Faro Shiseido* (Tokyo) ファロ資生堂(銀座八丁目)★
秋晴れのこの日、資生堂ビル十階の一つ星イタリアンを目指します。銀座八丁目にあるこのビルに入るのは実はこれが初めての体験でした。
入り口脇のエレベータで上へ。途中階にも資生堂パーラーや喫茶店などの資生堂系列の飲食店が入っています。
十階で下りてすぐ目の前がレセプション。そこで名前を確認していただき、左手にあるサルへ。
高層階にあり、窓が天井の高さまで大きく採られているため、たっぷりの光が差し込む、小さいながらもとても気持ちの良い空間です。
ビル自体の外面は落ち着いた赤色ですが、ファロのテーマ色はトルコブルー(もしくはライトグリーン)なのか、シンプルな店内の壁はそんな色でまとめられています。またお店のカードも同じ色だったりします。
正面には気球の絵(ルネ・マグリットを想起させますが日本の画家のもののようです)が飾られ、床の絨毯は原色基調の現代絵画風の大胆な色彩です。
こちらは昨年ミシュランに登場した、同ガイド中数少ない「イタリア料理」の一つ星店。どのお料理ジャンルでも「現代風」が席巻しているようで、イタリアンも「現代風イタリア料理」ではないプロパーの「イタリア料理」として星をとっているのはここを含めて三軒だけです。ちなみに「現代風イタリア料理」は、二ツ星の二軒を含めて、計五軒あります。
さて、お料理ですが、ランチは立地等から考えると極めてリーズナブルなパスタランチ(前菜、パスタ又はリゾット、デザート+お茶)があり(平日限定)、それにメインがつくコース、さらにはぐんとお値段が上がるおまかせコースがあります。
おまかせコース以外は、前菜、パスタ、メインとも数種類ずつからの選択が可能となっていて、とても悩ましい感じ。
前菜はサラダあり、スープあり、マリネありでバランスがとれています。
この日はあまりお腹が空いておらず、一番下のパスタランチを選択。それでも前菜、パスタとも追加料金が発生するお皿を頼んだので値段は二つめのコースと同じになりました。
前菜は魚介類のマリネ、パスタはイタリア産ポルチーニのタリアテッレをいただきました。
欧州の秋の味覚として珍重される茸、ポルチーニをいただけるとは思っておらず、とても嬉しい選択肢でした。
魚介類のマリネは海の幸が色々とあり、オリーブオイル、タルタル風のソースで軽くまとめられています。添えられたお野菜も変わったブロッコリーあり、レンコンあり、百合根ありで多彩です。

魚介の中では、帆立、アワビの美味しさが際だっています。地味ながらサザエや黒むつ、目鯛なども入っていました。どれもとても新鮮です。
さて、ポルチーニのタリアテッレ。

こちらは、お出汁(おそらく鴨の出汁)につかっている時間があったせいなのか、麺が手打ちということもあり、ほんの少しだけ麺がのびた感じになっていたのが残念ですが、こんがりと黄金色にソテーされたポルチーニをこの季節味わうことができ、幸せでした。忘れていた独特の香りを思い出しました。
最後のデザートはワゴンから好きなだけ選択できます。この日は定番と季節ものをいただきました。

手前から時計回りに、洋梨のムース、ティラミス、パンナコッタ(赤い果実のソースと)、栗のタルトです。
他には、プリン、ホワイトチョコのムース、洋梨のコンポート、サバランがありました。
ムースは甘さ控えめなのですが、タルトはやや甘みが強い感じでした。これは少し意外です。
パンナコッタはとても上品な味と思いました。ティラミスは普通に美味しいです。
飲み物もしっかり出てきて、お代わりももちろん出してくれます。この日はいくつかあるハーブティーの中から久しぶりにミントティーをいただきました。
小さな店内に手厚いサービス陣なので、結構人に見られている感じがあり、気疲れする方もいるかもしれませんが、店内ににぎわいが増せばそれもまた和らぐかと思いました。
サービスは基本的に適切で、にこやかなもの。お会計の際のやりとりなど、ちょっとしたところで気になる点もありましたが、快適に過ごせる環境がそこにあると思います。
椅子は特注とのことでしたが、クッションが柔らかく深くまで体が沈み、食事をするには少々不便と感じました。
この日は平日でしたが、ほぼ満卓で、こちらの人気のほどを知ることとなりました。平日のランチが色々な意味で狙い目かもしれません。
行かれる方は、是非予約をしてどうぞ。電話の応対はきちんとしていて、それは感じがよいものでした。
(いただいたもの)
食前酒として… ロゼのスプマンテ(フェラーリ)
パスタランチ(平日限定):
・前菜:魚介類のマリネ(追加料金あり)
・パスタ:イタリア産ポルチーニのタリアテッレ(追加料金あり)
・デザート:ワゴンから…(洋梨のムース、ティラミス、パンナコッタ(赤い果実のソースと)、栗のタルト)
・食後のお茶:ハーブティー(ミント)
入り口脇のエレベータで上へ。途中階にも資生堂パーラーや喫茶店などの資生堂系列の飲食店が入っています。
十階で下りてすぐ目の前がレセプション。そこで名前を確認していただき、左手にあるサルへ。
高層階にあり、窓が天井の高さまで大きく採られているため、たっぷりの光が差し込む、小さいながらもとても気持ちの良い空間です。
ビル自体の外面は落ち着いた赤色ですが、ファロのテーマ色はトルコブルー(もしくはライトグリーン)なのか、シンプルな店内の壁はそんな色でまとめられています。またお店のカードも同じ色だったりします。
正面には気球の絵(ルネ・マグリットを想起させますが日本の画家のもののようです)が飾られ、床の絨毯は原色基調の現代絵画風の大胆な色彩です。
こちらは昨年ミシュランに登場した、同ガイド中数少ない「イタリア料理」の一つ星店。どのお料理ジャンルでも「現代風」が席巻しているようで、イタリアンも「現代風イタリア料理」ではないプロパーの「イタリア料理」として星をとっているのはここを含めて三軒だけです。ちなみに「現代風イタリア料理」は、二ツ星の二軒を含めて、計五軒あります。
さて、お料理ですが、ランチは立地等から考えると極めてリーズナブルなパスタランチ(前菜、パスタ又はリゾット、デザート+お茶)があり(平日限定)、それにメインがつくコース、さらにはぐんとお値段が上がるおまかせコースがあります。
おまかせコース以外は、前菜、パスタ、メインとも数種類ずつからの選択が可能となっていて、とても悩ましい感じ。
前菜はサラダあり、スープあり、マリネありでバランスがとれています。
この日はあまりお腹が空いておらず、一番下のパスタランチを選択。それでも前菜、パスタとも追加料金が発生するお皿を頼んだので値段は二つめのコースと同じになりました。
前菜は魚介類のマリネ、パスタはイタリア産ポルチーニのタリアテッレをいただきました。
欧州の秋の味覚として珍重される茸、ポルチーニをいただけるとは思っておらず、とても嬉しい選択肢でした。
魚介類のマリネは海の幸が色々とあり、オリーブオイル、タルタル風のソースで軽くまとめられています。添えられたお野菜も変わったブロッコリーあり、レンコンあり、百合根ありで多彩です。

魚介の中では、帆立、アワビの美味しさが際だっています。地味ながらサザエや黒むつ、目鯛なども入っていました。どれもとても新鮮です。
さて、ポルチーニのタリアテッレ。

こちらは、お出汁(おそらく鴨の出汁)につかっている時間があったせいなのか、麺が手打ちということもあり、ほんの少しだけ麺がのびた感じになっていたのが残念ですが、こんがりと黄金色にソテーされたポルチーニをこの季節味わうことができ、幸せでした。忘れていた独特の香りを思い出しました。
最後のデザートはワゴンから好きなだけ選択できます。この日は定番と季節ものをいただきました。

手前から時計回りに、洋梨のムース、ティラミス、パンナコッタ(赤い果実のソースと)、栗のタルトです。
他には、プリン、ホワイトチョコのムース、洋梨のコンポート、サバランがありました。
ムースは甘さ控えめなのですが、タルトはやや甘みが強い感じでした。これは少し意外です。
パンナコッタはとても上品な味と思いました。ティラミスは普通に美味しいです。
飲み物もしっかり出てきて、お代わりももちろん出してくれます。この日はいくつかあるハーブティーの中から久しぶりにミントティーをいただきました。
小さな店内に手厚いサービス陣なので、結構人に見られている感じがあり、気疲れする方もいるかもしれませんが、店内ににぎわいが増せばそれもまた和らぐかと思いました。
サービスは基本的に適切で、にこやかなもの。お会計の際のやりとりなど、ちょっとしたところで気になる点もありましたが、快適に過ごせる環境がそこにあると思います。
椅子は特注とのことでしたが、クッションが柔らかく深くまで体が沈み、食事をするには少々不便と感じました。
この日は平日でしたが、ほぼ満卓で、こちらの人気のほどを知ることとなりました。平日のランチが色々な意味で狙い目かもしれません。
行かれる方は、是非予約をしてどうぞ。電話の応対はきちんとしていて、それは感じがよいものでした。
(いただいたもの)
食前酒として… ロゼのスプマンテ(フェラーリ)
パスタランチ(平日限定):
・前菜:魚介類のマリネ(追加料金あり)
・パスタ:イタリア産ポルチーニのタリアテッレ(追加料金あり)
・デザート:ワゴンから…(洋梨のムース、ティラミス、パンナコッタ(赤い果実のソースと)、栗のタルト)
・食後のお茶:ハーブティー(ミント)
レストラン ファロ 資生堂 (イタリアン / 新橋、東銀座、銀座)
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