Les Créations de Narisawa** (Tokyo) レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ(青山一丁目・南青山)★★ (後編)
東京でも桜の開花の便りが届き、いよいよ春ですね。
震災に対しての反応はその場その場で違っていて当然だと思いますが、被災地とそこに住む人々に対して何かしらのコミットメントがあることが多く伝えられています。それは何より前向きな徴としてすばらしいことと感じています。
さて、しばらく更新停止していたブログをナリサワの後編から再開することにいたします。
デザートに入ってからは、アヴァンデセール、デセール、プティフールと三部構成(?)。

アヴァンデセールはカクテルグラスに入ったカカオ125%(!)のソフトクリーム(金柑入り)という珍しいものでした。たたずまいがとても美しく、うっとり。こんなアヴァンデセール出してくれるだけで、店の格がぐぐっと上がる感じいたします。
いたく感心して次のデセールへ。

こちらはラ・フランスづくしのお皿。フレンチトーストは少し柔らかすぎましたが、シャーベットは滑らかで相当なレベル(の高さ)です。
そして圧巻は最後のプティフール、お好きなだけ(笑)。

とにかく色々と揃っていて、全種類制覇も夢ではありませんでしたが(一つ一つの質が高く、軽い作りなので…)、マカロン類を少し抑えめにしてみました。
フレッシュフルーツを使ったタルトなどは、いくらでも食べられる美味しさです。ここでも香り立つ味に出会えました。

(左下:左奥から時計回りにカヌレ、ガレット?、モンブラン、チョコ風味のビスケット、左奥:さくらんぼのキルシュ漬け、右下:左奥から時計回りにマスカットのタルト、巨峰のタルト、ラフランスのタルト、柑橘類のタルト、中央が栗のタルト)
これをやっているのはフランスのグランドメゾンクラスのお店でもごく限られていると思いますが、ここはあくまでガストロノミーの王道を目指しているようです。日本にいながらにしてのその志はなんともあっぱれ、と思っていました。
また、別途出された色調で並べられたマカロン達。

フランス語でしっかり一つ一つのテイストが説明されていました。ホワイトチョコ+ラベンダーなど、素敵な組み合わせがありました。
最後のお茶はオリジナルブレンドというハーブティーをいただきましたが、こちらは残念ながら香りが今ひとつ、また色の出も中途半端で、味もまたしかりでした。フレッシュだったので期待が高かったのですが。
サービスについては、みな適切で、グランドメゾンのそれといってよいでしょう。外国人のサービスの方も複数いらっしゃいましたが、スマイルがないようです。そこは勉強の余地があるかもしれません。
全体としてみると、成澤シェフの、フランスにあるガストロノミーを日本でもそのまま提供したいという大きな思いのようなものを感じさせていただける食の体験だったと思いました。ランチとはいえ、最初から最後まで味わうと、十分な満足感に浸って帰宅することができる、そんなお店ですね。
店の広さとしつらえ、サービスやお料理の一つ一つの完成度、他のお皿とのバランスなどを考えると、やせ細った料理を出す感のあるカンテサンスなどより、はるかにフレンチガストロノミーを体感できるお店になっているのではないでしょうか。
私は少なくとも大変気に入りました。また機会がありましたら美食の体験に戻ってきたいと思っております。
(いただいたもの)
食前酒:シャンパンカクテル(シャンパン+ラ・フランスジュース)
・アミューズ:墨をまとった牡蠣のスナック
・菜園・里山からの贈り物(前菜):フランス・サンスベール村のフォワグラ → フォワグラのロワイヤル、コンソメスープ、各種野菜とココット鍋での提供
・海からの贈り物(メイン(魚)):本日の鮮魚(真鯛) → ジャガイモ、たまねぎ、ベーコンのクリームスープ
・森からの贈り物(メイン(肉)):天城の軍鶏 → アロゼして皮目を炭火焼き、きのこ・菜の花と
デザート
・アヴァンデセール:金柑・ショコラ
・デセール:ラ・フランス
プティフール
お茶:オリジナルブレンドのハーブティー
震災に対しての反応はその場その場で違っていて当然だと思いますが、被災地とそこに住む人々に対して何かしらのコミットメントがあることが多く伝えられています。それは何より前向きな徴としてすばらしいことと感じています。
さて、しばらく更新停止していたブログをナリサワの後編から再開することにいたします。
デザートに入ってからは、アヴァンデセール、デセール、プティフールと三部構成(?)。

アヴァンデセールはカクテルグラスに入ったカカオ125%(!)のソフトクリーム(金柑入り)という珍しいものでした。たたずまいがとても美しく、うっとり。こんなアヴァンデセール出してくれるだけで、店の格がぐぐっと上がる感じいたします。
いたく感心して次のデセールへ。

こちらはラ・フランスづくしのお皿。フレンチトーストは少し柔らかすぎましたが、シャーベットは滑らかで相当なレベル(の高さ)です。
そして圧巻は最後のプティフール、お好きなだけ(笑)。

とにかく色々と揃っていて、全種類制覇も夢ではありませんでしたが(一つ一つの質が高く、軽い作りなので…)、マカロン類を少し抑えめにしてみました。
フレッシュフルーツを使ったタルトなどは、いくらでも食べられる美味しさです。ここでも香り立つ味に出会えました。

(左下:左奥から時計回りにカヌレ、ガレット?、モンブラン、チョコ風味のビスケット、左奥:さくらんぼのキルシュ漬け、右下:左奥から時計回りにマスカットのタルト、巨峰のタルト、ラフランスのタルト、柑橘類のタルト、中央が栗のタルト)
これをやっているのはフランスのグランドメゾンクラスのお店でもごく限られていると思いますが、ここはあくまでガストロノミーの王道を目指しているようです。日本にいながらにしてのその志はなんともあっぱれ、と思っていました。
また、別途出された色調で並べられたマカロン達。

フランス語でしっかり一つ一つのテイストが説明されていました。ホワイトチョコ+ラベンダーなど、素敵な組み合わせがありました。
最後のお茶はオリジナルブレンドというハーブティーをいただきましたが、こちらは残念ながら香りが今ひとつ、また色の出も中途半端で、味もまたしかりでした。フレッシュだったので期待が高かったのですが。
サービスについては、みな適切で、グランドメゾンのそれといってよいでしょう。外国人のサービスの方も複数いらっしゃいましたが、スマイルがないようです。そこは勉強の余地があるかもしれません。
全体としてみると、成澤シェフの、フランスにあるガストロノミーを日本でもそのまま提供したいという大きな思いのようなものを感じさせていただける食の体験だったと思いました。ランチとはいえ、最初から最後まで味わうと、十分な満足感に浸って帰宅することができる、そんなお店ですね。
店の広さとしつらえ、サービスやお料理の一つ一つの完成度、他のお皿とのバランスなどを考えると、やせ細った料理を出す感のあるカンテサンスなどより、はるかにフレンチガストロノミーを体感できるお店になっているのではないでしょうか。
私は少なくとも大変気に入りました。また機会がありましたら美食の体験に戻ってきたいと思っております。
(いただいたもの)
食前酒:シャンパンカクテル(シャンパン+ラ・フランスジュース)
・アミューズ:墨をまとった牡蠣のスナック
・菜園・里山からの贈り物(前菜):フランス・サンスベール村のフォワグラ → フォワグラのロワイヤル、コンソメスープ、各種野菜とココット鍋での提供
・海からの贈り物(メイン(魚)):本日の鮮魚(真鯛) → ジャガイモ、たまねぎ、ベーコンのクリームスープ
・森からの贈り物(メイン(肉)):天城の軍鶏 → アロゼして皮目を炭火焼き、きのこ・菜の花と
デザート
・アヴァンデセール:金柑・ショコラ
・デセール:ラ・フランス
プティフール
お茶:オリジナルブレンドのハーブティー
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テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ