レストラン訪問記:目黒「ラッセ」(★)

しばらく外食できない時間が続きましたが、このたび再開しかねてから気になっていた一つ星イタリアンにうかがってきました。

以前テレビでシェフをお見かけした際にご経歴にわりにはとても謙虚で感じのよい方と思っていたので、お店にはいつか行きたいと思っていました。そう、イタリアの三つ星店「ダル・ペスカトーレ」でセカンドをつとめられた実力派のシェフなのです。

今回いただいたのはランチで一番廉価なパスタランチでしたが、総じて丁寧な仕込みと星付きらしいあしらいが感じられ、温かくして供される自家製フォカッチャと自家製バターなど、値段と比較してとても満足する食事だったと思います。

DSCF0565.jpg

お写真は、おすすめされた生のミカンジュースとプロセコを割ったカクテルですが、酸味は少なく、とても香り高く、美味しかったです。こういうドリンクが一つあるだけでお店の印象もぐっとよくなりますよね。自家製のグリッシーニがまた止まらない美味しさです。

食後のお茶の時間に出る小菓子もまたはずせません。持ち手のある細長い板に載せて提供されるのですが、見た目もかわいく、また味も一つ一つが丁寧に仕上げられています。
たとえば一口のプリンなどはとても濃厚でうにを食べているような感じがしました。

DSCF0573.jpg

右からメレンゲ、オレンジ風味のチュイル(薄焼き)、一口プリン、生チョコ、パイナップル入りプチシュークリーム、ビスケットになります。

さて、総じて満足していると書きましたが、不満点もありました。

一つは塩加減の不安定感とでもいいましょうか。

前菜で出てきた魚介類の蒸しスープですが、スープの塩が効きすぎていたことでした。味見をしたら出せないくらいにきつい塩加減でしたが、すんなり出てきて驚きでした。ランチで安いから手を抜いているとしたら少しさみしいです。

一方でパスタの茸のスパゲティは、ほとんど塩が効いていない状態で、茸のだしの味だけで食べ進めるのは正直しんどかったです。かなり食べ進めてからチーズを所望しすり下ろしたパルメザンチーズをいただき、これをかけて食べると塩味もちょうどよくなりました。

もう一つは他のテーブルで説明していることを、私のところではしょることがちらほらあった気がして、忙しいかもしれないけれど、サービスは均等にしてほしいと思ったものでした。

とはいえ、サービスも基本的には落ち着いていて、親切で快適です。また、店内の雰囲気は落ち着いた照明で、席の間隔も広く、落ち着きます。

この日は平日昼ということもあって男性客は私ともう一人だけでほぼ満卓の店内は女性であふれていました。平日昼に繁盛しているのはお店の経営上とてもよいことでしょう。

次回は夜にゆっくりとうかがいたいと思います。今回は多忙でごあいさつならなかったシェフともいつかお話してみたいです。


(いただいたもの)

パスタランチメニュー

つきだし:サラミをのせたカリフラワーのムース

前菜:魚介類(帆立、エビ、ムール貝)の蒸しスープ

パスタ: 5種茸(エリンギ、舞茸、シメジ、ブラウンマッシュルーム、フランス産プルロット茸)のスパゲティ(オイルベース)
→ おきまりでは「自家製ソーセージのスパゲティ」でしたが、一番上のコースに含まれていたこのパスタにかえていただきました。追加料金はありませんでした。

デザート:ティラミス

小菓子:メレンゲ、オレンジ風味のチュイル(薄焼き)、一口プリン、生チョコ、パイナップル入りプチシュークリーム、ビスケット


テーマ : グルメ情報!!
ジャンル : グルメ

Icaro* (Tokyo) イカロ(中目黒)★

中目黒のパスタ屋さんへ。せっかくなのでおまかせのコースをお願いします。皿数が多く出て、お得な印象でした。

前菜は鰯や鎌倉のトマトを使ったり、をたたき風にしたりなかなか技を感じ、美味しかったのですが、肝心のパスタはいたって普通の印象でした。二皿目のパッパルデッレはゆで汁が残っているような感じで、残念でした…。

1069113_10152102772552576_17019021_n.jpg

また、前菜二皿がいずれも冷たかったり、鰯、、しらすと魚が続いたり、おまかせのコースの流れとしては今ひとつセンスが感じられません。

メニューを見ると、お肉料理にシャラン鴨、ブレスの鳩など、いかにもフランスのガストロノミーを向いた食材が並んでいて、気になりました。お店の器からすると明らかに外れているような感じだからです。イタリアンということや、カジュアルなパスタ屋ということからすると、どこか場違いということなのです。

お料理全体、ミシュランの星に値するのかというと大いに疑問でした。至って普通でした。むしろ曙橋のイタリアンの方が、輝いているかもと思います。値段はきっと同じくらいでしょう。

でも致命的なのは、店主兄弟のなんとも無愛想なこと。性格的なものはしかたないとしても、にこりともしませんし、説明もありません。あまり会話が好きでないのか、苦手なのか、客をもてなそうという気はないのか…。サービスの女性だけが1人笑顔をくれていました。なんともさみしいですね。
また見送りに出たシェフは、こちらが行ってしまう前に店の中に戻っていきました。形だけの見送りならやらない方がいいでしょう。

あのレベルの料理で、あの接客ならわざわざ中目黒まで足を運ばないかな、これが詰まるところの感想です。
まあお店は相性があるので、こうして経験してみないとわからないのです。その点では良い経験になったかもしれません。

ミシュランに載っている以上、定期的に人は見込めるでしょうが、リピートになる客はあまりいないのでは、と思います。東京のミシュランはブレスの鳩にやられたのでしょうか(笑)、まだまだ未熟です。


(いただいたもの)

おまかせのコース
・前菜:鰯、トマト、生チーズ
・前菜:と野菜
パスタオレキエッテ(しらす、からすみ)
パスタ:パッパルデッレ(えぞじか)
・メイン:豚のグリル
・デザート:アフォガード
・お茶:カフェラッテ

ワイン(グラスで)
・白×2
・赤





ICAROイタリアン / 中目黒駅祐天寺駅代官山駅


テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

イル チリエージョ(京都・蛸薬師烏丸東入)

約二ヶ月ぶりの京都で、前回ランチで駆け去るようにうかがったリストランテへ再訪してきました。

今回の滞在の最終日前夜に、今回はディナーをいただきました。
この日は日曜日ということで、オフィス街にあるためか他に客がなく、結果として貸し切りになり、ゆったりのんびりお食事を楽しむことができました。

DSCF0644.jpg

ただ今回はディナーだったために大いに期待したメニューは、前回のランチと比べてややパワーダウンした印象で、ちょっぴり残念です。
お客さんが少ないからといって食材や調理で手を抜くと、わかっているお客さんはお店から遠ざかってしまいます。なかなか難しいものですね。

パスタは九条葱と牡蠣というこれまで自宅でも調理してきた組み合わせだったため、辛口評価になるのも仕方ないでしょう。オイルではなく、カルボナーラになっているところに、かろうじてプロの矜恃を見られたような気がしました。

前菜もハム、といいつつ、薄っぺらい紙のようなお肉が一枚載っているだけ。これはいただけない。鮮魚のカルパッチョの野菜のボリュームとのバランスがあまりに悪かったですね。残念。

とはいえ、メインに選んだぐじ(甘鯛)のポワレは、いわゆる鱗焼きの手法で仕上げられていて、皮目も美味しく、大満足のお味でした。

DSCF0654.jpg

さらに続いて追加注文したデザートが「モンテビアンコ」(イタリア語でモンブラン!)で、これが現代風の解釈で作られた軽い軽いモンブランで、シェフの実力を感じるのでした。

DSCF0658.jpg

パンも自家製でいくつかつくっているようで、炒めた玉ねぎが埋められたパンや柚子のパンなど、色々とあってどれも美味しかったです。

この日はグラスワイン3杯をつけてもらえるというコースにし、食前酒のキールロワイヤルで一杯、他に二種の白ワインを頂きました。
白ワインはまずまずでしたが、どれも抜栓して数日は経っていたようで、フレッシュなものがいただけずこの点も不満が残りました。

ディナーよりランチの一番リーズナブルなコースを狙ってくるのが正解のお店かもしれませんが、一度きりの経験なので、再度ディナーもチャレンジしたいと思います。


(いただいたもの)

ワインのコース

(食前酒:キールロワイヤル)

・季節のスープ:さつまいものポタージュスープ(きのこのカナッペと)
DSCF0645.jpg DSCF0646.jpg

・前菜:自家製黒豚のロースハム(玉ねぎのパンと)
DSCF0648.jpg DSCF0647.jpg

・パスタ:牡蠣と九条ネギのカルボナーラ(フォカッチャと)
DSCF0652.jpg

・メイン:ぐじのポワレ、アサリのサフランソース(柚子のパンと)

(グラス白×2:ソアベクラシコ、エトナビアンコ)
DSCF0649.jpg DSCF0662.jpg


追加で…
・デザート:モンテビアンコ

テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

イル チリエージョ(京都・蛸薬師烏丸東入)

京都滞在最終日、お昼はある意味ノープランでしたが、偶然入った書店で見た雑誌にあったお店に惹かれて、直接訪問し、こちらでのお昼とあいなりました。

ほんの数分前まではお店の存在すら知らなかった場所に身を置いて、これからの食事に思いをはせるのは不思議な気分でした。きちんとしたお店はずっと前から予約をしていくのが習慣になっていたもので。

しかしこの日のお店との出会いはとても素敵なものでした。

DSCF0380.jpg

店は小さなビルの二階にあって、こぢんまりしていますが、しつらえやサービス、お料理の内容を見る限り志ははるか高い所にあることがわかるのです。
きっとここで成功されたら、さらに大きい場所で、さらにゴージャスなメニューで勝負していくのだろうなというシェフの心意気が感じられるお店でした。

素敵な同伴者のおかげもあって、あわただしいながらもとてもいい記念になりました。

時間がないことをサービスの女性(シェフの奥様?)に伝えると、色々と心配りをしていただき、こちらの都合でデザートを頂かなかったにもかかわらず、その分をコース料金から値引いてくれました。細やかな心遣いを感じ、このお店とのこれからのご縁を思いました。また是非折に触れてうかがいたいなあと。

もちろんお料理がよくなければその思いには至らないのですが、いただいたお料理は、時に季節を感じさせ、目でも舌でも楽しませてくれる申し分ないものでした。調理がとても丁寧ですね。

DSCF0368.jpg

バターナッツ(かぼちゃ)の冷たいスープとモッツァレラのミニトースト、半生の秋刀魚の入ったサラダ、魚介のラグーのパスタ、奥丹波の地鶏、すべてが同じように美味しかった。写真はサンマの入ったサラダになります。

中でもパスタ、店で食べていてもこれ家で作れるなと思うことがしばしばですが、ここのパスタは家で作るのは厳しいなと思わせる何かがありました。旨味、油どれも極上でした。

京都に住まっていたならば、きっと季節に合わせてうかかがうことになるのだろうなという名店。
最後の最後にあった偶然の出会いに万歳、のお昼でした。


(いただいたもの)

お昼のコース

・つきだし:モッツァレラのミニトースト
DSCF0367.jpg

・スープ:季節のスープ(バターナッツかぼちゃの冷製スープ)
DSCF0366.jpg

・サラダ:北海道産新サンマパデッラ、季節の有機野菜のサラダと共に バルサミコソース

・パスタ:しらすと魚介のラグースパゲッティ サフラン風味
DSCF0371.jpg

・メイン:奥丹波地鶏のロースト、くるみのソース
DSCF0372.jpg

→メインは三種類(魚1,肉2)から選択。ものによっては追加料金あり。

食後のお茶:ハーブティー →もちろん、コーヒー、紅茶もあります。


イルチリエージョイタリアン / 烏丸駅四条駅(京都市営)烏丸御池駅


テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

Iconic* (Tokyo) アイコニック(銀座二丁目)★

久々のイベントで念願かなってアイコニックへ。ひらまつグループのアソブランドの中ではややカジュアルなお店かもしれません。ジャンルで言うとイタリアンになります。それでも銀座の一等地にあるビルの最上階を一店舗で占めていて、バーも併設しているなど存在感は抜群。銀座で覚えておいて損はないお店でしょう。

DSCF0145.jpg

通されたのはティファニーやブルガリのビルが見える窓側の席。眺望は今ひとつでも、銀座の夜景ともなると気分は上がります。

以前はコンランブランドでスタートした同店ですが、アソブランドに入って見事に一ツ星獲得。この日はその実力を堪能いたしました。

最初の受付の不手際はともかくも、サービス陣にぬかりはなく、お料理も味、盛りつけ含めて満足のいくできでした。グランドメゾン級のお店では当たり前のことですが、お皿に料理人の指の跡が全く残っていない!これ日本では驚異的なことです。

DSCF0146.jpg

この日のスタートは通された時点から食前酒のクレマンドゥブルゴーニュで。なくなればいくらでもつぎに来てくれます。二杯目はクレームドゥカシスをたらしてもらい、キールロワイヤル風にいただきました。

この日のお料理はお決まりですが、新作のお披露目のような位置づけの会でもあったようです。冷温の前菜二皿、魚(パスタ料理で)、肉とデザートという久々のフルコース。お皿の上は現代風で自分好み。とても美しい盛りつけで、一ツ星というのは納得です。

冷たい前菜の魚介の燻製のお料理はカクテルグラスで。味はとてもいいですが、色合いがやや美しくないですね。その点が残念。一応総支配人にその点伝えましたが、改良されることはあるのでしょうか。

DSCF0152.jpg
次の温かい前菜のフォワグラが少量で適切な量でした。焼き加減がとてもよく、栗の甘いソースとも良く合っています。

DSCF0156.jpg
パスタは今ひとつカスベ(エイですね)のよさが伝わってきません。もちろん全体としては美味しいのですが、塩気が多かったように感じました。

DSCF0157.jpg
鴨肉のローストは、陰の主役は実は季節のポルチーニ茸だったのではと思います。贅沢にソースに使われ、リゾットにも入っています。これに合わされたのが、イタリアのブドウ品種というbarberaを100%使ったピエモンテ(アルバ)の赤ワイン。あまり強くなく、美味しいお酒でした。

DSCF0160.jpg
デザートについては、主役のチョコムースの香りが高いこと。ありきたりではなく、最後まで堪能でき大満足です。

久々の特別な時間。銀座にはとても気持ちよく美味しいものをいただける場所が沢山ありますね。
次の機会はいつになるかわかりませんが、また一つの定番を見つけた幸せな夜でした。


(いただいたもの)

おまかせのメニュー

・冷前菜:甘海老と帆立貝の軽い燻製 スモークをかけたフレッシュトマトソース 牛蒡のピューレを添えて

・温前菜:フォアグラのソテー 栗のコロッケと共に

・魚料理(パスタ):カスベと黄ニラのタリオリーニ カスベのムニエルを合わせて

・肉料理:シャラン産鴨胸肉のロースト ポルチーニ茸の香り

・デザート:コーヒー風味のチョコレートムースとキャラメルのアイスクリーム

・コーヒー、小菓子

・パン →名物のホイップバター二種(プレーン・スモーク)付き


飲み物

・スパークリング:2008 Crémant de Bourgogne Blanc Brut "Millesime" Veuve Ambal
・白ワイン:2009 Albizzia Chardonnay Marchesi de Frescobaldi
・赤ワイン:2008 Barbera d'Alba Corino


アイコニックイタリアン / 銀座一丁目駅銀座駅有楽町駅


テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

sidetitleプロフィールsidetitle

Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitleランキング参加中sidetitle
クリックお願いいたします!
食べログ グルメブログランキング
sidetitleFC2カウンターsidetitle
sidetitleサイト内検索sidetitle
気になるお店、お料理など是非こちらで検索してみて下さい。
sidetitleメールフォームsidetitle
個別のメッセージはこちらまでお願いいたします。

名前:
メール:
件名:
本文: