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焼鳥今井(千駄木)

こちらのご近所に用事があり、少し遅めの夜にうかがってきました。
なかなかに人気のあるお店のようで、各種サイトを見るととても高い評価がされているのがわかり、少し気になっていました。

人気店ということで予約は取りづらいのですが、品薄になっているという条件付で、遅い時間ならばすんなりと入れることもある感じでした。
この日はもともと遅くなることがわかっていましたのでその旨伝えてあり、きちんと早めから席を確保していて頂いたようでした。

さて、焼鳥屋さんも今時は様々な形態があるもので、こちらはどちらかというと高品質、高級路線のお店。
とはいえ、店内のしつらえはカウンター十席のみの小さい空間で、店員さんもご主人を含めて二人のみです。

一串の値段は庶民店の二倍から三倍はしますが、いずれも吟味された食材のようで、期待はずれということはありません。

また、こちらはアラカルトで好きなように頼むスタイルではなく、全ての客はまずコースを注文しなければなりません。


肉だけではなく、野菜の串や口直しなどが供されるため、肉だけほおばっていたい向きにはつまらないかもしれませんが、変化に富んだこの流れを楽しむのがこちらのお店の醍醐味なのでしょう。

この日は初めての訪問だったこともあり、どれくらいの感じで出てくるのかわからず、追加注文はどうしても出てくる串の様子を見て、最後の方になってしまいました。

結果として焼き鳥を堪能した、という感じにはなりにくかったのですが、こちらは肉にこだわらず、流れの中で、美味しいお野菜や美味しいお酒、特にワインを楽しむにふさわしい今時なお店なのだと最後には理解するようになりました。

この日頂いた中ではレバーが美味しかったのと、シャンピニオンドゥパリ(いわゆるマッシュルーム)が抜群のうまさでした。こちらはやはりワインなどと楽しみたいものですね。

コース以外にもちらほらとおつまみがあるのですが、それが例えばレバーのパテだったり、いちじくの焼き物だったり、スカモルツァチーズの串だったりするのです。ワインもってこい、という感じになるようにできています。

それに応えるかのように、なんともいかしているのがこちらのワインの揃え。
日替わり(?)のグラスが黒板に書かれており、いずれも自然派とおぼしき美味しいお酒という印象です。

白はロワール地方のシュベルニー、スパークリングは同じくロワール地方のクレマン、赤はマルセル・ラピエールのボジョレー(2007)、そして甘口もあって、こちらはやはりロワール地方のブーブレーでした。こう見ると、ロワールが多いですね。
しかし甘口ワインまでグラスで揃える焼鳥屋さんって…。初めて見ました。

ボトルのワインリストもまた自然派生産者のものがずらり。店主はワインの試飲会などにも積極的に参加されているようで、なかなか詳しいのかもしれません。勉強熱心なところがよいですね。

他のお酒では生ビールがハートランドか飛騨高山の地ビール、日本酒は竹鶴、神亀と季節のお勧めがそろっているこれまた通なチョイスで、酒飲みには嬉しい限りです。


小さい空間では店を仕切る店主とお客とのやりとりもまた店の雰囲気、サービスに影響するもの。
穏やかな店主の細やかなお心づくしが客にも伝わり、皆美味しいものを共有できる喜びがあって、幸せな空間ができあがっています。

焼き鳥だけを楽しもうとするならば他にも名店といわれるお店は色々とあるでしょうが、ワインやそれにあった酒肴という観点から焼き鳥を考えた時、お野菜が充実し、ワイン向きのおつまみ、串がそろったこちらはある意味、一つの高みを極めているのではないでしょうか。

それこそ、焼き鳥グランドメゾンの称号はこういうお店にこそふさわしいと食事しながら一人思っていました。
カウンターのみなのにグランドメゾンを思わせるお店があること、これぞ食の都・東京の実力でしょう。

ゆったりまったりと美味しい焼き鳥と野菜を美味しいお酒で楽しむためにすべてがそろった大変快適なお店で、店内禁煙、明朗会計で言うことなしです。
次回は早めの時間にうかがって、今回逃したつくね、せせり、幽庵焼き、スカモルツァチーズあたりしっかり頂いてきたいです。


(いただいたもの)

コース:
・ささみの昆布締め(他に、ほおづき、サツマイモの葉のナムル、生の人参と露地物のルッコラ→味が濃い!) →ささみは刺身です。
・レバー
・皮(デフォルトの「つくね」の代わりに)
・本日の野菜焼(山科とうがらしとシャンピニオンドゥパリ)
・お口直し(とろけるお豆腐→濃厚でチーズのよう)
・さがり(=横隔膜)(デフォルトの「幽庵焼き」の代わりに)
・お好み(野菜か串を選択で、トウモロコシを選択→二種類出していただきましたが、炭で焼くトウモロコシはまた格別です。野菜は他に、長いも、トマト、玉ねぎがありました。)
・もも焼
・鳥スープ

追加で…
・ハツ
・レバー
・ツリ(=首肉)
・シャンピニオンドゥパリ →あまりにも美味しかったのでお代わり

お酒:
・生ビール(ハートランド)
・竹鶴 雄町純米 (平成十六年もの) →ものすごい濃厚です。ここまで濃い日本酒は初めて!
・スパークリングワイン(クレマンドゥロワール)グラス
・赤ワイン(マルセル・ラピエールのボジョレー2007)グラス

最後は…
ほおじ茶を小さなお茶碗で出していただきました。


焼鳥 今井 (焼鳥 / 千駄木、本駒込、日暮里)
☆☆☆☆ 0.0


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テーマ : おいしい店紹介
ジャンル : グルメ

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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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