Michelin France '06 (2):★★★
毎年ミシュランの星変動で一番関心が集まるのが、やはり最高峰の三つ星の変動でしょう。
1)三つ星陥落
今回、「リュカ・カルトン」のオーナーシェフであったアラン・サンドランがこれまでの三つ星店を、内装等を改めて、よりカジュアルなお店としてスタートしたこともあり、旧「リュカ・カルトン」についていた三つ星は一気に消滅です。その代わり、彼の新しいお店(場所は旧店のあった場所)「サンドラン」は一挙に二つ星を獲得しました。
こちらにはお得なランチがあったので一度訪問した経験あります。内装はアールヌーボーで素敵でしたが、これがどのように変わったのか興味深いです。
その時の写真をいくつか…。

アミューズのショウガのスープ(かえるのもも肉と)

舌平目の天ぷら、カレー粉風味

ミニャルディーズ
アミューズやデザート類の質が高かったのが印象に残っています。
また手頃なお値段で供されていたコント・ラフォンのマコンミリー(白ワイン)は大変気に入り、ボトル一本あける結果に。そのあとはアンヴァリッド前の芝生で夕方まで昼寝していました。
2)三つ星獲得
今回三つ星に新たに昇格したのは、ブルターニュ地方カンカールにある「メゾンドゥブリクール」。長いこと二つ星で、昨年から始まった制度である「希望の星」がつけられていました。三つ星に昇格するお店は基本的にこの希望の星群から選ばれると考えて良いのかもしれません。
ここは海に近いこともあり、魚介類のお料理に強いお店です。地元カンカルでは牡蠣の屋台がずらりと海辺に並んでいますし、有名なオマール海老の業者もいるらしいですね。
実はこちらのお店に一度伺ったことがありますが、正直強いインパクトは受けずじまいでした。確かにお上品な味ではありましたが、個性を感じるには細すぎるというのがその印象。当時から三つ星候補としての呼び声は高かったのですが。
あれから3年近くの時が流れたこともあり、少し変わっているのでしょうか。機会があれば再訪したいです(*)。しかしパリからは遠い。ここの店に行こうとするとどうしても小旅行になってしまうしまいます。ちなみに有名な観光地であるモンサンミッシェルとは目と鼻の先の距離。興味があれば観光がてら訪問というのもいいかもしれません。
お店は一軒家の一階にサルがあり、二階はシェフの奥さんが住まれているとのこと。目の前に鴨がいるお庭が見える小ぎれいで小さなサルでした。
(写真説明)
いずれも「メゾンドゥブリクール」(当時二つ星)でのもの。季節は冬(12月)。

飾り皿が伊万里焼風でフランスでは珍しい。もしかしたら本物でしょうか。

こちらの名物、前菜の三点盛り。あみや鯛などが貝殻の容器に小さく盛られています。ご覧の通り。

こちらは気に入ったデザートの一つ。バラのソルベが大変上品なお味。アルザスの高級料亭「オーベルジュドゥリル」でも同じ時期バラのソルベが出ましたが、「メゾンドゥブリクール」の方が洗練されていました。
(*)
2009年現在、「メゾンドゥブリクール」はすでに閉店となっています。残念ですが、シェフの次なる展開に期待したいです。
1)三つ星陥落
今回、「リュカ・カルトン」のオーナーシェフであったアラン・サンドランがこれまでの三つ星店を、内装等を改めて、よりカジュアルなお店としてスタートしたこともあり、旧「リュカ・カルトン」についていた三つ星は一気に消滅です。その代わり、彼の新しいお店(場所は旧店のあった場所)「サンドラン」は一挙に二つ星を獲得しました。
こちらにはお得なランチがあったので一度訪問した経験あります。内装はアールヌーボーで素敵でしたが、これがどのように変わったのか興味深いです。
その時の写真をいくつか…。

アミューズのショウガのスープ(かえるのもも肉と)

舌平目の天ぷら、カレー粉風味

ミニャルディーズ
アミューズやデザート類の質が高かったのが印象に残っています。
また手頃なお値段で供されていたコント・ラフォンのマコンミリー(白ワイン)は大変気に入り、ボトル一本あける結果に。そのあとはアンヴァリッド前の芝生で夕方まで昼寝していました。
2)三つ星獲得
今回三つ星に新たに昇格したのは、ブルターニュ地方カンカールにある「メゾンドゥブリクール」。長いこと二つ星で、昨年から始まった制度である「希望の星」がつけられていました。三つ星に昇格するお店は基本的にこの希望の星群から選ばれると考えて良いのかもしれません。
ここは海に近いこともあり、魚介類のお料理に強いお店です。地元カンカルでは牡蠣の屋台がずらりと海辺に並んでいますし、有名なオマール海老の業者もいるらしいですね。
実はこちらのお店に一度伺ったことがありますが、正直強いインパクトは受けずじまいでした。確かにお上品な味ではありましたが、個性を感じるには細すぎるというのがその印象。当時から三つ星候補としての呼び声は高かったのですが。
あれから3年近くの時が流れたこともあり、少し変わっているのでしょうか。機会があれば再訪したいです(*)。しかしパリからは遠い。ここの店に行こうとするとどうしても小旅行になってしまうしまいます。ちなみに有名な観光地であるモンサンミッシェルとは目と鼻の先の距離。興味があれば観光がてら訪問というのもいいかもしれません。
お店は一軒家の一階にサルがあり、二階はシェフの奥さんが住まれているとのこと。目の前に鴨がいるお庭が見える小ぎれいで小さなサルでした。
(写真説明)
いずれも「メゾンドゥブリクール」(当時二つ星)でのもの。季節は冬(12月)。

飾り皿が伊万里焼風でフランスでは珍しい。もしかしたら本物でしょうか。

こちらの名物、前菜の三点盛り。あみや鯛などが貝殻の容器に小さく盛られています。ご覧の通り。

こちらは気に入ったデザートの一つ。バラのソルベが大変上品なお味。アルザスの高級料亭「オーベルジュドゥリル」でも同じ時期バラのソルベが出ましたが、「メゾンドゥブリクール」の方が洗練されていました。
(*)
2009年現在、「メゾンドゥブリクール」はすでに閉店となっています。残念ですが、シェフの次なる展開に期待したいです。
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