レストラン訪問記:西宮市(夙川駅)「ル・ベナトン」(掲載のみ)
ミシュラン兵庫2016特別版に掲載のみされているフランス料理店で食事をする機会がありました。

料理も、店の雰囲気も悪くなく、できれば再訪したいと思いましたが、この日はついていなかったのか、料理、サービス両面でとてもよろしくない経験をしてげんなりでした。

料理については、グレープフルーツを使ったサラダ風の前菜に小虫が入っていて、食材の上で元気に踊っているところに遭遇したことでした。
私が見つけて取り出した時にはグレープフルーツの上で暴れていましたが、写真を見ると、しっかり別の食材(鱧)の上にダイブしているところが写っていました。
恐らく、外国から運んでくるグレープフルーツは、いくつも詰めた形で箱に入れられていて、そこに虫が入り込んだり、生み付けられた卵がかえったりして、虫が発生しやすい環境なのだと思います。
そのあたりを経験上知っていれば、客に出す前に気づけたと思うのですが、料理を仕上げるシェフも、皿を運ぶサービスも気づかないのはとても残念なことでした。さすがに、両名のいずれかが気づいていて出したとは思いたくないです。
私もやり直しをお願いすればよかったのでしょうが、そこまで頭が回りませんでした。珍しく人と一緒にいたからというのもあったかもしれません。
次に、サービスのミスです。この日は、私がお勘定をすることになっていました。そこで、食後、トイレに行く時にわざわざサービスの方に、私が払うから、私が用を済ませた後にテーブルに会計をもってくるようにと、はっきりと意思表示をしておきました。
それにも関わらず、トイレから出てみると、私がトイレから出る前にのこのこ会計をもっていってしまっていたようで、同席者が支払った後でした。
こうして私の配慮をないがしろにして、ある意味その日の客に支払いをさせることで私の顔を完全に潰してくれたわけです。子供のお使いではありません。事前に、そういうことがないように注意をしていただけに罪は深いです。
お金だけの問題ではありません。同席者は、比較的近い立場の人なので、つきつめれば大過はないともいえるのですが、もしこの日の会食が重要な接待等だったら取り返しがつかないことです。
事前に細心の注意を払ってお願いしているのに、平気でそれを無視するかのように行動する。プロフェッショナリズムはそこにありません。大変残念でした。
それでも再訪を思うのは、料理の構成や店内の雰囲気は悪くないからです。

季節のジビエ料理があったり、日替わりの前菜が複数あったりと興味深い献立でした。

ただ、もしここのシェフが、ミシュラン一つ星を目指しているとすれば、”前日の残り物ではない、その日仕入れた(焼いた)パン”を、”温めて”客に出すことと、”バターを用意すること”は最低でも押さえ、できればもう少しデセールに華やぎをもたせたいところです。
あとは、上述の二つの問題が起きない体制をきちんと作ることでしょう。同じようなことが次回あったら、料理がどんなに美味しくても二度と行くことはありませんので、是非よろしくお願いいたします。
(いただいたもの)
ランチコース
パン類:コカ(アンチョビとローズマリーを練り込んだ堅くて薄いパン)、丸パン、バゲット

アミューズ:緑パプリカのムース 赤パプリカのサブレ

前菜:鱧と水茄子のサラダ


兵庫県産鹿の心臓のロースト(追加料金発生)

クレームキャラメルとヴァニラアイスクリーム


食後のお茶:ハーブティー(ヴェルヴェーヌ)
小菓子(写真は二名分)

料理も、店の雰囲気も悪くなく、できれば再訪したいと思いましたが、この日はついていなかったのか、料理、サービス両面でとてもよろしくない経験をしてげんなりでした。

料理については、グレープフルーツを使ったサラダ風の前菜に小虫が入っていて、食材の上で元気に踊っているところに遭遇したことでした。
私が見つけて取り出した時にはグレープフルーツの上で暴れていましたが、写真を見ると、しっかり別の食材(鱧)の上にダイブしているところが写っていました。
恐らく、外国から運んでくるグレープフルーツは、いくつも詰めた形で箱に入れられていて、そこに虫が入り込んだり、生み付けられた卵がかえったりして、虫が発生しやすい環境なのだと思います。
そのあたりを経験上知っていれば、客に出す前に気づけたと思うのですが、料理を仕上げるシェフも、皿を運ぶサービスも気づかないのはとても残念なことでした。さすがに、両名のいずれかが気づいていて出したとは思いたくないです。
私もやり直しをお願いすればよかったのでしょうが、そこまで頭が回りませんでした。珍しく人と一緒にいたからというのもあったかもしれません。
次に、サービスのミスです。この日は、私がお勘定をすることになっていました。そこで、食後、トイレに行く時にわざわざサービスの方に、私が払うから、私が用を済ませた後にテーブルに会計をもってくるようにと、はっきりと意思表示をしておきました。
それにも関わらず、トイレから出てみると、私がトイレから出る前にのこのこ会計をもっていってしまっていたようで、同席者が支払った後でした。
こうして私の配慮をないがしろにして、ある意味その日の客に支払いをさせることで私の顔を完全に潰してくれたわけです。子供のお使いではありません。事前に、そういうことがないように注意をしていただけに罪は深いです。
お金だけの問題ではありません。同席者は、比較的近い立場の人なので、つきつめれば大過はないともいえるのですが、もしこの日の会食が重要な接待等だったら取り返しがつかないことです。
事前に細心の注意を払ってお願いしているのに、平気でそれを無視するかのように行動する。プロフェッショナリズムはそこにありません。大変残念でした。
それでも再訪を思うのは、料理の構成や店内の雰囲気は悪くないからです。

季節のジビエ料理があったり、日替わりの前菜が複数あったりと興味深い献立でした。

ただ、もしここのシェフが、ミシュラン一つ星を目指しているとすれば、”前日の残り物ではない、その日仕入れた(焼いた)パン”を、”温めて”客に出すことと、”バターを用意すること”は最低でも押さえ、できればもう少しデセールに華やぎをもたせたいところです。
あとは、上述の二つの問題が起きない体制をきちんと作ることでしょう。同じようなことが次回あったら、料理がどんなに美味しくても二度と行くことはありませんので、是非よろしくお願いいたします。
(いただいたもの)
ランチコース
パン類:コカ(アンチョビとローズマリーを練り込んだ堅くて薄いパン)、丸パン、バゲット

アミューズ:緑パプリカのムース 赤パプリカのサブレ

前菜:鱧と水茄子のサラダ


兵庫県産鹿の心臓のロースト(追加料金発生)

クレームキャラメルとヴァニラアイスクリーム


食後のお茶:ハーブティー(ヴェルヴェーヌ)
小菓子(写真は二名分)
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