Journal Gastronomique de George じょるじゅの　　ガストロ日誌

神楽坂の「白銀」にあるこぢんまりとした日本酒のお店へ。久しぶりに美味しい日本酒が飲みたくなりました。

白銀とはいっても神楽坂上の交差点から少し入っただけの場所で、店は大久保通りに面しています。しかし入口は小さく、初めてだと入りにくいかも知れません。

この日は週末にも関わらず先客は一組だけ。会話の内容からすると汐留にある某テレビ局の方々のようでした。いろり席を囲んでいて大分お酒も進んでいて楽しそう。
遅くになって二組ほどお客さんが来ましたが、いずれも常連さんという感じでした。

一人飲みはあまり経験がありませんが、たまにはいいでしょう。嬉しいことにここは一人で飲める環境が抜群に揃っています。
まず、その日のおまかせのコースがお手頃な値段であり、お酒も利き酒セットで頼めば三種類を良心的な価格で飲めます。利き酒といってもグラスになみなみ注いでくれます。

日本酒のお店だけあって揃えはよく、季節によって変わるのでしょうが、渋いセレクションでメニューを見ているだけでも楽しいです。
この日は三種類をすべて生原酒でいきましたが、それぞれに味わいが異なりよい発見となりました。
中でも百楽門が大変香ばしく好みでした。

お料理はありきたりではなく、日本酒に合わせた日替わりとおぼしきお料理で、結果魚介がほとんどですが、最後までとても楽しめました。店主は日本料理の修業を積まれた方のようです。
天ぷらは揚げたてだったこともあり、大変美味しくいただきました。

店内はやや雑然としていて、カウンターは間に合わせ程度の大きさでこれは残念な点でしょうか。
また店主はぼくとつな感じですが、親切にしてくださいました。作務衣など着ていらっしゃるとなお場の雰囲気がなお良いかなと勝手に思っていました。

ちょうどオリンピック男子フィギュアの行われた日で、大画面で放映されていて一人でも退屈しませんでした。一人でも十分楽しめる場所であることがわかりましたので、これから折に触れてうかがいたいと思います。


（いただいたもの）

つきだし：ツブ貝

おまかせコース
・お造り：太刀魚、糸撚鯛、ツブ貝
・焼き物：鰆　→　ふっくら焼き上がっていて美味
・お鍋：鰊の白子、筍、豆腐
・揚げ物：宍道湖の公魚（わかさぎ）の天ぷら　→　粉山椒と塩でいただきます
・わらびのおひたし

お酒：エビス生（小）、利き酒セット（百楽門（奈良）、益荒男（石川）、旭若松（徳島））　→　日本酒はいずれも生原酒

恒 （居酒屋 / 神楽坂駅、牛込神楽坂駅、飯田橋駅）
★☆☆☆☆ 0.0

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