レストラン訪問記:生駒(菜畑駅)「アヴォートルサンテ」(★)
今回、奈良でフランス料理を頂いてきました。結論からいうと、まだまだ良くなる余地はあると感じたものの、とても良いお店でした。

近鉄生駒線菜畑駅から徒歩で約4分ほどの場所にある一軒家が目指すレストランでした。
食事をしに行く以上お料理が美味しいことはもちろん大切ですが、それと同じくらいサービスやしつらえ、シェフのもてなしの心が大切であることを改めて感じる機会となりました。
最高位では二つ星までいったローヌアルプ地方の名店「ミシェル・シャブラン」の先代の時代にそこで修業されたというシェフがこのレストランでやろうとしていることは、日本のお客さん向けに、料理も、お酒も、雰囲気も含めてフランスの地方にある名料理店を再現することとお見受けしました。
サービスは各人きちんと動かれていますし、愛想もあります。そしてお料理について質問をしても、かなり詳しいところまで分かっていて、シェフに尋ねに厨房に行くなどということはありませんでした。サービスの方が、自信をもって説明して下さる安心感は大切ですね。シェフのお料理を店全体できちんとお客に届けようという高い志につながることですから。
間合いが合わない時もありましたが、ゆったりと笑顔でいてくれるのでこちらは気持ち良くお料理に集中できました。必要があってサービスに合図するために手を振ってももちろん、うるさい、黙っておけなどという態度はもちろん取られることはありませんでした。

客席正面の写真です。隅の席を頂けたおかげで、店内を見回すことができました。正面奥にはきれいなお花が活けてあるのが見えます。
店内のしつらえには、梁の通った天井やタイル張りの床のおかげでしょうか、昔フランスで体験した懐かしい雰囲気を感じていました。
フランスの地方を旅していると、星がついていなくてもこぎれいにした雰囲気の良い、ビストロとは明らかに違った“レストラン”が一つの町や村に一軒はあるもので、そういうお店を意識した作りなのだと感じました。サルの床のタイルであったり、天井の梁であったり、フランスで食事しているような気分を味わわせてくれます。この内装は適当に業者に発注して出来上がったものではなく、意識的にシェフが細部までこだわって注文してできあがったものに違いないと思いました。

この写真で店内の広さが分かるかと思いますが、かなり小さいです。それでも不思議と狭いという感じがしません。

ここで卓上にパンくずでしょうか、かなり細かいのですがくずが2つほど落ちていて、その辺りの行き届かなさは少し残念でした。

しかし各卓上に生花が活けられていて、とても気持ちが良いです。シェフを始めとするお店の心意気を感じました。お店の前の菜園で摘んだお花かと思いました。

最初の豚肉のリエットはほんの小手調べといった感じでしょう。バターナイフで塗ってとのことでしたが、これだと後に食べることになるバターとリエットの味が混じってしまうので、本当なら専用のナイフを用意しておくべきでしょう。細かいことではありますが、そこが少し気になりました。
この日は食後の予定も大してなかったこともあり、久しぶりにお酒を頂きました。リストに自家製果実酒を見つけたので、アペリティフメゾン(お店オリジナルの食前酒)と勝手に位置づけて、こちらを食前酒に所望しました。この日の果実酒はフランボワーズの果実酒で、果実をつけ込んだお酒を炭酸で割ったものでした。こうした、星付き店で修業されたシェフ手作りのお酒が不味いわけもなく、香り高く、とても美味しく頂きました。フランボワーズの実も入っていて、飲み干す時に頂きました。お値段も抑えめで、それも含めて最初から満たされて食事が始まりました。
さて、その後のお料理ですが、気取りのないメニュー表示からはどんな料理が出されるのか分かりませんでしたが、一皿目の前菜が出てきて、丁寧な調理がされているのがわかり、「取り合わせ」などというふんわりした言葉遣いをしているには、あえて専門用語を使わず、気取らない、気負わせないお料理として提供しているシェフなりの優しさと感じました。ちゃんとしたお料理を出していれば、名前なんかいいじゃないかという思いです。

シェフの出すお料理というものは自分が修業をした時代に主流だったもの、自らが多く学んだ作風というかそういうものをずっと背負っていくものと思っていて、こちらのシェフの出すお料理(例えばこの「アボカドとずわい蟹の取り合わせ」)も、今のお料理の流行のようなものとは一線を画す少し前のスタイルかもしません。それでも美味しいものを丁寧に作っていることが伝わるお料理で、優しく繊細で美味しいですし、ややオールドなスタイルも含めて私は好きでした。取り合わせに入っているじゃがいもからはほんのかすかにカレーの風味を感じ取ることができました。

真上からの写真で分かるかと思いますが、手前の緑のソースがホウレン草のソースで、取り合わせの向こう側にカリフラワーのムースが敷かれていて、生臭い感じが残ったムースが逆にいいアクセントになっていて良かったです。
前菜は他に、この日は、「サラダリヨネーズ(リヨン風野菜いっぱいサラダ)」かメニューにはない「パテ」が選べました。

次のスープは、「セロリラーブ(根セロリ)のポタージュスープ」で、見た目の通りシンプルですが、優しくてこくがあり、素材の香りが感じられて美味しいです。意味もなくチーズなどを入れて、味を淀ませるよりははるかに良いと思います。
メインは、「市場のお魚料理(イサキ)」、「ハンガリー産小鴨胸肉のロースト」、「スペイン産イベリコ豚のロースト」、からの選択で、小鴨を選びました。

鴨の焼き加減はレア(ロゼ)で、ローストビーフよろしくあらかじめ薄く切ってあって、とても食べやすかったです。こういうところにシェフの客を思う心遣いを感じました。せっかくのラギオールのナイフもほとんど出番はありませんでした。お昼でもちゃんとラギオールを出されていて、その点も感服しました。
肉質はもしかしたらフランス産の方が良いかも知れませんが、臭みなどもなく、きちんと美味しく頂くことができました。小鴨の赤いソースは赤ワイン、ポートワイン、ヴィネガーを使ったソースとのことで、甘辛くて美味しかったです。
これで食事が終わり、デセールとなります。三種選択するということで、メニューを見せてもらいました。この日はメニューに加えて、オレンジのスフレグラッセも選択できるとのことでした。

そのオレンジのスフレグラッセ、季節のタルト(アプリコット)、パリブレストを選択しました。スフレグラッセは要はオレンジのアイスクリームで、とても丁寧な作りでした。タルトは安定の美味しさです。パリブレストは、クリームに気持ちがいきますが、上に載ったナッツが香ばしくて予想外の美味しさでした。
ランチだから、こうして軽めに三種の小菓子でデセールとしているのだろうと納得していたら、なんとこれは導入に過ぎず、この後メインのデセールが到着しました。
これには驚きでした。このお値段で、ここまでしてくれて、お店は大丈夫だろうかと余計な心配までしてしまいました。

メインのデセールは、「マスカルポーネチーズのムース 蜂蜜のアイスクリーム」とのことでしたが、食べ進めると、ムースの中に終わりつつあるとはいえ今が旬の苺が食べやすくカットされて忍ばせられているのが分かりました。苺はとても好きなのでこれもまた嬉しいサプライズでした。苺自体美味しい苺でしたね。ランチで、この価格なのにこの丁寧な調理とボリューム、味、全て兼ね備えられていて、素晴らしいです。
今回は食前酒の後も実は白、赤のグラスワインを飲んでいて、リストのグラスワインの種類は二種類ずつで多くはなかったものの、自分が好きなセパージュであるヴィオニエ、シラーがそれぞれ一番お値頃のワインとしてリストオンしていたこともあり、お試しの気分で注文したのでした。ワインの価格設定もとても良心的で、ペアリングにするとさらにお得になるようでした。私の今回の果実酒、ヴィオニエ、シラーの組み合わせはペアリングより安かったので、ペアリングには手を出しませんでしたが、次回はありと思いました。
これらのグラスワインの作り手は同じ「モンターニュノワール」というところで、もう一つの赤ワインのグラスもローヌのお酒で、シェフが修業された「ミシェル・シャブラン」近くの地方のワインということで、シェフにとっては昔からなじみ深いお酒たちで、その美味しさを良く知っていて、扱いやすい商材なのだろうなと推察しました。

食事中はパンとバターを提供してくれますが、パンは自家製ライ麦パンで、毎回必ず熱々で提供してくれます。このパンがまたとても美味しいです。その日に焼いたものを熱くして提供されているようです。昨日の残りのパンを今日も、しかも冷えたまま出しているレストランには猛省してほしいですね。
ちなみに美味しくてパンを3回お代わりしましたが、バターがなくなった2回目のお代わり以降は、注文をしなくてもバターをまた提供してくれました。追加料金なしです。
お酒を飲んで、パンを待ったりした時間もあったりしたこともあり、想定以上の長い滞在になってしまいましたが、久しぶりにフランス料理店で美味しい食事を頂いて、とても楽しい時間を過ごすことができて幸せでした。
平日のお昼でしたが、この日は満卓で、お店には予約の電話がしばしばかかってきていました。これだけの質のレストランで、これだけ良心的な価格設定ならばさもありなんです。こういうお店は是非頑張って長く営業を続けてほしいと思います。
フランスの地方の名料理店の味や雰囲気を味わいたいならここがあるよということで、また必ず伺いたいと思いつつ、お店をあとにしました。
(いただいたもの)
ランチコース(メイン一皿のみのコース)
自家製ライ麦パン(バター付き)
シャンパンスナック:豚肉のリエット
前菜:アヴボカドとずわい蟹の取り合わせ カリフラワーのムース ほうれん草のソース
スープ:セロリラーブ(根セロリ)のポタージュスープ
肉料理:ハンガリー産小鴨胸肉のロースト ジャガイモ キノコ ほうれん草 赤ワインとポートワイン、ビネガーのソース
アヴァンデセール:小菓子3種(オレンジのスフレグラッセ、季節のタルト(アプリコット)、パリブレスト)
デセール:マスカルポーネのムース(苺入り) 蜂蜜のアイスクリーム 牛乳の泡
食後のお茶:コーヒー
小菓子:なし
お酒:
・ アペリティフメゾン:サンテ自家製果実酒(フランボワーズの果実酒炭酸割り)
・ グラス白ワイン(IGPペイドック ヴィオニエ2019(モンターニュノワール))
・ グラス赤ワイン(IGPペイドック シラー2018(モンターニュノワール))

近鉄生駒線菜畑駅から徒歩で約4分ほどの場所にある一軒家が目指すレストランでした。
食事をしに行く以上お料理が美味しいことはもちろん大切ですが、それと同じくらいサービスやしつらえ、シェフのもてなしの心が大切であることを改めて感じる機会となりました。
最高位では二つ星までいったローヌアルプ地方の名店「ミシェル・シャブラン」の先代の時代にそこで修業されたというシェフがこのレストランでやろうとしていることは、日本のお客さん向けに、料理も、お酒も、雰囲気も含めてフランスの地方にある名料理店を再現することとお見受けしました。
サービスは各人きちんと動かれていますし、愛想もあります。そしてお料理について質問をしても、かなり詳しいところまで分かっていて、シェフに尋ねに厨房に行くなどということはありませんでした。サービスの方が、自信をもって説明して下さる安心感は大切ですね。シェフのお料理を店全体できちんとお客に届けようという高い志につながることですから。
間合いが合わない時もありましたが、ゆったりと笑顔でいてくれるのでこちらは気持ち良くお料理に集中できました。必要があってサービスに合図するために手を振ってももちろん、うるさい、黙っておけなどという態度はもちろん取られることはありませんでした。

客席正面の写真です。隅の席を頂けたおかげで、店内を見回すことができました。正面奥にはきれいなお花が活けてあるのが見えます。
店内のしつらえには、梁の通った天井やタイル張りの床のおかげでしょうか、昔フランスで体験した懐かしい雰囲気を感じていました。
フランスの地方を旅していると、星がついていなくてもこぎれいにした雰囲気の良い、ビストロとは明らかに違った“レストラン”が一つの町や村に一軒はあるもので、そういうお店を意識した作りなのだと感じました。サルの床のタイルであったり、天井の梁であったり、フランスで食事しているような気分を味わわせてくれます。この内装は適当に業者に発注して出来上がったものではなく、意識的にシェフが細部までこだわって注文してできあがったものに違いないと思いました。

この写真で店内の広さが分かるかと思いますが、かなり小さいです。それでも不思議と狭いという感じがしません。

ここで卓上にパンくずでしょうか、かなり細かいのですがくずが2つほど落ちていて、その辺りの行き届かなさは少し残念でした。

しかし各卓上に生花が活けられていて、とても気持ちが良いです。シェフを始めとするお店の心意気を感じました。お店の前の菜園で摘んだお花かと思いました。

最初の豚肉のリエットはほんの小手調べといった感じでしょう。バターナイフで塗ってとのことでしたが、これだと後に食べることになるバターとリエットの味が混じってしまうので、本当なら専用のナイフを用意しておくべきでしょう。細かいことではありますが、そこが少し気になりました。
この日は食後の予定も大してなかったこともあり、久しぶりにお酒を頂きました。リストに自家製果実酒を見つけたので、アペリティフメゾン(お店オリジナルの食前酒)と勝手に位置づけて、こちらを食前酒に所望しました。この日の果実酒はフランボワーズの果実酒で、果実をつけ込んだお酒を炭酸で割ったものでした。こうした、星付き店で修業されたシェフ手作りのお酒が不味いわけもなく、香り高く、とても美味しく頂きました。フランボワーズの実も入っていて、飲み干す時に頂きました。お値段も抑えめで、それも含めて最初から満たされて食事が始まりました。
さて、その後のお料理ですが、気取りのないメニュー表示からはどんな料理が出されるのか分かりませんでしたが、一皿目の前菜が出てきて、丁寧な調理がされているのがわかり、「取り合わせ」などというふんわりした言葉遣いをしているには、あえて専門用語を使わず、気取らない、気負わせないお料理として提供しているシェフなりの優しさと感じました。ちゃんとしたお料理を出していれば、名前なんかいいじゃないかという思いです。

シェフの出すお料理というものは自分が修業をした時代に主流だったもの、自らが多く学んだ作風というかそういうものをずっと背負っていくものと思っていて、こちらのシェフの出すお料理(例えばこの「アボカドとずわい蟹の取り合わせ」)も、今のお料理の流行のようなものとは一線を画す少し前のスタイルかもしません。それでも美味しいものを丁寧に作っていることが伝わるお料理で、優しく繊細で美味しいですし、ややオールドなスタイルも含めて私は好きでした。取り合わせに入っているじゃがいもからはほんのかすかにカレーの風味を感じ取ることができました。

真上からの写真で分かるかと思いますが、手前の緑のソースがホウレン草のソースで、取り合わせの向こう側にカリフラワーのムースが敷かれていて、生臭い感じが残ったムースが逆にいいアクセントになっていて良かったです。
前菜は他に、この日は、「サラダリヨネーズ(リヨン風野菜いっぱいサラダ)」かメニューにはない「パテ」が選べました。

次のスープは、「セロリラーブ(根セロリ)のポタージュスープ」で、見た目の通りシンプルですが、優しくてこくがあり、素材の香りが感じられて美味しいです。意味もなくチーズなどを入れて、味を淀ませるよりははるかに良いと思います。
メインは、「市場のお魚料理(イサキ)」、「ハンガリー産小鴨胸肉のロースト」、「スペイン産イベリコ豚のロースト」、からの選択で、小鴨を選びました。

鴨の焼き加減はレア(ロゼ)で、ローストビーフよろしくあらかじめ薄く切ってあって、とても食べやすかったです。こういうところにシェフの客を思う心遣いを感じました。せっかくのラギオールのナイフもほとんど出番はありませんでした。お昼でもちゃんとラギオールを出されていて、その点も感服しました。
肉質はもしかしたらフランス産の方が良いかも知れませんが、臭みなどもなく、きちんと美味しく頂くことができました。小鴨の赤いソースは赤ワイン、ポートワイン、ヴィネガーを使ったソースとのことで、甘辛くて美味しかったです。
これで食事が終わり、デセールとなります。三種選択するということで、メニューを見せてもらいました。この日はメニューに加えて、オレンジのスフレグラッセも選択できるとのことでした。

そのオレンジのスフレグラッセ、季節のタルト(アプリコット)、パリブレストを選択しました。スフレグラッセは要はオレンジのアイスクリームで、とても丁寧な作りでした。タルトは安定の美味しさです。パリブレストは、クリームに気持ちがいきますが、上に載ったナッツが香ばしくて予想外の美味しさでした。
ランチだから、こうして軽めに三種の小菓子でデセールとしているのだろうと納得していたら、なんとこれは導入に過ぎず、この後メインのデセールが到着しました。
これには驚きでした。このお値段で、ここまでしてくれて、お店は大丈夫だろうかと余計な心配までしてしまいました。

メインのデセールは、「マスカルポーネチーズのムース 蜂蜜のアイスクリーム」とのことでしたが、食べ進めると、ムースの中に終わりつつあるとはいえ今が旬の苺が食べやすくカットされて忍ばせられているのが分かりました。苺はとても好きなのでこれもまた嬉しいサプライズでした。苺自体美味しい苺でしたね。ランチで、この価格なのにこの丁寧な調理とボリューム、味、全て兼ね備えられていて、素晴らしいです。
今回は食前酒の後も実は白、赤のグラスワインを飲んでいて、リストのグラスワインの種類は二種類ずつで多くはなかったものの、自分が好きなセパージュであるヴィオニエ、シラーがそれぞれ一番お値頃のワインとしてリストオンしていたこともあり、お試しの気分で注文したのでした。ワインの価格設定もとても良心的で、ペアリングにするとさらにお得になるようでした。私の今回の果実酒、ヴィオニエ、シラーの組み合わせはペアリングより安かったので、ペアリングには手を出しませんでしたが、次回はありと思いました。
これらのグラスワインの作り手は同じ「モンターニュノワール」というところで、もう一つの赤ワインのグラスもローヌのお酒で、シェフが修業された「ミシェル・シャブラン」近くの地方のワインということで、シェフにとっては昔からなじみ深いお酒たちで、その美味しさを良く知っていて、扱いやすい商材なのだろうなと推察しました。

食事中はパンとバターを提供してくれますが、パンは自家製ライ麦パンで、毎回必ず熱々で提供してくれます。このパンがまたとても美味しいです。その日に焼いたものを熱くして提供されているようです。昨日の残りのパンを今日も、しかも冷えたまま出しているレストランには猛省してほしいですね。
ちなみに美味しくてパンを3回お代わりしましたが、バターがなくなった2回目のお代わり以降は、注文をしなくてもバターをまた提供してくれました。追加料金なしです。
お酒を飲んで、パンを待ったりした時間もあったりしたこともあり、想定以上の長い滞在になってしまいましたが、久しぶりにフランス料理店で美味しい食事を頂いて、とても楽しい時間を過ごすことができて幸せでした。
平日のお昼でしたが、この日は満卓で、お店には予約の電話がしばしばかかってきていました。これだけの質のレストランで、これだけ良心的な価格設定ならばさもありなんです。こういうお店は是非頑張って長く営業を続けてほしいと思います。
フランスの地方の名料理店の味や雰囲気を味わいたいならここがあるよということで、また必ず伺いたいと思いつつ、お店をあとにしました。
(いただいたもの)
ランチコース(メイン一皿のみのコース)
自家製ライ麦パン(バター付き)
シャンパンスナック:豚肉のリエット
前菜:アヴボカドとずわい蟹の取り合わせ カリフラワーのムース ほうれん草のソース
スープ:セロリラーブ(根セロリ)のポタージュスープ
肉料理:ハンガリー産小鴨胸肉のロースト ジャガイモ キノコ ほうれん草 赤ワインとポートワイン、ビネガーのソース
アヴァンデセール:小菓子3種(オレンジのスフレグラッセ、季節のタルト(アプリコット)、パリブレスト)
デセール:マスカルポーネのムース(苺入り) 蜂蜜のアイスクリーム 牛乳の泡
食後のお茶:コーヒー
小菓子:なし
お酒:
・ アペリティフメゾン:サンテ自家製果実酒(フランボワーズの果実酒炭酸割り)
・ グラス白ワイン(IGPペイドック ヴィオニエ2019(モンターニュノワール))
・ グラス赤ワイン(IGPペイドック シラー2018(モンターニュノワール))
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