料理店訪問記:大原「わっぱ堂」
まだまだ紅葉は先の季節、大原を散策してきました。大原といえば三千院門跡が一番有名ですが、なかなか魅力的な小さなお寺がいくつもありますね。今回は宝泉院にうかがってみました。
さて、わっぱ堂は大原のバスターミナルから寂光院を目指す道すがらにあります。道は狭く一本道といっていいのでとてもわかりやすい場所だと思います。しかし看板などは出ていません。

完全予約制で大原のお野菜をメインに据えたコース料理で供するある意味志のあるお店だと思います。
お値段は普通のビジネスランチと思うと高い印象かも知れませんが、出てくる内容を考えるととてもリーズナブルだと思います。本当に色々な種類のお野菜、そして大原あるいは近郊の食材をいただけます。
店内は靴を脱いで上がるようになっていて、畳敷きでとても簡素です。卓上のしつらえもまたしかりで、素朴な感じがほっとします。

コースは、まずお野菜を使った前菜の盛り合わせ(5種類ほどのお料理が小さな鉢で供されます)が出され、次にサラダやグラタン、パン、そしてメインにあたるお料理、お食事へと流れていきます。
前菜で生湯葉とともに出された紫ずきんという黒枝豆は、先日の「にしむら」(★)さんでも、後日ご報告いたします「祇園にしかわ」(★★)さんでも使われていた食材で季節物は重なるなあと感心しました。
サラダの中の具材もありきたりではなく、普通のサラダの葉とともに、お漬け物に使われる日野菜や、紫人参といったお野菜が入っていて面白かったし、美味しかったです。
野菜だけだと少し単調になりがちかもしれませんが、前菜で和食のおばんざい風のお料理の後はサラダ、グラタンやチーズを載せたパンなどを出して、味に変化を出されていて工夫を感じますね。

お写真はメイン料理ですが、この日のメインは三種類あって、お野菜の天ぷら、イワナの炭火焼き、鹿の赤ワイン煮でした。野菜、魚、肉といずれも適量いただけて大満足です。地味ですが、食材はいいですし、シェフのバランス感覚がよい感じがします。
ちなみに鹿ですが、実はまだ禁猟期間とのことで(地域差あるものと思われます)、先日畑に迷い込んだ鹿をつかまえて調理したとのことで、そのような場合は食べて良いとのことでした。まったくクセもなく柔らかくてやさしいお味で、思いがけない和食のジビエ体験が嬉しかったです。

この日のお食事は新米が中心でした。美味しくて全部頂いてしまいました。
ありきたりの食事はいやという方は是非大原でこちらに行かれてみて下さい。
完全予約制ですので予約をお忘れなく。
今回一番安いコースをお願いして大満足でしたが、もう少し上ですと例えばこの日はイワナのカルパッチョなどがサラダに入ったようです。お値段高めに感じても店を出るときには満足できると思います。
(いただいたもの)
お昼のコース
前菜の盛り合わせ
・ 大根の葉とあげのたいたん
・ ほうれん草の玉締め
・ しゃくしなのおひたし
・ 人参葉の胡麻和え
・ 黒枝豆と生湯葉の餡掛け
・サラダ(紅芯大根、日野菜、紫人参、ラディッシュ、サラダ菜)など)
・カブのグラタン
・自家製ライ麦パン2つ(一つは、バジル、トマトソース、カマンベールチーズ、ドライトマト載せ)
メイン料理
・野菜の天ぷら(ささげ、赤カブ、海老芋、椎茸)
・イワナ炭火焼き
・鹿の赤ワイン煮
お食事
・新米ごはん
・香の物(椎茸、ひのな、しば漬け、大根の葉とじゃこ、岩魚の子焼き)
・田舎味噌の味噌汁
デザート:カタラーナ
コーヒー
さて、わっぱ堂は大原のバスターミナルから寂光院を目指す道すがらにあります。道は狭く一本道といっていいのでとてもわかりやすい場所だと思います。しかし看板などは出ていません。

完全予約制で大原のお野菜をメインに据えたコース料理で供するある意味志のあるお店だと思います。
お値段は普通のビジネスランチと思うと高い印象かも知れませんが、出てくる内容を考えるととてもリーズナブルだと思います。本当に色々な種類のお野菜、そして大原あるいは近郊の食材をいただけます。
店内は靴を脱いで上がるようになっていて、畳敷きでとても簡素です。卓上のしつらえもまたしかりで、素朴な感じがほっとします。

コースは、まずお野菜を使った前菜の盛り合わせ(5種類ほどのお料理が小さな鉢で供されます)が出され、次にサラダやグラタン、パン、そしてメインにあたるお料理、お食事へと流れていきます。
前菜で生湯葉とともに出された紫ずきんという黒枝豆は、先日の「にしむら」(★)さんでも、後日ご報告いたします「祇園にしかわ」(★★)さんでも使われていた食材で季節物は重なるなあと感心しました。
サラダの中の具材もありきたりではなく、普通のサラダの葉とともに、お漬け物に使われる日野菜や、紫人参といったお野菜が入っていて面白かったし、美味しかったです。
野菜だけだと少し単調になりがちかもしれませんが、前菜で和食のおばんざい風のお料理の後はサラダ、グラタンやチーズを載せたパンなどを出して、味に変化を出されていて工夫を感じますね。

お写真はメイン料理ですが、この日のメインは三種類あって、お野菜の天ぷら、イワナの炭火焼き、鹿の赤ワイン煮でした。野菜、魚、肉といずれも適量いただけて大満足です。地味ですが、食材はいいですし、シェフのバランス感覚がよい感じがします。
ちなみに鹿ですが、実はまだ禁猟期間とのことで(地域差あるものと思われます)、先日畑に迷い込んだ鹿をつかまえて調理したとのことで、そのような場合は食べて良いとのことでした。まったくクセもなく柔らかくてやさしいお味で、思いがけない和食のジビエ体験が嬉しかったです。

この日のお食事は新米が中心でした。美味しくて全部頂いてしまいました。
ありきたりの食事はいやという方は是非大原でこちらに行かれてみて下さい。
完全予約制ですので予約をお忘れなく。
今回一番安いコースをお願いして大満足でしたが、もう少し上ですと例えばこの日はイワナのカルパッチョなどがサラダに入ったようです。お値段高めに感じても店を出るときには満足できると思います。
(いただいたもの)
お昼のコース
前菜の盛り合わせ
・ 大根の葉とあげのたいたん
・ ほうれん草の玉締め
・ しゃくしなのおひたし
・ 人参葉の胡麻和え
・ 黒枝豆と生湯葉の餡掛け
・サラダ(紅芯大根、日野菜、紫人参、ラディッシュ、サラダ菜)など)
・カブのグラタン
・自家製ライ麦パン2つ(一つは、バジル、トマトソース、カマンベールチーズ、ドライトマト載せ)
メイン料理
・野菜の天ぷら(ささげ、赤カブ、海老芋、椎茸)
・イワナ炭火焼き
・鹿の赤ワイン煮
お食事
・新米ごはん
・香の物(椎茸、ひのな、しば漬け、大根の葉とじゃこ、岩魚の子焼き)
・田舎味噌の味噌汁
デザート:カタラーナ
コーヒー
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