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レストラン訪問記:京都「グラン・ヴァニーユ」

久しぶりにパティスリ併設のカフェで一休みしましたが、サービスが酷くて大変残念な思いをして帰ってきました

サービスは4人いましたが、その頭(かしら)と思しき、髪を部分的に染めた少し変わった方(女性)が、サービスのなんたるかをわかっておらず、自分の感情が客へのもてなしよりはるかに上という動き方をしていて、とても残念な物言いをしました。

私としては食事も進んで口直しに水を飲みたかったので、お水を頂きたかっただけで、4人もわらわらいるサービスの人達があまりに客の方を気にしないので、気付いてくれるように少し大げさではありましたが、声を出さずに大きく手を振って、気付いてとアピールしました。するとくだんの頭は、何をそんなに騒いでいる、ちょっと待てというとげのある口ぶりで大きな声を発して、私を制止しました。

私が恥をかくかというと、別にこちらは普通の振る舞いをしているだけなので、そのサービスの人の冷たさだけが強調されて場にいた他のお客さんの印象に残ったと信じたいです。

そのつい数分前までは、ケーキ悪くないし、また京都に来たら食べに来てもいいかななんて思っていたのに、そんな風に扱われてしまっては、怖っと思ってしまって、そんな気持ちが一瞬で失せてしまいました。人の言葉は恐ろしいものです。

もしこのサービスがシェフの奥さんなら回復しようがないミスを日々犯しているので、シェフにとっては残念なお知らせに他なりません。ビジネスがいずれ立ちゆかなくなることは目に見えていますが、別れることは考え辛いからです。

もし雇われの方で、たまたま年次の関係で現場を仕切っているだけならまだ救いはあるかなと思いました。首にすれば良いだけですから。このままその地位に就け続けていたら、リピートするはずだった客がいなくなり、そのうち店が閉店に追い込まれることさえあると思いました。真面目な話です。

この頭はそれくらいひどい人でした。その一言で十分でしたが、さらにだめ押しの続きがありました。

まあどうせ二度と来ないからまあ穏やかに立ち去ろうと思い、出る直前にトイレに行ったのですが、席に戻ると、見事に全てが片付けられていました。食べ終えていたケーキ、ドリンクの空いた皿などは分かるとしても、水が入ったコップからカトラリー入れまで何から何まで全てが卓上から消失。

はあ、これは例の頭の指示なんだろうなと合点がいきました。40分の時間制とは告げられていたものの、まだその時間は来ておらず、すぐに帰るとは分からない状況でしたから、追い出しにかかっているのだと。

了解です。でもそんなことしなくても、先ほどの一言でそちらの客を客とも思わない怨念は十分伝わっていましたので、その思い、ちゃんと分かっていますよ。だから、自らの恥を上塗りするような挙に出る必要までなかったでしょうに。こちらは何も悪くないので、さらに冷静に、淡々とその場を去るだけです。

先方、こちらが穏やかにしていたのが気にくわなかったのでしょうか。

そもそも私が何をした。カフェに入ってケーキとお茶を注文して普通に食べていただけのことでした。どこにも対立の原因となる要素などなかったはず。頭が問責の大声を発するまで、特に口論やもめ事などもなかったです。

こうして自分の我が客へのもてなしよりも優先する雇われは、結局主のビジネスの妨げでしかない。サービスの方ご自身のビジネスなら、そうした酷いビジネスで客が来なくなるのは自業自得でしょうがないでしょう。しかし、ここの主としては当然、より多くの客が来て、できるだけ店が繁盛することを目的として営業しているはずでしょう(サービス責任者の君が気にくわない客がいたらそんな奴は裁量で追い出してかまわないからね!なんて権限を与える店主がいるとも思われず…)。

つまり、この方は自らの立場も弁えずに自分の職責や主からの信頼を裏切り、店に損害を与え、背任を犯しているとすら言えるということです。

この頭がシェフの奥様ならある意味シェフと一蓮托生で、そんな人を選んだシェフの責任として、全ての結果についてシェフが自分のこととして負うしかないでしょうが、一従業員なら切ることで即解決ができます。解雇はなかなか条件が厳しいですが、無理ではありません。店の将来を考えるなら、店に損害を現実に与えているこの頭をすぐに首にすべきでしょう。

そう思うと、ここの他のサービスマン(いずれも若い女性)の言葉遣いやその内容にひっかかるところが色々とあると思い至りました。素人が頭を務めているのですから、その下がどうすべきかわかるはずもなく、頭を真似るしかないので、店にとってはますます良くない結果になっていくでしょう。

気が回る、愛想がいいといったサービスの方もかつてはいたかもしれませんが、こういう頭の下ではすぐに辞めることになったのではないかと容易に想像がつきました。

シェフに目覚めて欲しいと思いましたが、一方でこの店の仕組みにも色々と違和感があるところがあって、このシェフにしてこの頭ありなのかなとも思いました。

まず40分の時間制やワンドリンク制など、経営上は必要なのでしょうが、それならせめている時間は最低限のおもてなしをして気持ちを穏やかに保たせて欲しいです。さらには、買い物袋が一枚目は無料だが、二枚目以降は有料という仕組み。安くないものを多く買う人にはむしろ買い物袋くらい無料進呈すべきではないでしょうか。そうまでしてお金が欲しいのかとそのさもしさが哀れにさえ思えました。

そして最後にお店を出る時には静かに退出してきましたが、声を掛けてくれたのは一人のサービスの方だけでした。意地悪に追い出しにかかった人間がそんな声を掛けることがあるはずもなく、頭からの声は当然掛かりませんでした。知っていました。

最後になって、ようやく今回頂いたケーキの感想ですが、味自体は美味しかったですし、食べやすく工夫がされていたので良かったのですが、わざわざ京都まで行って食べる味かというと、別にどこにでもあるでしょうと思ってしまいました。こんな経験をしなければそこまでは思わずリピートしたと思いますが、そんな残念なサービス頭がいる以上は、いずれ決別することは必然だったかと思うと早く分かってむしろ良かったと思います。

今回の件は、ミシュランがケーキ店などを対象としていないことも関係あるのかなと思ったりもしていました。あるいはサービスを期待する自分が愚かなのかもしれないとも思ったりして。小さいお店だとこういうことが平気であるので、正直ばくちのようなところがありますね。

接客業に就く以上は、客にもてなしてお金を頂くのですから、多少なりとも人に奉仕する心があって、愛想がある人がそこを目指すと思うのですが、自分の適性も弁えずにもてなしをする地位に就いた人間の傲慢さから発する醜悪な振る舞いに驚きあきれた京の午後でございました。

ちゃんと店に行って実食したことの証明のためだけに写真を残しておきます。

ブログ読者のみなさまにはこの残念な頭には決して会って欲しくないですね。被害者はできるだけ少ない方が良いです。心からのご忠告です。


(いただいたもの)


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赤い果実のタルト

アイスティー(ストレート)





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レストラン訪問記:名古屋・伏見「澤田商店」

店名からはどんなお料理を出すお店か想像つかないかもしれませんが、こちらは甘味処というか、かき氷やさんです。

人通りもさほど多くはない場所にありますが、一応は大都市の中にあるお店にもかかわらず、雰囲気はとても簡素で海の家が町中に移ってきたかのような雰囲気を出していますね。

前払い制で、希望のかき氷を伝えてお金を払うと席までできあがったかき氷を運んでくれます。写真を見ていただいておわかりのように、かき氷をすくうのが木製のさじで味があります。こういう細かいところに気を配るお店、好きですね。

苺を最初いただきましたが、ありきたりなシロップで、かつ時間をおいてしまったので氷のふわふわ感がなくなって美味しさが味わえず、値段がさほど高くないこともあり二つ目をお願いしました。

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二つ目に頂いた、期間限定(8月31日まで)のシークワーサー味(写真)はさっぱりとした柑橘類で甘さ控え目でとても美味しくいただきました。

こちらのかき氷はふわふわで、すぐにそのふわふわ感が失われていくので美味しく頂くには1分以内くらいには食べなければいけません。

夏が過ぎゆく季節にいますが、まだ暑い日が続くのでそんな時にはこちらのお店を思い出してみてください。


(いただいたもの)

かき氷 苺
かき氷 シークワーサー


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レストラン訪問記:豊橋「ショパン」

厳密には簡素なイートインがあるだけのパン屋さんですが、便宜上「レストラン」としています。

パン自体はガストロノミーの世界ではお料理に必須のものなので嫌いではありませんが、これまでパン屋さん自体にはあまりご縁がありませんでした。

今回旅行するに当たって調べる中でこちらのお店が目に留まり、散歩がてらうかがってみることにしました。
豊橋の中心部からですと歩くとそれなりの距離があります。車かバスを利用されるのがよいでしょう。

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うかがったのは平日の朝でしたが、ひっきりなしにお客さんが来ては帰りしていて、人気店であることがわかりました。
店内は清潔感あふれる明るい店内で、ゆったりとした作りです。焼きたての札が沢山ついた総菜パンが数十種類用意されています。

中でもお勧めで人気1位というのが「匠のカレーパン」です。アピールに惹かれて手に取ってみました。
他には焼き立てだった照り焼きチキン入りのパン、温泉玉子が入ったというメンチカツサンド、すごいメロンパンなどを手にします。

イートインでは小さなコップに一杯だけコーヒーをサービスで提供してくれています。

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ちょうど朝食として買ったパンをいただきましたが、どれもレベルが高くて驚きでした。大げさではなく、東京のど真ん中にあっても成功するだろうと思うくらい、一つ一つのレベルが高くて、丁寧な調理がされているのがわかります。

とろたまメンチ」(メンチカツサンド)に使われている白いパンは本当に繊細なふかふかのパンで、とても口当たりがよいです。メンチカツ、温泉玉子のバランスもまた心地よいです。

何より驚いたのは「匠のカレーパン」でした。間違いなく自分が今まで食べた中で一番のカレーパンで、普通に売られているカレーパンとは次元の違う美味しさでした。
中の餡の香り高さと具材の豊富さがすばらしい。ちゃんと煮込んだ牛肉とおぼしきお肉がごろごろと入っています。
ものすごく値段が高くてとかならわかりますが、多少値段が高い程度でこれだけのものを作るのは本当にすごいと思います。

すごいメロンパン」はこの時は食べず持ち帰りにしたのですが、後日食べてみて、確かに「すごかっ」たです。風貌自体が違うのでおわかり頂けるかもしれませんが、一般的なクッキー生地にくるまれたメロンパンではなく、ジャンルとしては「メロンクリームパン」という別の種類のパンと言った方がいいものでした。

外は柔らかく、生地におそらくメロンの皮や香りが練り込んであって、中は夕張メロンの甘いクリームが忍ばせてあります。香り高く、とても美味しい菓子パンに仕上がっています。

実は豊橋ではまた別に「ラポール」というパン屋さんでもメイプルメロンパンを頂いて、今まで食べたメロンパンの中で一番と思っていたのですが、日を置かずして新たに別のメロンパンがまた一番になりました。

ジャンルが違うのでどちらが上ということはないのですが、普段はあまり食べないメロンパンやカレーパンでとても楽しい美食体験が短い時間にできて大満足でした。


(いただいたもの)

・照り焼きチキン入りパン
・匠のカレーパン
・とろたまメンチ(温泉玉子入りメンチカツサンド)
・すごいメロンパン
・杏仁豆腐

・ホットコーヒー(サービス)

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お店訪問:表参道「茶茶の間」

煎茶を楽しむ趣向で、以前テレビで見かけたお店にうかがってきました。
日本茶ソムリエの和多田喜氏が店主の「茶茶の間」というお店です。場所は表参道の裏通りになります。

とても小体な店内で、造作も最小限、調度品も簡素ですが、何種類ものお茶が用意されていて楽しめるお店です。

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この日は、一番のおすすめという秋津島というお茶をいただきました。

お茶を淹れる前にまず茶葉を味わうように促されます。ほんのひとつまみだけなのでよく味はわかりませんでしたが、美味しいお茶は食べても美味しいとのことでした。

さていよいよお茶を淹れてもらいますが、一煎目はほんの一口を舌先で味わいます。普段いただく煎茶とは違う飲み物という印象で、いつまでも余韻が続く甘みに驚きます。大げさでなく数分は甘みの余韻が口の中にじんわりと残り続けます。これは飲んでみないとわからない体験です。

二煎目はもう少し薄くなりますが、それでもまだまだ甘みを感じます。これも一口といった感じの量でした。

三煎目はより香りが楽しめるという冷茶で頂きます。とても上質な冷たいお茶を飲んでいると感じます。

四煎目以降は少し多めの湯量で淹れていただいて、二種の器による味の違いを楽しみつつ、最後まで味わうことができました。

秋津島祝福という二種類の茶葉をこの日味わいましたが、いずれもなかなかのお値段でためらいがあるかもしれませんが、未知の味はやはりご自分で体験こそと思いますので、おすすめしたいと思います。

そこまでの思いがない場合には、もう少し抑えめのお値段でも各種お茶を提供していますので、入門編としてはそちらでもいいかもしれません。


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笹屋伊織カフェ(京都大丸地下)

老舗和菓子店の新しいコンセプトのカフェとしてテレビで紹介されていて、興味があり訪問してみました。最近は色々と面白いカフェが京都にできてきているようで面白いですね。チョコとシャンパンのお店(三条辺り)だったり、祇園の葛切りの名店鍵善良房の新店舗(同じく祇園の南側)であったり…。

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最近色々なお店で出されるようになった抹茶パフェをこちらで試してみました。
吟味された良い食材にこだわっているとのことで期待していましたが、味のバランスという点から言うと今ひとつの印象でした。もちろん美味しいのですが、都路里さんのように一口目に鼻に抜ける抹茶の香りがないように感じ、その点残念でした。

店内は和菓子店には似つかわしくない、白で統一された清潔な雰囲気のまさにカフェで、老若男女が気軽に楽しめる雰囲気になっています。

四条の真ん中にある大丸の地下というアクセスの良さから便利なお店でしょう。
併設の店舗では各種和菓子も買えるようになっています。
中でも注目は弘法大師の命日(21日)と前後二日だけの限定販売の「どら焼き」でしょう。いつか折りよいタイミングで頂いてみたいと思います。


(いただいたもの)

抹茶パフェ




IORI 京都大丸店甘味処 / 烏丸駅四条駅(京都市営)河原町駅


テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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