもかかわらずそこそこ人が入っていました。場所がいいだけにお客さんが来なくて困るということはないのでしょうね。

料理はセルフサービスで何ら飾りたてるところはありませんが、お店の人は丁寧ですし、立場におごって適当な商売をしているという風でもありませんので好感がもてましたし、それらの点もこの店がそれなりに流行る理由の一つなのかと思っていました。

熱田神宮にお越しの際にはおやつ代わりにでも一度寄られてみてはいかがでしょうか。


(いただいたもの)

白エビかき揚げ入りきしめん
(汁は白。ねぎはカウンターで受け取るときに自分で自由にかける方式。)




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Author:VV George VV

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長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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