Les Saisons* (Tokyo) レ・セゾン(帝国ホテル) ★



昨年秋以来の帝国ホテルランチに行ってきました。
にわかに決まった日程で、予約の電話を入れたのが約一週間前。
ロブション、トロワグロと当たって当然のごとく満席で、次にかけたこちらで何とか、遅い時間に予約を入れて頂くことができました。
グランドメゾンとはいえ、こちらは二回転(!)します。フランスではこのクラスのお店では考えられないことですね。
さてこの日のお料理もランチメニューから。
前回とは違い、お魚も自分たちで(笑)注文しました。
お魚料理などを見るとお料理の雰囲気にずいぶんと現代的なタッチが入ってきているのがわかります。
ミシュランの到来などもあって、シェフも色々と考えているのでしょう。
この日は残念ながらサービスの方の気が回らず、シェフにはごあいさつもできず残念至極でした。
前回はワインをあまりいただきませんでしたが、この日は前菜、魚、肉とそれぞれに違うグラスワインをチョイスしてもらいました。
その分お勘定も青天井なのですが…。
ワインリストを見るとちょっとしたワインのハーフも結構あったりして、そんなものを二本頼めばリーズナブルに上がるはず。
次回はソムリエのおすすめよりも、自分たちのテーストを信じようかなと思いました。
たとえばマルセル・ラピエールの面白いキュベがハーフであったりもします。見飽きないワインリストでした。
もちろんいただいたグラスワインはどれも美味しく、楽しい発見ができたのでこの日はこれでよしということで。
ミシュランでは一つ星にとどまるお店とはいえ、店の格としては最上級の空間とサービスの志をもつお店ですので、居心地が悪いはずもなく、非日常を十分に堪能いたしました。
惜しむらくはサービス陣の見習いに当たるような方々のふるまいでしょうか。
シェフと出会えなかったこともそうですが、その他各所に粗相が見え、残念ではありました。
上の方々はきっちりと指導教育して欲しいものです。
その意味では遅い時間に行くとサービスが荒れて、あまりおすすめではないのかもしれません。
少しさみしい発見ではありますが、皆様が行かれる際の参考にされて下さい。
(いただいたもの)
ランチコース(ワインは別料金です):
アミューズ:
・ポテトチップスのようなシャンパンスナック
・姫サザエ、バイ貝などの一口冷製スープ(写真下)
(食前酒:シャンパン(リュイナール、ブランドブラン))
前菜: 鴨のフォワ・グラとピキヨス ピーマン・エスプレットを香らせて ジュランソンとダークチェリー
(白ワイン:ヴィレクレッセ2005(=遅摘みのワイン))
魚:富士山麓の鱒の低温調理 ウイキョウとオレンジを詰めたトルテリーニをブイヨンに浮かべて バジルのシャンティイ (写真中)
(白ワイン:サンセール”コントラフォン”2006)
肉: 蝦夷鹿のロティ エピスを効かせたマルメロのコンポート ヴァン・ショーのトランブランとナッツのマンディアン (写真上)
(赤ワイン:クローズエルミタージュ2005)
デザート: 出来立て滑らかなソルベとグラス(フランボワーズ、ココナッツのソルベとヴァニラ、ナッツのグラス)
プティフール
お茶:ハーブティー(シェフの配合で)
レ セゾン (フレンチ / 日比谷、内幸町、銀座)
★☆☆☆☆ 0.0
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