Edition Koji Shimomura** (Tokyo) エディションコウジシモムラ(六本木一丁目)★★
フランスレストランウィークでは高級店もかなりのサービス価格でいつものコースを供してくれます。今回、運良くキャンセル待ちでうかがうことができたのがこちらでした。
エントランスは高級店らしくとても控え目。できるだけ目立たないように作ってある感じですね。1人なので隅の小さなテーブルでしたが、小さな店内の動きがつぶさに見られて勉強になりました。
こちらではレストランウィーク用のメニューが用意されていて、デフォルトのコースのメインを肉に変更あるいは肉の追加ができるようでした。もちろん別途料金がかかりますが、なかなかの気遣いですね。この日の魚は、名物の的鯛のカダイフ揚げでこれがデフォルトのお料理で、変更又は追加できたのはシャラン産の鴨を使ったお料理でした。
アミューズからきちんと仕事した品が並んでいきます。亜麻の実入りのチーズスナックとミニバーガーがそれです。アミューズというよりはシャンパン用のスナックでしょうか。もっともこの二つをきちんと出し分けるのはよほどのグランドメゾンでないと望むべくもないので、詮索は意味ないですね。
前菜はこちらの名物の牡蠣の海水ジュレ掛けです。見た目に美しく、舌に爽やかなお皿ですね。ジュレには柑橘風味がついていて、岩海苔が添えられた牡蠣の下にはクリームが敷いてあって、きちんと一つのお料理になっています。

メインのお魚はカダイフという極細状の一種のパスタを巻き付けて揚げた的鯛のお料理で、こちらの下村シェフのスペシャリテです。思った以上に軽やかで、繊細なお味で大満足です。志の高さを舌でじわっと感じました。

デザートはココアづくしで色々な味が楽しました。珍しいところではココア水。しばらく前にトマト水などフランスの三ツ星で出会ったことがありましたが、今でもこういう出し方をするのですね。食材のエッセンスを頂くアプローチの一つの方法だと思いますが、面白いです。脂分を補うために濃厚なスペイン産オリーブオイルをかけていただくガナッシュもまたいいお味です。マルドンの塩、黒オリーブのコンポートも添えられていました。
最後、飲み物はフレッシュハーブティーをポットで頂きます。さらに最後のミニャルディーズとしてコーヒー風味のプリンをいただきました。ありきたりのものより楽しかった。
こちらの接客は冷静で、丁寧で、いかにも東京らしいクールな接客といった感じですね。もちろんミシュランの星に値するきちんとしたものだと思いました。支配人の方も穏やかですが、目に力を感じました。そのおかげでお店の色々な所に目が行き届いているのではないかと思います。
次回は是非、夜にうかがえたらなあと思います。
(いただいたもの)
フランスレストランウィークのランチコース

・アミューズ:亜麻の実入りのチーズスナックと生ハム入りミニバーガー

・前菜:海水で軽く火を通した牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ 岩海苔風味
・メイン:カダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーのクーリとレモンのコンフィチュール

・デザート:カカオのヴァリエーション(ガナッシュ、ソルベ、カカオウォーター)

・食後の飲み物:フレッシュハーブティー

・ミニャルディーズ:コーヒープリン
エントランスは高級店らしくとても控え目。できるだけ目立たないように作ってある感じですね。1人なので隅の小さなテーブルでしたが、小さな店内の動きがつぶさに見られて勉強になりました。
こちらではレストランウィーク用のメニューが用意されていて、デフォルトのコースのメインを肉に変更あるいは肉の追加ができるようでした。もちろん別途料金がかかりますが、なかなかの気遣いですね。この日の魚は、名物の的鯛のカダイフ揚げでこれがデフォルトのお料理で、変更又は追加できたのはシャラン産の鴨を使ったお料理でした。
アミューズからきちんと仕事した品が並んでいきます。亜麻の実入りのチーズスナックとミニバーガーがそれです。アミューズというよりはシャンパン用のスナックでしょうか。もっともこの二つをきちんと出し分けるのはよほどのグランドメゾンでないと望むべくもないので、詮索は意味ないですね。
前菜はこちらの名物の牡蠣の海水ジュレ掛けです。見た目に美しく、舌に爽やかなお皿ですね。ジュレには柑橘風味がついていて、岩海苔が添えられた牡蠣の下にはクリームが敷いてあって、きちんと一つのお料理になっています。

メインのお魚はカダイフという極細状の一種のパスタを巻き付けて揚げた的鯛のお料理で、こちらの下村シェフのスペシャリテです。思った以上に軽やかで、繊細なお味で大満足です。志の高さを舌でじわっと感じました。

デザートはココアづくしで色々な味が楽しました。珍しいところではココア水。しばらく前にトマト水などフランスの三ツ星で出会ったことがありましたが、今でもこういう出し方をするのですね。食材のエッセンスを頂くアプローチの一つの方法だと思いますが、面白いです。脂分を補うために濃厚なスペイン産オリーブオイルをかけていただくガナッシュもまたいいお味です。マルドンの塩、黒オリーブのコンポートも添えられていました。
最後、飲み物はフレッシュハーブティーをポットで頂きます。さらに最後のミニャルディーズとしてコーヒー風味のプリンをいただきました。ありきたりのものより楽しかった。
こちらの接客は冷静で、丁寧で、いかにも東京らしいクールな接客といった感じですね。もちろんミシュランの星に値するきちんとしたものだと思いました。支配人の方も穏やかですが、目に力を感じました。そのおかげでお店の色々な所に目が行き届いているのではないかと思います。
次回は是非、夜にうかがえたらなあと思います。
(いただいたもの)
フランスレストランウィークのランチコース

・アミューズ:亜麻の実入りのチーズスナックと生ハム入りミニバーガー

・前菜:海水で軽く火を通した牡蠣の冷製 海水と柑橘のジュレ 岩海苔風味
・メイン:カダイフを纏った的鯛の軽やかなフリット ブロッコリーのクーリとレモンのコンフィチュール

・デザート:カカオのヴァリエーション(ガナッシュ、ソルベ、カカオウォーター)

・食後の飲み物:フレッシュハーブティー

・ミニャルディーズ:コーヒープリン
エディション・コウジ シモムラ (フレンチ / 六本木一丁目駅、神谷町駅、六本木駅)
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テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ