ミシュラン東京・横浜・鎌倉 2011 (2)エリア/ジャンル
本日は完全オフで都内の美術館巡りをしていました。
最初に訪れたのは動物園でしたが、久しぶりに動物を見て癒されました。中でもちびっこのアシカが泳ぐ様や小さなサル達のじゃれ合いがヒットでした。たまにはいいですね。
さてミシュランは明日発売ですが、今日は今年度版の網羅エリアについてと料理ジャンルについて整理して書こうと思います。
一ツ星降格の下りは、次回ということでご期待(?)ください。
エリアについて
大きなところからいくと、タイトルを見ておわかりのように対象エリアが横浜・鎌倉にまで拡大されました。
大都市の横浜が掲載される理由はわかりやすいですが、鎌倉が入る辺りにミシュランの外国人趣味が透けて見える気がします。
鎌倉は観光都市として有名だから、京都のように素晴らしい食文化があるに違いないと思ったのか、外国から来る観光客のために鎌倉も網羅しておくとより(ミシュラン英語版の)販売のアピールになると考えたのか、どちらかかなと思ってしまいました。意地悪でしょうか。
結果を見ても、鎌倉は一ツ星店だけということで、さもありなんという感じです。まあ、それはそれでよいでしょう。
東京についてはまだまだ発展途上なことが明らかです。これはミシュランも自覚しているところと思われます。
今年から荒川区、足立区が対象になって、これでようやく23区中の17区が対象となりました。そんな流れの中で、銀座の一ツ星焼鳥屋「バードランド」で修業した「バードコート」、鰻の名店「尾花」など千住界隈のお店がリストに入ったということでした。
この調子ですと、都下全域が網羅されるのにあと5年はかかるでしょうね。気長に待ちましょう。
ジャンルについて
今年はおでんが新しいジャンルとして誕生すること、居酒屋が増えること予想して、このブログにも書いていましたが、すんなり的中でした。まあ今年の関西版からの類推で、さして難しい話でもありませんでしたが…。
他のジャンルももちろん増えています。何しろ掲載店がさらに大幅に増えていますので。
居酒屋、焼き鳥が三店増加の一方で、すきやき、そば、鰻が二店増加です。これから新しい対象区域が加わるにつれてこの傾向は変わらず続くのではと思われます。
そして注目はおでんと並ぶ新ジャンルとして、牛肉料理(!)、とんかつ、ヨーロピアンが加わったこと。
ヨーロピアンというとなんとも中途半端な響きですが、これは丸の内パークビルディングの「グリルうかい」のジャンル分けで用いられたもの。店の売りがグリルということで、鉄板焼というジャンルではだめだったのでしょう。それにしてもミシュランは、うかい系が好きですね。これで星付きの系列店は四軒になりました。
注目の理由は、とんかつというある意味西洋のフライ料理に端を発しながら日本で育まれた料理スタイルが一つのジャンルとして認知されたことが、いずれは日本の洋食にも★がつく可能性を開いたと思うからです。
外国人だけが見ていては★がつくことはないでしょうが、日本人調査員によっていずれは新しいジャンルとして掲載されるようになることを心より願っています。
そうなると「煉瓦亭」などが最有力候補と考えますが、まだ気が早すぎますね(笑)。
それでもとんかつで唯一星のついたお店は銀座の目立つ立地のお店のようで、ミシュランには来年以降、上野や神田界隈の名店もしっかりチェックしていただきたいものです。この点でも、まだまだミシュランが発展の途上にあることわかりますね。
次回、神楽坂地域の★の移動と、一ツ星降格店に見る傾向について書きたいと思います。
最後までおつきあい頂きありがとうございました。今日のお伴は、李白(島根)の純米酒でした。
最初に訪れたのは動物園でしたが、久しぶりに動物を見て癒されました。中でもちびっこのアシカが泳ぐ様や小さなサル達のじゃれ合いがヒットでした。たまにはいいですね。
さてミシュランは明日発売ですが、今日は今年度版の網羅エリアについてと料理ジャンルについて整理して書こうと思います。
一ツ星降格の下りは、次回ということでご期待(?)ください。
エリアについて
大きなところからいくと、タイトルを見ておわかりのように対象エリアが横浜・鎌倉にまで拡大されました。
大都市の横浜が掲載される理由はわかりやすいですが、鎌倉が入る辺りにミシュランの外国人趣味が透けて見える気がします。
鎌倉は観光都市として有名だから、京都のように素晴らしい食文化があるに違いないと思ったのか、外国から来る観光客のために鎌倉も網羅しておくとより(ミシュラン英語版の)販売のアピールになると考えたのか、どちらかかなと思ってしまいました。意地悪でしょうか。
結果を見ても、鎌倉は一ツ星店だけということで、さもありなんという感じです。まあ、それはそれでよいでしょう。
東京についてはまだまだ発展途上なことが明らかです。これはミシュランも自覚しているところと思われます。
今年から荒川区、足立区が対象になって、これでようやく23区中の17区が対象となりました。そんな流れの中で、銀座の一ツ星焼鳥屋「バードランド」で修業した「バードコート」、鰻の名店「尾花」など千住界隈のお店がリストに入ったということでした。
この調子ですと、都下全域が網羅されるのにあと5年はかかるでしょうね。気長に待ちましょう。
ジャンルについて
今年はおでんが新しいジャンルとして誕生すること、居酒屋が増えること予想して、このブログにも書いていましたが、すんなり的中でした。まあ今年の関西版からの類推で、さして難しい話でもありませんでしたが…。
他のジャンルももちろん増えています。何しろ掲載店がさらに大幅に増えていますので。
居酒屋、焼き鳥が三店増加の一方で、すきやき、そば、鰻が二店増加です。これから新しい対象区域が加わるにつれてこの傾向は変わらず続くのではと思われます。
そして注目はおでんと並ぶ新ジャンルとして、牛肉料理(!)、とんかつ、ヨーロピアンが加わったこと。
ヨーロピアンというとなんとも中途半端な響きですが、これは丸の内パークビルディングの「グリルうかい」のジャンル分けで用いられたもの。店の売りがグリルということで、鉄板焼というジャンルではだめだったのでしょう。それにしてもミシュランは、うかい系が好きですね。これで星付きの系列店は四軒になりました。
注目の理由は、とんかつというある意味西洋のフライ料理に端を発しながら日本で育まれた料理スタイルが一つのジャンルとして認知されたことが、いずれは日本の洋食にも★がつく可能性を開いたと思うからです。
外国人だけが見ていては★がつくことはないでしょうが、日本人調査員によっていずれは新しいジャンルとして掲載されるようになることを心より願っています。
そうなると「煉瓦亭」などが最有力候補と考えますが、まだ気が早すぎますね(笑)。
それでもとんかつで唯一星のついたお店は銀座の目立つ立地のお店のようで、ミシュランには来年以降、上野や神田界隈の名店もしっかりチェックしていただきたいものです。この点でも、まだまだミシュランが発展の途上にあることわかりますね。
次回、神楽坂地域の★の移動と、一ツ星降格店に見る傾向について書きたいと思います。
最後までおつきあい頂きありがとうございました。今日のお伴は、李白(島根)の純米酒でした。
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