花霞(京都・祗園)

京都で和食を楽しむために到着早々こちらのお店へ。祗園の大変細い小路にあるお店です(写真)。
お料理の写真を撮ることはできましたが、ご主人の意向でこちらには掲載しないことにいたします。ご了承下さい。
小さなお店ですが、意欲的な若い主人がつくるお料理はごまかしがなく、繊細で、旬のうまいものを楽しむことができました。
料理は文化であることを強く意識されているとのことで、今回でいうと、お正月ということで、栃餅を奉書大根で包んだ白みそのお椀が出てきたり、福の字が描かれたお皿に黒豆を添えた焼き物が出てきたりしました。
だしの味がとびきりなのはもちろんのこと、おいしい野菜を大原からもってくるようで、野菜の炊き合わせには泣きました。
今回のあたりは、ゆり根饅頭、海老芋、聖護院大根でした。かわはぎの肝も初体験でしたが、濃厚な中にもくどさのない味わいで、人工的に肝臓を肥大させるフォワグラとはやはり根本的に違うものだと思いました。
お酒は辛口のお酒を冷酒でとお願いし、出てきたのは埼玉の「神亀・純米酒」でした。ご主人の話では好き嫌いが別れるとのことでしたが、独特の味わいが最後に残る飲み口で美味しくいただきました。
この日のお客さんは私一人で、これからの夢なども話して下さって、うち解けた雰囲気でした。
(お料理)
食前酒1:生姜入り甘酒を陶製の器で一杯
食前酒2:平の杯に注いで頂いた温かい「英勲」を一杯
1.ゆり根饅頭のあんかけ
2.お造り:かわはぎとその肝
3.お椀:白みそのお椀(奉書大根で包んだ栃餅、海老芋、芥子ののった結び人参、ほうれん草のくき入りで、お正月を意識した一品)
4.焼き物:鰆のかまの幽庵焼き
5.野菜の炊き合わせ
6.ご飯(香の物は昆布とすぐき)とおみそ汁(さつまいも)
7.デザート:黒豆のアイスクリームを一口
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