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B(べー)(京都・油小路)




師走に入ったこの日は嵐山を歩き回り疲れたのでちゃんとした食事がしたくなり、インターネットで見かけて気になっていたこのお店(フレンチ)へ。

野菜が売りのお店らしく、正式な店名「B legumes a table」にはフランス語の「野菜」(=legumes)が入っています。

コースはお決まり1種類のみで、前菜、スープ、メイン、デザート(食後のお茶付き)という構成。前菜、メインはそれぞれ5種類程度から、デザートは3種類から選択できるもので、チョイスによってはお値段に増減が出てきます。

今回、前菜は「季節の野菜のグリルと鴨肉の生ハム仕立て」(写真下)、メインは「仔羊の肩肉の煮込み」(写真上)を選択。デザートは「モンブラン」。この選択では値段に増減がありませんでした。

スープの選択肢はないものの旬の野菜を使ったポタージュ(カプチーノ仕立て)がコースについてきます。この日は「すぐきのスープ、蛤の香り」(写真中)。前日までは小蕪のスープのようでした。

前菜ですが、せっかく野菜を売りにしているのだからと、野菜を食べられるお皿を選択し、これが大正解。前菜には、ネギ、里芋、キノコ二種類、蕪とにぎやか。他に鴨肉の薄切りと半熟卵(ポーチドエッグ)が添えられていました。それぞれの野菜に旨味があり、味付けもちゃんとしてあります。

スープは先ほど書いたようにカプチーノ仕立て。なめらかな舌触りで大変上品なお味。すぐきのほのかな苦みと、蛤の苦みがいい具合に響きあっています。スープのできをみると、このシェフかなりやるなという感じがします。

そして、メインの仔羊の肩肉ですが、こちらも丁寧に調理されていて、味がつまっていておいしいです。盛りつけの美しさもあり、シェフの力を改めて感じます。予想に反してこちらにも小蕪、人参が付け合わせにあって、味の濃厚なこと、嬉しくなります。

デザートは小さなモンブランとゆずのシャーベット。モンブランはいわゆる栗入りのクリームを絞ったものではないのですが、季節の栗をおいしく頂け満足。ゆずのシャーベットは濃厚なお味。大好きです。

ワインは白は三種類、赤が二種類、グラスで提供されています。そんなに安くはないのですが、どれもおいしいもので、選択のバランスがいいですね。

店内の様子は移転したばかりのようで新しめで、内装としては流行のお店を感じさせるもの。残念なのはテーブル上のクロスの上にかかった紙。汚れないようにとの配慮なのはわかるのですが、ない方が断然きれい。それから内装が少し安っぽく、壁の木目の感じがどうしても軽く見えてしまいました。

料理も、旬を楽しめるように気を配っているプリフィクスということで、近時パリでも流行の一流店で修行したシェフが開く(モダンな)ビストロという感じでしょう。そういえば値段設定もパリでのこの種のお店とほぼ同じという感じがします(単なる偶然ですが)。

しかし、ここの料理の方が明らかに洗練されていますし、何より京都のお野菜がフレンチの技法でおいしく食べられますので、その点全く違います。

野菜をうりものにしつつも、それだけに頼ることなく旬の食材をうまく工夫しながらコースに取り入れているシェフのレベルの高さを感じる店で、また季節をかえて来たいなあと思わせるいいお店。ほろ酔いでお店をあとにしました。
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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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