イル チリエージョ(京都・蛸薬師烏丸東入)

約二ヶ月ぶりの京都で、前回ランチで駆け去るようにうかがったリストランテへ再訪してきました。

今回の滞在の最終日前夜に、今回はディナーをいただきました。
この日は日曜日ということで、オフィス街にあるためか他に客がなく、結果として貸し切りになり、ゆったりのんびりお食事を楽しむことができました。

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ただ今回はディナーだったために大いに期待したメニューは、前回のランチと比べてややパワーダウンした印象で、ちょっぴり残念です。
お客さんが少ないからといって食材や調理で手を抜くと、わかっているお客さんはお店から遠ざかってしまいます。なかなか難しいものですね。

パスタは九条葱と牡蠣というこれまで自宅でも調理してきた組み合わせだったため、辛口評価になるのも仕方ないでしょう。オイルではなく、カルボナーラになっているところに、かろうじてプロの矜恃を見られたような気がしました。

前菜もハム、といいつつ、薄っぺらい紙のようなお肉が一枚載っているだけ。これはいただけない。鮮魚のカルパッチョの野菜のボリュームとのバランスがあまりに悪かったですね。残念。

とはいえ、メインに選んだぐじ(甘鯛)のポワレは、いわゆる鱗焼きの手法で仕上げられていて、皮目も美味しく、大満足のお味でした。

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さらに続いて追加注文したデザートが「モンテビアンコ」(イタリア語でモンブラン!)で、これが現代風の解釈で作られた軽い軽いモンブランで、シェフの実力を感じるのでした。

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パンも自家製でいくつかつくっているようで、炒めた玉ねぎが埋められたパンや柚子のパンなど、色々とあってどれも美味しかったです。

この日はグラスワイン3杯をつけてもらえるというコースにし、食前酒のキールロワイヤルで一杯、他に二種の白ワインを頂きました。
白ワインはまずまずでしたが、どれも抜栓して数日は経っていたようで、フレッシュなものがいただけずこの点も不満が残りました。

ディナーよりランチの一番リーズナブルなコースを狙ってくるのが正解のお店かもしれませんが、一度きりの経験なので、再度ディナーもチャレンジしたいと思います。


(いただいたもの)

ワインのコース

(食前酒:キールロワイヤル)

・季節のスープ:さつまいものポタージュスープ(きのこのカナッペと)
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・前菜:自家製黒豚のロースハム(玉ねぎのパンと)
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・パスタ:牡蠣と九条ネギのカルボナーラ(フォカッチャと)
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・メイン:ぐじのポワレ、アサリのサフランソース(柚子のパンと)

(グラス白×2:ソアベクラシコ、エトナビアンコ)
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追加で…
・デザート:モンテビアンコ

テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

イル チリエージョ(京都・蛸薬師烏丸東入)

京都滞在最終日、お昼はある意味ノープランでしたが、偶然入った書店で見た雑誌にあったお店に惹かれて、直接訪問し、こちらでのお昼とあいなりました。

ほんの数分前まではお店の存在すら知らなかった場所に身を置いて、これからの食事に思いをはせるのは不思議な気分でした。きちんとしたお店はずっと前から予約をしていくのが習慣になっていたもので。

しかしこの日のお店との出会いはとても素敵なものでした。

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店は小さなビルの二階にあって、こぢんまりしていますが、しつらえやサービス、お料理の内容を見る限り志ははるか高い所にあることがわかるのです。
きっとここで成功されたら、さらに大きい場所で、さらにゴージャスなメニューで勝負していくのだろうなというシェフの心意気が感じられるお店でした。

素敵な同伴者のおかげもあって、あわただしいながらもとてもいい記念になりました。

時間がないことをサービスの女性(シェフの奥様?)に伝えると、色々と心配りをしていただき、こちらの都合でデザートを頂かなかったにもかかわらず、その分をコース料金から値引いてくれました。細やかな心遣いを感じ、このお店とのこれからのご縁を思いました。また是非折に触れてうかがいたいなあと。

もちろんお料理がよくなければその思いには至らないのですが、いただいたお料理は、時に季節を感じさせ、目でも舌でも楽しませてくれる申し分ないものでした。調理がとても丁寧ですね。

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バターナッツ(かぼちゃ)の冷たいスープとモッツァレラのミニトースト、半生の秋刀魚の入ったサラダ、魚介のラグーのパスタ、奥丹波の地鶏、すべてが同じように美味しかった。写真はサンマの入ったサラダになります。

中でもパスタ、店で食べていてもこれ家で作れるなと思うことがしばしばですが、ここのパスタは家で作るのは厳しいなと思わせる何かがありました。旨味、油どれも極上でした。

京都に住まっていたならば、きっと季節に合わせてうかかがうことになるのだろうなという名店。
最後の最後にあった偶然の出会いに万歳、のお昼でした。


(いただいたもの)

お昼のコース

・つきだし:モッツァレラのミニトースト
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・スープ:季節のスープ(バターナッツかぼちゃの冷製スープ)
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・サラダ:北海道産新サンマパデッラ、季節の有機野菜のサラダと共に バルサミコソース

・パスタ:しらすと魚介のラグースパゲッティ サフラン風味
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・メイン:奥丹波地鶏のロースト、くるみのソース
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→メインは三種類(魚1,肉2)から選択。ものによっては追加料金あり。

食後のお茶:ハーブティー →もちろん、コーヒー、紅茶もあります。


イルチリエージョイタリアン / 烏丸駅四条駅(京都市営)烏丸御池駅


テーマ : こんなお店行きました
ジャンル : グルメ

Iconic* (Tokyo) アイコニック(銀座二丁目)★

久々のイベントで念願かなってアイコニックへ。ひらまつグループのアソブランドの中ではややカジュアルなお店かもしれません。ジャンルで言うとイタリアンになります。それでも銀座の一等地にあるビルの最上階を一店舗で占めていて、バーも併設しているなど存在感は抜群。銀座で覚えておいて損はないお店でしょう。

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通されたのはティファニーやブルガリのビルが見える窓側の席。眺望は今ひとつでも、銀座の夜景ともなると気分は上がります。

以前はコンランブランドでスタートした同店ですが、アソブランドに入って見事に一ツ星獲得。この日はその実力を堪能いたしました。

最初の受付の不手際はともかくも、サービス陣にぬかりはなく、お料理も味、盛りつけ含めて満足のいくできでした。グランドメゾン級のお店では当たり前のことですが、お皿に料理人の指の跡が全く残っていない!これ日本では驚異的なことです。

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この日のスタートは通された時点から食前酒のクレマンドゥブルゴーニュで。なくなればいくらでもつぎに来てくれます。二杯目はクレームドゥカシスをたらしてもらい、キールロワイヤル風にいただきました。

この日のお料理はお決まりですが、新作のお披露目のような位置づけの会でもあったようです。冷温の前菜二皿、魚(パスタ料理で)、肉とデザートという久々のフルコース。お皿の上は現代風で自分好み。とても美しい盛りつけで、一ツ星というのは納得です。

冷たい前菜の魚介の燻製のお料理はカクテルグラスで。味はとてもいいですが、色合いがやや美しくないですね。その点が残念。一応総支配人にその点伝えましたが、改良されることはあるのでしょうか。

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次の温かい前菜のフォワグラが少量で適切な量でした。焼き加減がとてもよく、栗の甘いソースとも良く合っています。

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パスタは今ひとつカスベ(エイですね)のよさが伝わってきません。もちろん全体としては美味しいのですが、塩気が多かったように感じました。

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鴨肉のローストは、陰の主役は実は季節のポルチーニ茸だったのではと思います。贅沢にソースに使われ、リゾットにも入っています。これに合わされたのが、イタリアのブドウ品種というbarberaを100%使ったピエモンテ(アルバ)の赤ワイン。あまり強くなく、美味しいお酒でした。

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デザートについては、主役のチョコムースの香りが高いこと。ありきたりではなく、最後まで堪能でき大満足です。

久々の特別な時間。銀座にはとても気持ちよく美味しいものをいただける場所が沢山ありますね。
次の機会はいつになるかわかりませんが、また一つの定番を見つけた幸せな夜でした。


(いただいたもの)

おまかせのメニュー

・冷前菜:甘海老と帆立貝の軽い燻製 スモークをかけたフレッシュトマトソース 牛蒡のピューレを添えて

・温前菜:フォアグラのソテー 栗のコロッケと共に

・魚料理(パスタ):カスベと黄ニラのタリオリーニ カスベのムニエルを合わせて

・肉料理:シャラン産鴨胸肉のロースト ポルチーニ茸の香り

・デザート:コーヒー風味のチョコレートムースとキャラメルのアイスクリーム

・コーヒー、小菓子

・パン →名物のホイップバター二種(プレーン・スモーク)付き


飲み物

・スパークリング:2008 Crémant de Bourgogne Blanc Brut "Millesime" Veuve Ambal
・白ワイン:2009 Albizzia Chardonnay Marchesi de Frescobaldi
・赤ワイン:2008 Barbera d'Alba Corino


アイコニックイタリアン / 銀座一丁目駅銀座駅有楽町駅


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ジャンル : グルメ

タロス(渋谷・道玄坂)

珍しく渋谷ランチ。とても急いでいましたが、それでもせっかくだからと前から気になっていたサルディーニャ料理店へ。

夜は志があるようですが、ランチは若者が取り仕切っていてなんともあぶなげなサービス。対応。

パスタはアルデンテでとても美味しかったですが、貧弱な内容(トマトやコーン、レタスすらなし!)ならサラダビュッフェなどしないほうがよいでしょう。また、ビュッフェでは使用済みのお皿が平気で重ねられていて、衛生観念に疑問符でした。

ドリンク(アイスコーヒー)はそこそこちゃんとしていたので、東京にしては価格と内容のバランスはぎりぎりとれているのかも知れませんが、あまり満足感はありませんでした。

それでもこの店の唯一の徳は全席禁煙ということでしょうか。

色々と書きましたが、夜はもっときっちりしたサービスやら内容なのかもしれず、いずれいつかは一度は行ってみたいなあと思っています。


(いただいたもの)

ランチパスタのセット(ビュッフェサラダ、オイルベースのスパゲティ(玉ねぎ、豚バラ)、ドリンク)

タロスイタリアン / 渋谷駅神泉駅


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ジャンル : グルメ

チケッテリア ピコリット(神楽坂)

ブログではできるだけお店のネガティブな記事は書かないようにしていたのですが、この日は例外的に書くことにいたします。神楽坂について深く知りたい方のみ続きをお読み下さい。

よく言えばこだわりをもった店主が、自分の好きなように、自分がヨーロッパで見聞きし食べてきた、あるいは習ってきたことを開陳している場所なのでしょう。

それでもメニューを見ても今ひとつぴんとこない並び。
メインの数々のお肉料理より高いマルゲリータピザ。パスタが2000円近くしながら量が極少だったり、フライドポテトが食事のメニューにいきなり入っていたり。かといって小さいポテトを四等分に切って揚げただけの代物。
またサラダがすべて1000円以上の値付け。そうかと思えばデザートが極端に安かったり。全てにおいてどうもごちゃ混ぜの印象でバランスに欠けるがぬぐえなかったです。

また、ドリンクメニューで一番安いアルコールがハイネケンの瓶ビールでした。そしてワインはというと、このクラスの店にしては分不相応な値付けのグラスワインのみが五種類揃っていました。
一方で、ビールもワインも薄張りのとても質の高いグラスでの提供で、分不相応で行き過ぎの感がありました。ここでもバランスの欠如を感じます。

注文したフライドポテトも量が少なく、その破格な値付けの根拠について頭をひねると、自家製のシナモンとレモンの入ったマヨネーズでしょうか。しかし驚くべき値段でした。

パスタについては手打ちとのことでしたが、まず量が少なく話になりません。その上ゆで加減が何故かアルデンテなのでしょうか、硬くて生パスタゆえにむしろ粉っぽい感じになっています。ソースが全く馴染んでいません。また、そのソースも全くといっていいほど風味が感じられず、塩気もなく、中途半端な味。正直これだけ美味しくないパスタにはまず出会えないレベルでした。値段もまた驚きです。

なんとも残念な皿の数々!

正直再訪はありえません。これまでよく営業がもちこたえているとさえ感じます。経営のことはあまり頭にないのかもしれません。

神楽坂でイタリアワインを楽しむ文脈なら、こちらを忘れて、テンカラーズの方を断然お勧めいたします。

さらに後日談が…

もらってきたレシートを見たところ、ワインは言っていた値段より高い値段が書いてあり、愕然。
さらには合計額が改ざんされていて、意味不明の金額が加算されていました。すぐに気づかないくらいですから微々たる金額ですが、店の信用に関わりますよ。こうしたことで失ってきたもの、多すぎるでしょう。


(いただいたもの)

・おつまみとして:フライドポテト、自家製マヨネーズ
・パスタ:自家製パスタ、ポルチーニとフォワグラのクリームソース

お酒
・瓶ビール(ハイネケン)
・グラスワイン(白)(北イタリアのリースリング)

テーマ : こんなのがあったなんて!!
ジャンル : グルメ

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Author:VV George VV

La marque "***", "**","*"
signifie des étoiles de
Michelin au moment de la
visite.

長期フランス滞在中、さる”グランドメゾン”(高級料亭)での午餐を契機に”ガストロノミー・フランセーズ”(フランス流美食)に開眼。
爾来、真の美食を求めて東奔西走の日々。

インスタグラム始めました!→https://www.instagram.com/george_gastro/

* お店の名前脇の★はミシュランガイドでの星による評価(訪問時のもの)に対応しています。

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