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レストラン訪問記:麻布十番「富麗華」(★)

夏にうかがって美味しい飲茶を楽しんだお店に今回は季節ものの麺類を食べに行きました。念のため予約を入れましたが、直前だったためか入口付近の席でした。平日ランチですが、それでも予約者リストにはたくさんのお名前が並んでいて、人気店だと改めて思いました。

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季節限定の上海蟹入り汁なし麺が目当てで、量が少ないと注文の時に言われましたが果たして半人前か三分の一人前位の量でした。

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上海蟹を使った麺ということでそれなりに楽しみにしていましたが、しっかり火が通っているためかそれなりに入っている卵も本来の旨味を失っているように感じてしまいました。上海蟹の食べ方としては今一つなのかもしれません。身の方もそれなりに入っていますが、上海蟹は味噌や卵を食べる食材だと思うので感動はあまりありません。

そんなわけでお試しとしてはいい経験になりましたが、いかんせんランチとしては量が足りないので追加で炒飯をお願いすることに。

店員さんもそのあたりを心得ているように、こちらがお願いしなくても食後のタイミングに合わせてメニューを再度持ってきてくれました。こういうところ気が利いていてやはりサービスのレベルが高いと感じます。

こちらの炒飯は塩と醤油という二つの大きな分類がある上でさらにそれぞれに各種具材の異なった数種類の炒飯が用意されています。一般的にどの中華料理店でも出てくる炒飯がこちらでいう塩の炒飯ということになるようです。

たまり醤油を使った炒飯の方にあった牛肉と松の実という具材にひかれてこちらを選びましたが、そのビジュアルが新鮮でした。経験が浅いだけかもしれませんが、こうしたこんがり茶色の炒飯は初めて見ました。

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味はほんのり醤油の香りがしてご飯の粒がそれぞれしっとりしているのに粒同士はくっつかずにはらりとこぼれ落ちるようないい具合に炒めてあります。牛肉は本当に小さくてほぼ存在感がありませんでしたが、炒飯自体はとても美味しくいただくことができました。

炒飯についてくるスープもきちんとお出汁をとったものであることがわかる中華スープでした。当たり前のことですが、それぞれのお料理にきちんと際立った香りがあり、食べながらそれをはっきりと感じることができます。

炒飯は先ほどの汁なし麺ほど量は少なくないものの、大食の方からすると物足りない量といえるかもしれません。

普通の中華料理店だと麺やご飯ものだけで一食にする方もいるかと思いますが、こちらではあくまでアラカルトの締めに数人でシェアして食べるような食べ方が主流なのかもしれません。

そうするとランチ時にはお店が提案しているミニコースか汁そばのセットを選ぶ方がお腹を満たす点でも、お値段の点でもいいのかもしれません。


(いただいたもの)

アラカルトで…(お茶付き)

・上海蟹の汁なしそば

・たまり醤油の炒飯(牛肉と松の実。ザーサイとスープ付き。)





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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
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visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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