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ジョエル・ロブション氏 ボルドーグランドメゾンクラス新店 最終追加情報

いよいよ12月9日(火)ジョエル・ロブション氏の新店「ラ・グランド・メゾン」が開店の運びとなります。ロブション氏のこの新店の名称をきっかけに「グランメゾン」なる誤った言い方が正されていくことを期待しています。

さて気になる同店シェフですが、いつも情報提供してくださっているユンヌフルートガナさんからの情報で檀崎友紀シェフというがわかりました。東京、ラスベガス、シンガポールなどの開店を手掛けられた方のようですね。

それから別ソースからですが、ディレクターはジャン−ポール・ウンズエッタ氏ということで、これまでモナコのロブション氏の二店の星付き店のディレクターをされていた方になります。

お料理は、新作だけではなくいくつかのフランスの伝統料理をフランス南西部の食材を使って再構築したお料理を提供していきたいとのことです。同店の典型的なメニューは、3皿の現代的前菜料理、フランス伝統料理のメイン1皿、個性的なデザート複数皿という構成になるようです。

新店では新作料理だけではなく、一番有名な(?)「ジャガイモのピューレ」から「キャヴィアのジュレ カリフラワークリーム添え」、「トリュフのタルト 玉葱コンフィと農家風ラード入り」、「鴨フォワグラのトリュフ入りココット焼き セロリだし」まで色々なロブション氏のスペシャリテも数多く提供されるということです。

お店の予算としては「ラ・グランド・メゾン」が100ユーロから(ランチメニューのお値段でしょうか)、併設のセカンド店「ロリヴィエ」(オリーブの木の意味)が料理とグラスワインで35ユーロからとなっています。「ロリヴィエ」にはメニューはなく、サンドイッチやハンバーガーなどを含む軽食が提供される場になります。軽食を出すお店といっても、店内は写真を見る限り落ち着いたサロン風です。

lgm-restaurant-gastronom.jpg

写真は「ラ・グランド・メゾン」店内の様子ですね。

お店のその他詳細についてはこちらの記事をどうぞ。
少し前の記事ですが、記事内容から基本的な点では変更ないと思いますが、「ラ・グランド・メゾン」の席数は40席とのことです。

ロブション氏が約20年ぶりにフランスの食材をメインにフランスで追う三つ星の夢…新店でのパフォーマンス、そして再来年のミシュランが今から楽しみです。

La Grande Maison
10 rue Labottière
33000 Bordeaux
http://www.lagrandemaison-bordeaux.com/fr/accueil#accueil


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ジャンル : グルメ

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このようなニュースも(モラル・ハラスメント)

こんにちは。

一昨日だったか、フランス2のニュース(NHKBS早朝のワールドニュース)の中で
最近フランスでも問題視されているハラスメント(モラル・ハラスメント)について、
ミシュラン星付きレストランでの勤務中に受けたモラ・ハラが原因で退職、
(ミスを責められ、熱い鍋を手の甲に置かれる等)
その後に鬱になり現在は家庭生活でも料理ができなくなっている元女性料理人のニュースリポート
を見ました。

逆に、そんな中そのような料理人が増えているのを心配し、自らのレストランにおいて
救済措置を実践(被害者を雇用や調理場で音楽を流す等などリラックス、ストレス軽減効果を導入)
しているジヴェルニーで今年のミシュラン新一つ星店に輝いたエリック・ゲラン氏(ル・ジャルダン・デ・プリュム )
の試みもリポートされていました。

その後、フランスの料理界でのハラスメント状況を把握しようとしていたところ別のニュースを見かけ‥
(このニュース、つい最近フランスのTV番組で放映され訴訟問題に発展するとか、
現在注目されているらしいです。)

そのニュースの現場は二ヶ月前に開店したロブション氏のレストランのシェフ檀崎友紀氏の下で行われていたとのリポート。
日本人シェフらのハラスメントにより、スタッフの半数近くが退職等、フランスの各記事は同氏の顔写真入りで報じています。

Scandale chez Joel Robuchon
http://www.lepoint.fr/gastronomie/scandale-chez-joel-robuchon-07-02-2015-1903154_82.php
など

さらに、こちらが放映したテレビ番組らしいです。
http://www.francetvinfo.fr/culture/gastronomie/enquete-francetv-info-insultes-et-harcelement-dans-les-cuisines-de-joel-robuchon_814827.html

何があったのでしょう。
じっさいのところは、当事者しか知りません。
今のところロブション氏も檀崎氏も件についてはコメントしていないようです。

番組の狙いもハラスメントに厳しいの最近の社会の風潮、流れに追随する問題提起なのか、
(穿った見方をすれば)勢いを増す外国人シェフ(特に日本人シェフ)に対するバッシングも含まれているのか?

いずれにせよ、より高度なテクニックや正確さが求められるこの種の(星に関わる所で勝負している)レストラン、
シェフ側、スタッフ側にもそれぞれ多大な責任、ストレスが掛っているのは間違いないないのでしょう。

先週、ミシュランの発表直後自店の公式サイトのトップページに堂々と審査の経緯を掲載しているところもありました。
(以前行ったラ・コート・サン・ジャックが二つ星に陥落というニュースを見かけ、HPにアクセスしたら記載があって
驚いたというか、ちょっとショックでした、やっぱりこの種のレストラン、ストレスがあるのだなと‥)

調味料(少量の塩)のせいでミシュランの星を失った経緯
http://www.cotesaintjacques.com/

雑感(ハラスメント、ミシュランでの降格など)

ロブション氏の一件はフランスではすでに大きな話題になっているようですね。

聞いたときまさかと思いました。しばらくして、ロブション氏が刑事告発と賠償請求両にらみで対応されるような記事が出ていたので、どちらかというと真実ではない記事だったのかと個人的には感じていました。

辻静雄さんの著作などを拝見すると、大昔はそれこそ厨房での暴力や飲酒しての勤務など普通にあったようですが、それも時代とともに改善されていったのでしょう。業界の人間はありませんが、最近はそういう話もないのかなと思っていました。

もし暴力が支配する職場だとしたらこれほどまでに同氏のもとに人材が集まるのかなとか、例えば今春東京で独立される須賀シェフなどの立ち居振る舞いを拝見しても、そういう環境の中でお仕事をされてきた方のようにはとても思えなかったりで、ロブション氏の断固たる姿勢にちょっとほっとするところもあったりしました。

檀崎シェフにしてもこれまで各所でオープニングシェフの大役を果たされてきて、そういったことがあればもうとっくの前に色々と話が伝わっていたのではと思ったりして。

全くの部外者なので外から静かに見守りたいと思っています。

ロランシェフについては、気にしないと言いつつも、やはり気になるから特別なステートメントを掲げるのであって、複雑な心中が見え隠れしているように感じました。

降格ともなるとやはりミシュラン本社にお呼び出しがかかるということが今回のことでよりはっきりわかりました。
ロワゾー氏も亡くなる数ヶ月前にそういったことがあったらしいこと、しばらく前ですが同氏の死の原因についての記事等拝見していて知りました。
色々な意味でやはりミシュランは大きな力をもっていますね。
sidetitleプロフィールsidetitle

Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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