シェ・ラタント(九段下)



九段下にあるビストロにてのお食事。静かにお話をしたい文脈でしたが、それにぴったりの環境がそこにありました。
ビストロのため、出てくるお料理はあくまでフランスの家庭の味、という料理。
しかし店内の洗練や、お皿の上の簡素ながらも清潔なたたずまいを見る限り、志はまた普通のビストロとは違うところにあるようです。
値段設定が微妙で、高級レストランでの食事を普段されている方からするとこれはきっとリーズナブル。
しかし平日は普通のランチで済ませている方の目には、この値付けはきっと高過ぎと映ることでしょう。
みなさまはいかようにご判断されますでしょうか。是非ご意見伺いたいものです。
参考までに当日のメニューをご覧下さい(写真下)。最近値上がりがあった模様です。
それでいてマーガリンを出しているのはちょっとがっかり。それなら出さない方がよいのでは。また、パンのお代わりに追加料金を取るのも、このクラスのお店では少し疑問です。
出てきたお料理のお味は最初から最後まで手作り、といった質の高いお料理であることは間違いないのですが…。
つまりは、日常食の高級版。イタリアンにおける、エノテカノリーオのような位置づけでしょうか。
辛口なコメントが続きますが、店内があまりに静かすぎる点が、レストランにいる高揚感を欠く原因かもしれず、その点、店の雰囲気作りの難しさを思うのでした。
近所によって、懐に余裕があれば思い出すかも、という感じのお店でした。
(いただいたもの)
プリフィクスのコース(追加料金が発生するお料理はなし)
前菜:オニオングラタンスープ
メイン:豚ロース肉のミロトン(トマトソースをかけてオーブンで焼いたもの)
(写真中)
デザート:洋梨のタルト(写真上)
お茶:紅茶(アールグレイ)
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