レストラン訪問記:熊本市「瑠璃紺」(★★)
まだまだ大した経験もない中ですが、個人的には地方でミシュラン二つ星になっている和食店との相性が良くないようです。
新潟でも三重でも良い思いをしませんでした。そして今回熊本でしたが、三度目の正直とはならず、二度あることは三度あるとなってしまいました。こちら熊本の二つ星店の訪問は昨年の3月下旬でした。

店の外観
入店すると店内は店員すらおらず、御覧のとおりギャランドゥーの状態で、この夜はそれなりの広さがある店内で一人貸切状態での夕食となりました。食べ進むうち、その理由が段々と分かっていきました。

店内の様子
正直2度と行くことはありませんので長々書くのも野暮ですが、ブログ読者様の今後の参考にでもなればと備忘の記録を残す趣旨で記事にします。
料理もたいがいでしたが、サービスがまた酷い。サービスの女性が自分中心にものを運ぼうとして窮屈でしたし、愉快ではありませんでした。サービスとは何か考えたことがないのでしょう。
また、お値段が正直高いです。良いものであれば、高いお値段でも納得して満足して店を出られますが、物価が比較的安い九州にあってあり得ないパフォーマンスでした。これでは誰も来ないよ、とつぶやいて店内がらんどうの理由を自ら発掘してしまっていました。
また、2度ほどとんちんかんな説教が店主からありましたが、客が嫌な思いになるだけです。予約時間の変更を前もってお願いしていたのに、それが通じていなくて、遅刻して来たように捉えられていたようで、遅刻に対する説教がまずありました。遅刻していないです。時間をきちんと伝えていました。また、写真撮影について了解を頂いて撮っていましたが、この点についても後から文句を言ってきてまさかのダメ出しをされました。驚きでした。
最近ポジティブな投稿がなくて恐縮です。次回は博多の三つ星寿司店の記事を書く予定で、今回よりははるかに前向きな内容になるはずですのでどうか御期待ください。
(頂いたもの)
ディナーコース11,770円
(確か3種類あるコースのうちの一番高いコースでした。)

生ビール アサヒスーパードライ
(美しい泡のビールでレベルは高いですが、味はやはり好みではないアサヒです。エビスやプレミアムモルツでもおけば良いのにと思います。一応二つ星というこのお店の格にはミスマッチな気がします。今時居酒屋でもプレモル生を出してくれます。)

先付け:晩白柚の白和え
(晩白柚は熊本特産の柑橘でこれも熊本産でした。甘い味付けの突き出しが地方の味だと思わせます。晩白柚の甘み、苦味などを白和えで楽しめました。)

炊き合わせ:キャベツのつぼみ、エゴマ、油揚げ
(温かくて美味しいのですが、普通のおばんざいです。小料理屋でも普通に出てくるでしょう。連続で普通の食材のお料理となるとちょっとがっかりな気持ちになります。)


お造り:天草産石鯛、サヨリの昆布締め
(石鯛は食べ応えある厚みで良かったです。サヨリの昆布締めはしっかり味が入っていて美味でした。石鯛も脂あり美味しいです。薬味は混ざっていて、味が複雑で楽しく、いいアクセントでした。ただ、お造りの種類が少ないですし、華やかさもゼロでした。これは残念でした。)

日本酒 秋鹿 純米吟醸 生原酒
(生らしい美味しいお酒でした。しっかり酸があり良い香りが鼻に抜けていきました。)


お椀:山菜(鱈の目、うど、わらび、菜の花、木の芽)
(山の恵みの季節とはいえ、あっさりしすぎでしょう。お魚などの具材がないとただのベジタリアンに感じてしまいます。センスを感じないですし、満足度が低すぎます。真薯や季節の魚を入れて欲しかったです。予算的にカットされている印象しかなく、安くあげられていると感じました。)

焼き物:甘鯛 蕗味噌 筍 いずれも熊本県産
(甘鯛は繊細で熱々で良いです。蕗味噌の独特な香りが合ってもいました。ただ季節柄、丁度熊本産が旬だった筍はせっかくなので主役として出して欲しかったです。また、筍はあまり味付けがされていなくてそこも残念でした。)
日本酒 黒龍 春しぼり

毛蟹 焼きセロリ
(この時期に毛蟹しかも熊本でと疑問になりました。私の勉強が足りていないだけでしょうか。ただ、味は強く美味しいです。しかしながら処理が甘く、骨がところどころにありました。自己中サービスが、前のお料理を私がまだ食べ終えていない段階でフライングで毛蟹を持ってきて、そのまましれっと置いていこうとしたので、呆れて抗議し、一度下げてもらいました。ここは居酒屋か。)

穴子の蓮蒸し
(焼いた穴子と蓮根のすりおろしを和えたものです。銀餡がかかっていていかにも和食でした。季節感あるそら豆が添えられているのは嬉しいです。熱々で美味しいのですが、これも骨の処理が甘く、いくつも骨が口に当たり、残すことになりました。)

食事:白ご飯 味噌汁 香の物
(それなりのお値段で最後の食事が白ご飯でがっかりです。白米は柔らかいだけで大して美味しくもありません。香の物は季節ものですが、キャベツの塩気が多すぎました。また香の物は白、黒、茶と彩がなく地味すぎです。
食後のお茶:番茶
(スモーキーすぎでした。)

甘味:百合根のきんとん 緑茶
(やや粘り気があり、風味は抹茶のようでした。ただ、甘みが足りない感じで、個人的な味覚からすると失敗作でした。この季節ですから水菓子として苺が欲しかったです。また、最後の飲み物であった緑茶はカルキ臭がして、あまりいい匂いがしませんでした。)
新潟でも三重でも良い思いをしませんでした。そして今回熊本でしたが、三度目の正直とはならず、二度あることは三度あるとなってしまいました。こちら熊本の二つ星店の訪問は昨年の3月下旬でした。

店の外観
入店すると店内は店員すらおらず、御覧のとおりギャランドゥーの状態で、この夜はそれなりの広さがある店内で一人貸切状態での夕食となりました。食べ進むうち、その理由が段々と分かっていきました。

店内の様子
正直2度と行くことはありませんので長々書くのも野暮ですが、ブログ読者様の今後の参考にでもなればと備忘の記録を残す趣旨で記事にします。
料理もたいがいでしたが、サービスがまた酷い。サービスの女性が自分中心にものを運ぼうとして窮屈でしたし、愉快ではありませんでした。サービスとは何か考えたことがないのでしょう。
また、お値段が正直高いです。良いものであれば、高いお値段でも納得して満足して店を出られますが、物価が比較的安い九州にあってあり得ないパフォーマンスでした。これでは誰も来ないよ、とつぶやいて店内がらんどうの理由を自ら発掘してしまっていました。
また、2度ほどとんちんかんな説教が店主からありましたが、客が嫌な思いになるだけです。予約時間の変更を前もってお願いしていたのに、それが通じていなくて、遅刻して来たように捉えられていたようで、遅刻に対する説教がまずありました。遅刻していないです。時間をきちんと伝えていました。また、写真撮影について了解を頂いて撮っていましたが、この点についても後から文句を言ってきてまさかのダメ出しをされました。驚きでした。
最近ポジティブな投稿がなくて恐縮です。次回は博多の三つ星寿司店の記事を書く予定で、今回よりははるかに前向きな内容になるはずですのでどうか御期待ください。
(頂いたもの)
ディナーコース11,770円
(確か3種類あるコースのうちの一番高いコースでした。)

生ビール アサヒスーパードライ
(美しい泡のビールでレベルは高いですが、味はやはり好みではないアサヒです。エビスやプレミアムモルツでもおけば良いのにと思います。一応二つ星というこのお店の格にはミスマッチな気がします。今時居酒屋でもプレモル生を出してくれます。)

先付け:晩白柚の白和え
(晩白柚は熊本特産の柑橘でこれも熊本産でした。甘い味付けの突き出しが地方の味だと思わせます。晩白柚の甘み、苦味などを白和えで楽しめました。)

炊き合わせ:キャベツのつぼみ、エゴマ、油揚げ
(温かくて美味しいのですが、普通のおばんざいです。小料理屋でも普通に出てくるでしょう。連続で普通の食材のお料理となるとちょっとがっかりな気持ちになります。)


お造り:天草産石鯛、サヨリの昆布締め
(石鯛は食べ応えある厚みで良かったです。サヨリの昆布締めはしっかり味が入っていて美味でした。石鯛も脂あり美味しいです。薬味は混ざっていて、味が複雑で楽しく、いいアクセントでした。ただ、お造りの種類が少ないですし、華やかさもゼロでした。これは残念でした。)

日本酒 秋鹿 純米吟醸 生原酒
(生らしい美味しいお酒でした。しっかり酸があり良い香りが鼻に抜けていきました。)


お椀:山菜(鱈の目、うど、わらび、菜の花、木の芽)
(山の恵みの季節とはいえ、あっさりしすぎでしょう。お魚などの具材がないとただのベジタリアンに感じてしまいます。センスを感じないですし、満足度が低すぎます。真薯や季節の魚を入れて欲しかったです。予算的にカットされている印象しかなく、安くあげられていると感じました。)

焼き物:甘鯛 蕗味噌 筍 いずれも熊本県産
(甘鯛は繊細で熱々で良いです。蕗味噌の独特な香りが合ってもいました。ただ季節柄、丁度熊本産が旬だった筍はせっかくなので主役として出して欲しかったです。また、筍はあまり味付けがされていなくてそこも残念でした。)
日本酒 黒龍 春しぼり

毛蟹 焼きセロリ
(この時期に毛蟹しかも熊本でと疑問になりました。私の勉強が足りていないだけでしょうか。ただ、味は強く美味しいです。しかしながら処理が甘く、骨がところどころにありました。自己中サービスが、前のお料理を私がまだ食べ終えていない段階でフライングで毛蟹を持ってきて、そのまましれっと置いていこうとしたので、呆れて抗議し、一度下げてもらいました。ここは居酒屋か。)

穴子の蓮蒸し
(焼いた穴子と蓮根のすりおろしを和えたものです。銀餡がかかっていていかにも和食でした。季節感あるそら豆が添えられているのは嬉しいです。熱々で美味しいのですが、これも骨の処理が甘く、いくつも骨が口に当たり、残すことになりました。)

食事:白ご飯 味噌汁 香の物
(それなりのお値段で最後の食事が白ご飯でがっかりです。白米は柔らかいだけで大して美味しくもありません。香の物は季節ものですが、キャベツの塩気が多すぎました。また香の物は白、黒、茶と彩がなく地味すぎです。
食後のお茶:番茶
(スモーキーすぎでした。)

甘味:百合根のきんとん 緑茶
(やや粘り気があり、風味は抹茶のようでした。ただ、甘みが足りない感じで、個人的な味覚からすると失敗作でした。この季節ですから水菓子として苺が欲しかったです。また、最後の飲み物であった緑茶はカルキ臭がして、あまりいい匂いがしませんでした。)
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