Brasserie du Parc des Eaux-Vives(Geneve)



今日は、ジュネーブのブラッスリへ。
かつて火災に遭い、しばらく放置されていたレストランが、その後改装され、三年ほど前に新しいレストランとしてオープン。いつかは行ってみたかったのですが、今回初めての訪問となりました。ちなみに、このレストランは公園の中にあるという立地がユニークなレストランです。
一階はブラッスリ、二階がガストロノミーレストランとなっています。今回は一階へ(写真下)。
レマン湖を臨むテラス(写真中・対岸にかすかに見える建物は国連ジュネーブ欧州本部)を備えた素敵な立地。サービスの質には辛口の点がつきますが、観光ポイントとしてははずせない場所という印象を受けました。料理はとりあえずうまいし、工夫があります。
二階のサルも見せてもらいましたが、こちらはクラシックさを追求しつつも、モダンなテーストもありで、古さの中に埋没しがちなジュネーブの美食界に新風を吹き込んでいる感じでしょうか。
今回残念なことにその日の定食メニューが売り切れており(店側としては大失態)、強制的にアラカルトでの注文を余儀なくされました。
前菜は、今時どこでも見かけるようになった夏の風物詩、ガスパチオ(スペインの冷たいトマトスープ)。濃厚で、大変良い味。バジルのアイスを添えるあたりも今時の流行でしょう。パリ三つ星、アルページュでの、冷たいトマトスープへのマスタードアイス添えを思い出しました。
メイン、鱸(写真上)。(山国の)ジュネーブで海の鱸もないでしょうが、値段や他のチョイスを考慮に入れるとこれが魅力的でした。皮目がぱりっと焼いてあり、素晴らしく美味しい。付け合わせの野菜もありきたりではありません。しかし、こちらに戻って思うのは日本と比較しての盛りの多さ。日本と比較しての値段の高さもそれなりに納得がいくというもの。
デザートも、夏を追求して、赤い果実の盛り合わせ。これまた流行の(陳腐な?)カクテルグラスに入れられた夏の赤い果実たち。しかしたっぷり入っていて、大満足でした。
味だけ見るなら、ブラッスリでこのレベルは充分及第点がつくといえましょう。行き届かないサービスは、今回夕方に結婚式があったために、人手が足りなかったということで、一応納得することにしました。
次回はもちろん二階を目指したいですね。
- 関連記事
-
- B(べー)(京都・油小路)
- Brasserie du Parc des Eaux-Vives(Geneve)
- Hôtel de Mikuni (Tokyo) オテル・ドゥ・ミクニ(四ツ谷)